ポケモンっぽいキャラ達が書かれていたが、よく見ると所々マイナーチェンジしている。
ベースは完全にそのポケモンなのだが、
どうでもいい模様が付いていたり、存在しない触手が生えてたりと完全に蛇足アレンジだった。
例えば、ピカチュウがハリネズミっぽくなっているなどイミテーション全開なのだ。
「それってポケモンなの?」
当時一世風靡していたポケモン。
でもよく見ると偽物っぽい。
そのような疑問を持った僕は興味が止まらなかった。
僕のポケモン愛は相当なものだったので、そのTシャツを見るや否や反応するのは当たり前だった。
その子曰く、ポケモンではなくマジモンらしい。
「ポケットモンスター」では無く、「マジックモンスター」なのだと主張し始めた。
勿論、現在蔓延る「マジモン」名義のスロットやソシャゲーとは別モノである。
金銀が出るぐらいのときの話。
まあ、速い話がパチモン。
当時はポケモンの亜種的な奴は珍しくはなかったのだ。
しかし、ライセンス的にアウトな偽物は初めて見た。
だってどう見てもポケモンだもの。
孫を喜ばせようと、何も知らないおばあちゃんが買って来たと思うと切ない笑
今になってそんな悲しいストーリーがそのTシャツに浮かぶ。
まあそんな切ないエモい話なんだけど、
「マジックモンスター」という存在がその後もかなり気になっていた。
インターネットに出会ってからもいろいろ頑張って探したが、全く情報は出ない。
もちろん当時の友人達に聞き込み調査もしたが、全然ダメだった。
こんな広大なインターネットの世界でも分からない事はあるのだ。
非常に切ない。
伝説の偽物を探して未だに旅を続けてます。
情報随時募集中。