日本が世界に誇る激情系ハードコアバンドheaven in her armsと
シンガポールのyumiのスプリット。
お互い一曲づつの7インチ盤。
ダウンロードコード付きで蓄音機無くても安心設計。
お値段も八百円とかなり良心的でgoodだった覚えがある。
最近ロシアツアーの動画見てヘブン熱が再来して来たので今更ですがレビュー。
まずyumiのenpty circlesについてですが、まあ普通に激情って感じ。
アルペジオが奇麗、泣きのギターがエモい。
中盤のちょっと加速する展開のところのオクターブ奏法がやっぱ好き。
トゥルルルルーってのがいいよね。
最後はアルペジオでシャレオツに締める。
そしてheaven in her arms
前作の幻月でダークでダウナーな雰囲気を更に押し出し、
コレでもかという鬱サウンドにたどり着いた彼ら。
そのまま暗黒へ突き進むかと思いきや、
一個前のaussitot mort(オ-シトットモ-ト?オ-シタットモルト?) とのスプリットでは一転して、
メタリックでカオティック成分高めな勢いある攻めのサウンドに変化した。
まだまだ可能性を感じさせる引き出しの多さにワクワク。
そして今回はまた新たな方面へ開花。
白夜の再結晶
雰囲気あるアンビエントな感じから始まり、壮大な幕開け。
ギターの音の奇麗さが最高。
更に空間を意識したサウンドへ。
いろんなエフェクトを多用し、すさましい巨大感を構築してます。
繰り返されるフレーズがだんだんと盛り上がりを見せる。
鉄琴ぽい。
今回は暗黒ではなく、壮大、鮮麗というワードが似合う曲。
同時にドラムの盛り上げ上手感が最高。
そして語りかけるようなポエトリーリーディング。
歌詞がアレでも突き抜けたら聴けちゃうよね。
後ろの方でウジョウジョ鳴ってるキレた猫の声みたいなボンバー待ち演出が堪らない。
そして爆発と共にいつもの絶叫!
たまらん!報われる!
段階的に盛り上げるあの感じはライブで見たら鳥肌モンだろう。
完全にネクストレベルいっちゃってますねー。
もう完全に独自のサウンドを構築してますよ。
ジャンル「ヘブン」として成り立ってますね。
スプリットで勝ち負けとかあんまどうでもいいんですが、今回は完全にヘブンの勝ちです。
いやー、こうなってくると今とってるらしいアルバムが楽しみですねー。
ツイッターによると年内には出せるらしい。
めちゃくちゃ期待。