スーパー銭湯は素晴らしい。
2000円以下程度払えば風呂にも入れて、酒も飲めて、ぐっすりと横にもなれる。
ダラダラと風呂上がりに携帯構うのもいいし漫画とか雑誌を読みふけるのもいい。
外出先でこんなに家のようなリラックス状態を追求できる場所はここぐらいじゃないだろうか。
外に出ると人は歩くか座るか待機するぐらいしか選択肢がない。
ちょっと時間ができて暇を潰したい時などはカフェに入るという選択肢もあるが、あれは完全休憩ではなく、一時的な小休止に過ぎず逆にストレスになってしまう。
カフェで時間を潰すほど無益な行為はない。
結局立ってるのが辛いから金を払い座りに行き、約束の時間まで「無」を体感する。
もちろん、その間に読書や学習など余暇活動に充てることもできるが、結局根源的には「時が過ぎるのを待つ」というのを誤魔化す行為でしかないのだ。
僕なんかはそういった時間は必ずお風呂で過ごすことにしている。
お風呂の効果は絶大だ。
あっという間に時間が過ぎるし、気分や脳もシャキッとして新たな気持ちになれる。
そしてサウナなんかあると最高だ。
サウナは完全に合法ドラッグだと思う。
まずサウナに我慢の限界まで入って、水風呂に飛び込む。
最初はひやっとするが次第にじっとしていると身体内部からの熱を感じてきて、自分の体温を実感できる。
そうなったら一旦水風呂から脱出し、すぐさまサウナに突入。
1回目のサウナとは違い、心地よい暑さに包まれる。
そしてまた汗が出てくるまでサウナで粘り、水風呂突入というループをしばらく繰り返すうちに凄まじいトランス状態がやってくる。
トランス状態で水風呂に浸かった後は近くのベンチに腰掛けて全身を弛緩させる。
上を向いたりするとしっかり頭がクラクラしてきて、目が回る寸前までいくのだが、その状態をキープし続けると全身の血流を実感でき不思議な多幸感に包まれていく。
一種の瞑想状態に近いかもしれない。
急激な温度変化を繰り替えすことにより人間は「何も考えない」という状態に手軽に陥ることができるのだ。
多分、結構肉体的にはギリギリの状態に持って行っていると思うので健康的には全く良くないと思う、しかし、サウナとはそういった中での精神の健康を活発化させることが最終目的なのである。
そして風呂上がりの脱衣所の開放感。
なぜあんなにも風呂屋の脱衣所というのは心地よいのか。
サウナがない風呂であってもあの開放感は必ず味わえるし、自宅では絶対に再現できないフリーダムな心地よさがある。
そして懐に余裕の後はマッサージとか行っちゃったりする。
風呂上がり後のマッサージの効果はすごい。
人に体を抑えてもらうだけでこんだけの気持ち良さを得れてしまうんだから。
しかも、どんなに眠くなくても必ず意識が朦朧としてしまい寝てしまうのだ。
しかし、マッサージの残念な点は終了後に必ず起こされてしまうとこである。
あのまま、しばらく眠りにつけたらほんと完璧なアトラクションなんだけど、そんなことはどっかの金持ちの自宅でしか実現できないだろう。
そして風呂上がりのカラカラの水分の状態でそのままビールを飲み干す。
「喉が開く」という現象をこの上なく実感できる。
ビールが苦手な人なんかはこの肉体状態に持って行ってからビールに是非トライしてほしいものである。
とにかくビールが一瞬で体内に入ってしまうのだ。
750mlという水分量としても普通に一気飲みするのは非常に辛いがこの時のビールだけは別格である。
もう一個おすすめしたいのが空腹状態でビールに挑むことである。
まあ空きっ腹は酔いが回りやすいというのもあり、弱い輩にはあまりおすすめしないのだが、ビールに含まれる麦の旨味なんかを本当に実感できる。
感覚が研ぎ澄まされ肉体がビールを「栄養素」として捉えるため、単なるアルコール飲料ではなく「食品」と認識するのだ。
これはかなり感動する体験なのでお試ししてほしい。
程よい酩酊感がやってきたら今度はタバコを吸いに喫煙所へ。
風呂上がりのタバコほど台無しなものもなく勿体無いような気がするけど、タバコの旨さも別格である。
ヤニクラとは違う心地よいクラクラ感を体感することができ、立っていられないような状態になる。
おそらくサウナ風呂マッサージにより全身の血流が一気に流れ、そこにアルコールとニコチンという有害物質を流し込むことにより、身体が一種の拒絶反応を起こしているのだろう。
もう気持ち悪くなる紙一重のレベルの気持ち良さだが、なかなか癖になる。
フラフラになったらお昼寝ルームに行こう。
何も気にすることなく圧倒的な睡眠が取れるだろう。
風呂上がりの昼寝ほど心地よいものはない。
あの起きた瞬間の休まった感覚はやはりスーパー銭湯でしか味わうことができない。
全身ボーッとしていて脳が回らない状態というか、子供の頃の寝起きの感覚を思い出す。
人間は心地よさを求めるためにいろんな手を用いて退化しようとしているのかもしれない。
その後はダラダラするなりさっと切り替えるなりなんでもいいのだが、スーパー銭湯の中にはそのまま宿泊できるという24時間営業的な場所も存在する。
もうどうにでもなれって感じる時はそのまま一泊してしまうと最高だろう。
飯だって風呂だって完璧なものが準備されているし、この空間には癒しを求めた善人しか存在しないのである。
こんなにも他人が交わる空間で他人を意識せず過ごせるは素晴らしい。
特に女性なんかがすっぴんでウロウロしてしまうと、普段は見せない姿にテンションが上がってしまう。
人間の素の姿が観れる場所ってのはスーパー銭湯か家ぐらいしかありえないのだ。
普段せかせかと働いていそうな人々もカッコつけて物思いに耽るわけでもなく、完全に油断のダラダラが見ることができる。
人類の理想的な空間がここには広がっている。
一泊するとなかなか不思議なテンションになる。
やることなんて特にないけど、それでもこの空間が延長できるというワクワク感でいっぱいになるのだ。
泊まる気ないのにスーパー銭湯きちゃって、ノリで止まっちゃった時なんか制限されたコンテンツが解放されたようで気分が高まる。
そして安定の睡眠を果たして夜は明けていく。
きっと心地よい睡眠を達成することができるだろう。
起きたらもう一回お風呂とサウナに行ってみてほしい。
特に朝サウナは非常にオススメである。
寝起きのうとうとの状態で監禁されると不思議なフワフワとした意識と無意識の奪い合いみたいのが発生して、この世とあの世の境目みたいな状態になる。
汗かいてきて辛いから出たいんだけど、眠たいし動くの怠いからじっとしていたいみたいな。
そしてもう一度水風呂に突入することにより、朝特有のモシャモシャ感が全て腫れてしまうのだ。
そのまま仕事に行ってもいいし、ゴロゴロしてもいい。
朝にサウナというのは一日中爽快感が続き気分良く日常を送ることができる。
風呂というのはやはり朝入るべきである。
僕なんかは外出時は必ずシャワー等でひとッ風呂浴びてから世の中に繰り出していくのだが、その爽快感の持続性はクセになる。
それがサウナを使って味わえるんだからこんな至福なことはない。
とにかく将来の夢は「スーパー銭湯みたいな家を建てること」に尽きる。
あれが家にあったらどんだけ楽しいことだろうか。
正しい金の使いどころってこれだと思う。
もしかしたら既存のスーパー銭湯たちもそういう金持ちたちの思いが発端かもしれない。
利益を上げるために一般市民に解放しているだけで、本来の建立の目的は金持ちの個人的な欲求に基づくものかもしれない。
早くあの場所に行きたい。
2018/10/08
2018/10/05
仮想通貨でどんだけ損失を出したか回顧する
2017年末ごろから仮想通貨バブルというのが起きました。
2018年年明けとともにそのバブルは膨張していき各種メディアでは「億り人」とも名付けられ新たなテクノロジーと富裕層の誕生に、暗い現代社会に新たな投資コンテンツとして非常に注目されたものです。
しかし、そんなバブルもすぐさま崩壊。
記憶にも新しいcoincheckのXEM流出騒動。
そんな煽りを受けビットコインを始め各種仮想通貨たちは一時期の価値を一気に失ってしまいました。
僕もちょうどバブル天井で仮想通貨参入を決め、日々ワクワクな思いだったんですが、投資してからすぐさま崩壊という体験をしてしまい完全に損失を出してしまったトホホな小市民でございます。
しかし、儲けて売り抜けた話はネットの中でも多数ありますが、大損こいたエピソードたちはあまり聞かれないものです。
他人の不幸は蜜の味と形容されるように、世の中は人の不幸話が大好きなのにそういうお話たちはなかなか出てきません。
今回は、自戒の意味を込めて僕が仮想通貨でどんだけ損失したかについて書き連ねて生きましょう。
これが現在僕がコインチェックにて保有している全仮想通貨の推移です。
今年の1月始めに仮想通貨取引をなけなしのボーナス貯金25万程度でスタートさせています。
ビットコインを始めコインチェックで扱う各種仮想通貨を満遍なく
最初はもちろんバブルの恩恵を受けまして1週間程度で30万近くまで高騰し、約5万円程度の利益を手軽に得ることができホクホクの思いでした。
特に自分の中でアツかったのがのちに流出騒動から大暴落を起こすこととなるご存知・XEM。
そして、その送金能力の高さから、投機手段ではなく決済目的で伸びると絶大な信頼を置いていたLTCに絶大な信頼を寄せていました。
そしてネットの仮想通貨情報を読み漁り、ギャンブル性の高い「草コイン」という博打にも手を出してしまいます。
草コインというのはざっくり説明すると「まだ価値はないけどこのブームにより一晩で何百倍以上も価値を出す可能性のある2軍コイン」の総称であり、バブルの頃はそのような大化けコインが多数あったものですから、そちらにも全力投資していたのです。
coinexchangeという海外の草コイン取引所を見つけ出し、コインチェックのライトコイン10万円分を全て草コインに変え、10銘柄程度を1万円分づつぐらい購入したのです。
もちろん現在は全て爆死しその価値は暴落しておりますのでいかに無策だったのか分かる画像です。
そして皆さんご存知XEM流出。
僕は流出被害には幸い合わなかったのですが、その後コインチェックはXEMの取り扱いを停止いたしまして、5万円分程度保有していたのですが、その半額である2万5千円程度で払い戻しになるという価値半額でXEM取引はフィニッシュとなります。
そして各仮想通貨はその煽りを受け大暴落。
最初の画像のナイアガラっぷりからも分かるように一瞬にして30万程度の価値が3万程度まで落ち込み現在に至るといった具合です。
その頃には現実逃避を込めて仮想通貨にすっかり興味を失っておりました笑
そしてこれが2018年10月現在リアルタイムでの保有通過です。
各種通貨保有していたのですが、なんか整理したくなってビットコイン・ライトコインの2つに絞って頑張っています(というかコインチェックは取引制限があるのでこの二つぐらいしか購入できない)
30万分が3万円という凄まじい爆死具合ですがこれでもまだ第二のバブルを信じて保有していく所存でございます。
そして爆死に爆死を遂げた草コインですが、
債務整理を兼ねまして各種草コインからは堂々の撤退。
なんとなくまだ好きなLTC・なんか伸びそうなEOS・そして国産コインでまだ運営が頑張っているNANJコインの三つに絞りまして細々とムーン狙いの保有をしている次第でございます。
これも10万円分が現在1万円程度まで大暴落していますのでコインチェック保有と同じような比率で損失でございます。
そのほかにも各種ICOや専用取引サイトでの草コインに手を出したりしてそのコインの行き先すらも把握できない自体となっており、多分その分たちで2〜3万円程度の損失を出していると思われます(もうどうせ損してるから追う気力もない)
ということでざっくりとまとめるとおおよそ25万円分の投資をして、現在保有額で4万ちょっとなので、20万円は確実に損をしているということができるでしょう。
まあこっからさらに化ける可能性もあればしぼんでいく可能性もあります。
しかし、通貨の価値が0になったわけではないので、ブロックチェーン技術というのはある程度優秀なものです。
こっからあの時のように短期的な爆跳ねは望めませんが、せめてじわじわと価値を戻し、プラマイゼロまではいってほしいものです。
これがブームに乗ったバカの顛末でございます。
2018年年明けとともにそのバブルは膨張していき各種メディアでは「億り人」とも名付けられ新たなテクノロジーと富裕層の誕生に、暗い現代社会に新たな投資コンテンツとして非常に注目されたものです。
しかし、そんなバブルもすぐさま崩壊。
記憶にも新しいcoincheckのXEM流出騒動。
そんな煽りを受けビットコインを始め各種仮想通貨たちは一時期の価値を一気に失ってしまいました。
僕もちょうどバブル天井で仮想通貨参入を決め、日々ワクワクな思いだったんですが、投資してからすぐさま崩壊という体験をしてしまい完全に損失を出してしまったトホホな小市民でございます。
しかし、儲けて売り抜けた話はネットの中でも多数ありますが、大損こいたエピソードたちはあまり聞かれないものです。
他人の不幸は蜜の味と形容されるように、世の中は人の不幸話が大好きなのにそういうお話たちはなかなか出てきません。
今回は、自戒の意味を込めて僕が仮想通貨でどんだけ損失したかについて書き連ねて生きましょう。
これが現在僕がコインチェックにて保有している全仮想通貨の推移です。
今年の1月始めに仮想通貨取引をなけなしのボーナス貯金25万程度でスタートさせています。
ビットコインを始めコインチェックで扱う各種仮想通貨を満遍なく
最初はもちろんバブルの恩恵を受けまして1週間程度で30万近くまで高騰し、約5万円程度の利益を手軽に得ることができホクホクの思いでした。
とある日のスクショ。XEMとLTCが一押し銘柄という先見のなさ。 |
そして、その送金能力の高さから、投機手段ではなく決済目的で伸びると絶大な信頼を置いていたLTCに絶大な信頼を寄せていました。
そしてネットの仮想通貨情報を読み漁り、ギャンブル性の高い「草コイン」という博打にも手を出してしまいます。
草コインというのはざっくり説明すると「まだ価値はないけどこのブームにより一晩で何百倍以上も価値を出す可能性のある2軍コイン」の総称であり、バブルの頃はそのような大化けコインが多数あったものですから、そちらにも全力投資していたのです。
草コインオールスターズ。現在は全て爆死しています。 |
もちろん現在は全て爆死しその価値は暴落しておりますのでいかに無策だったのか分かる画像です。
そして皆さんご存知XEM流出。
僕は流出被害には幸い合わなかったのですが、その後コインチェックはXEMの取り扱いを停止いたしまして、5万円分程度保有していたのですが、その半額である2万5千円程度で払い戻しになるという価値半額でXEM取引はフィニッシュとなります。
そして各仮想通貨はその煽りを受け大暴落。
最初の画像のナイアガラっぷりからも分かるように一瞬にして30万程度の価値が3万程度まで落ち込み現在に至るといった具合です。
その頃には現実逃避を込めて仮想通貨にすっかり興味を失っておりました笑
そしてこれが2018年10月現在リアルタイムでの保有通過です。
各種通貨保有していたのですが、なんか整理したくなってビットコイン・ライトコインの2つに絞って頑張っています(というかコインチェックは取引制限があるのでこの二つぐらいしか購入できない)
30万分が3万円という凄まじい爆死具合ですがこれでもまだ第二のバブルを信じて保有していく所存でございます。
そして爆死に爆死を遂げた草コインですが、
債務整理を兼ねまして各種草コインからは堂々の撤退。
なんとなくまだ好きなLTC・なんか伸びそうなEOS・そして国産コインでまだ運営が頑張っているNANJコインの三つに絞りまして細々とムーン狙いの保有をしている次第でございます。
これも10万円分が現在1万円程度まで大暴落していますのでコインチェック保有と同じような比率で損失でございます。
そのほかにも各種ICOや専用取引サイトでの草コインに手を出したりしてそのコインの行き先すらも把握できない自体となっており、多分その分たちで2〜3万円程度の損失を出していると思われます(もうどうせ損してるから追う気力もない)
ということでざっくりとまとめるとおおよそ25万円分の投資をして、現在保有額で4万ちょっとなので、20万円は確実に損をしているということができるでしょう。
まあこっからさらに化ける可能性もあればしぼんでいく可能性もあります。
しかし、通貨の価値が0になったわけではないので、ブロックチェーン技術というのはある程度優秀なものです。
こっからあの時のように短期的な爆跳ねは望めませんが、せめてじわじわと価値を戻し、プラマイゼロまではいってほしいものです。
これがブームに乗ったバカの顛末でございます。
2018/10/04
多分もう二度と出会えないであろう外国人たち
今の時代各種SNSで繋がりがあるし、若い人なんてのは幼少期からそういったものが整備されきった世の中なので、今まで出会ってきた人々全員をネット経由で探そうと思えば探せるみたいな人も多いんじゃないかと思う。
僕も高校あたりからmixiをはじめそういうネットにリアルが介入してきた世代であるし、ネットストーキング的に知り合いのSNSアカウントを特定したりするのが人には言えない趣味だったりする。
(最近だと電車でスマホ構ってる人の画面覗き見して、そっからそいつを特定して交友関係等調べて1人でニンマリするという陰湿で非生産的な趣味も覚えました)
まあ最悪ネット経由でそいつの現状が知れなくても地元の友人だったらそいつらをしらみつぶしに当たれば現状何やってんのか確認できるし、最悪、探偵とかそういうツールを利用することによって個人の現状特定は可能である。
しかし、それが短期間日本に滞在していた外国人ならどうだろうか?
ギョームくんという外国人が我が家にホームステイしていたのは僕が幼稚園に通ってたぐらいだったと思う。
父の会社の関係で1週間ぐらい我が家に滞在していた。
別に特別に何かするわけでもなく、「日本の一般的な家庭を知る 」みたいなコンセプトでの短期ステイだったんだと思う。
幼少期の思い出なのでそんなに記憶がないが、寿司を食べたことと一緒に家族でカラオケに行ったことを覚えている。
ギョームくんと話した記憶すらないし、そもそも日本語が通じたような気配さえもない。
というかギョームという名前自体フランス圏の人間の名前らしいし、日本人特有のカタコト英語で最低限のコミュニケーションみたいなレベルだったのかも怪しいのである。
こういう記憶の奥底にいる外国人を大人になってからふと思い出した瞬間に凄まじいノスタルジーを感じざるを得ない。
当時の記憶はほとんどないし、ギョームくんにとっても大した記憶になってないエピソードだと思うし、多分幼稚園児だった僕のことを記憶の片隅にもない人生を過ごしているだろう。
しかし、僕はギョームくんが今どうやって生きているのかが猛烈に知りたくなってしまうのだ。
もちろんこの広大なインターネットの世界でしてもそのつてはない。
実家に戻って、写真やギョームくんのフルネーム等分かる資料があればまだそれを元に具体的捜索可能なのだが、そこまで熱量を持って捜索する気概もないのである。
こういうふとした瞬間に「記憶の片隅にいたあの人」を思い出してしまうのが辛い。
子供の頃に出会い、どんな大人になっているのか想像もつかないあいつらというのが非常に魅力的なのだ。
もう1人記憶の中の外国人というのが存在する。
これも同じく幼稚園の頃に出会った人で、確かベルギー人かスイス人かどっちかの同い年の女の子であった。
どっか外国に住んでいた子で、夏休みを利用して一時的に日本のおばあさんの家に滞在し、その1ヶ月程度の期間中、近所であった僕の通ってた幼稚園に国際交流も兼ねて通っていたというような具合だったと思う。
名前は「アンベルノ・リリア」みたいなノリの発音で、これでググっても人名らしきのは該当しないのでこういうノリの類似ネームだと思う。
彼女との個人的な思い出は外国のチョコレートをもらったぐらいしかなく、しかも、お菓子持ち込み厳禁の筈の幼稚園に、我が物顔で大量のチョコを持ち込む彼女の姿に、外国人のおおらかな感性を感じてしまっただけである。
幼稚園の村社会しか知らなかった僕が初めてグローバルな視点を持てた瞬間であろう。
そして僕の同級生にオオグニくんというやつがいた。
親が警察官で本人も幼稚園児にして柔道を嗜むという無骨な日本男児で、彼はリリアちゃんに完全に恋していたのだ。
リリアちゃんがやってくるとオオグニくんはモジモジしながらも接近し、彼女との異文化コミュニケーションを楽しんでいた。
おそらく言語は通じていなかったであろうが、個人的にはハチクロ的に「人が恋に落ちる瞬間を初めて見た気がする」という感情になったので、リリアちゃんという異分子の存在は、幼稚園児だった僕に新たな視点を授けてくれた点で感謝しかない。
しかし、前述したようにリリアちゃんの滞在は夏休みの1ヶ月程度。
オオグニくんがやっといい感じになってきたところで彼女との強制的な別れは避けられないものである。
最終日はリリアちゃんが外国のお菓子とポストカードみたいなのを大量に配って回っていたのを覚えている。
そして、一夏の恋に終止符が打たれようとしている男・オオグニくんは凄まじい号泣具合だった。
リリアちゃんがその後どうなっていたかも気になるし、オオグニくんも気になる。
オオグニくんは親が警察官で転勤族だったこともあり小学校に上がるタイミングでどっかに引っ越して行った。
中学ぐらいの時に、地元の新聞のスポーツ欄で柔道大会で優勝した記事を発見して以降は完全に消息を絶っている。
まあ、立派な警察官になってそうなことを期待したい。
そしてリリアちゃんはどうしているのだろうか。
僕はリリアちゃんという存在をオオグニくんの初恋を通してしか認識していなかったが、こういう存在というのが本当に気になって夜も眠れなくなってしまう。
彼女の場合はギョームくんと違って名前の正確性も一切ないので、もう消息を追える可能性も低くなるだろう。
こういう二度と会えない彼等というのは僕が死ぬまで人生の中で定期的に思い出してしまうんだと思うと胸が悲しくなる。
そして同時に彼等は「僕」という存在を記憶の片隅にもなく、認識せずに人生を送っていると思うと切なさが爆発する。
一方通行の記憶という要素は非常にエモーショナルを掻き立てられるものです。
僕も高校あたりからmixiをはじめそういうネットにリアルが介入してきた世代であるし、ネットストーキング的に知り合いのSNSアカウントを特定したりするのが人には言えない趣味だったりする。
(最近だと電車でスマホ構ってる人の画面覗き見して、そっからそいつを特定して交友関係等調べて1人でニンマリするという陰湿で非生産的な趣味も覚えました)
まあ最悪ネット経由でそいつの現状が知れなくても地元の友人だったらそいつらをしらみつぶしに当たれば現状何やってんのか確認できるし、最悪、探偵とかそういうツールを利用することによって個人の現状特定は可能である。
しかし、それが短期間日本に滞在していた外国人ならどうだろうか?
ギョームくんという外国人が我が家にホームステイしていたのは僕が幼稚園に通ってたぐらいだったと思う。
父の会社の関係で1週間ぐらい我が家に滞在していた。
別に特別に何かするわけでもなく、「日本の一般的な家庭を知る 」みたいなコンセプトでの短期ステイだったんだと思う。
幼少期の思い出なのでそんなに記憶がないが、寿司を食べたことと一緒に家族でカラオケに行ったことを覚えている。
ギョームくんと話した記憶すらないし、そもそも日本語が通じたような気配さえもない。
というかギョームという名前自体フランス圏の人間の名前らしいし、日本人特有のカタコト英語で最低限のコミュニケーションみたいなレベルだったのかも怪しいのである。
こういう記憶の奥底にいる外国人を大人になってからふと思い出した瞬間に凄まじいノスタルジーを感じざるを得ない。
当時の記憶はほとんどないし、ギョームくんにとっても大した記憶になってないエピソードだと思うし、多分幼稚園児だった僕のことを記憶の片隅にもない人生を過ごしているだろう。
しかし、僕はギョームくんが今どうやって生きているのかが猛烈に知りたくなってしまうのだ。
もちろんこの広大なインターネットの世界でしてもそのつてはない。
実家に戻って、写真やギョームくんのフルネーム等分かる資料があればまだそれを元に具体的捜索可能なのだが、そこまで熱量を持って捜索する気概もないのである。
こういうふとした瞬間に「記憶の片隅にいたあの人」を思い出してしまうのが辛い。
子供の頃に出会い、どんな大人になっているのか想像もつかないあいつらというのが非常に魅力的なのだ。
もう1人記憶の中の外国人というのが存在する。
これも同じく幼稚園の頃に出会った人で、確かベルギー人かスイス人かどっちかの同い年の女の子であった。
どっか外国に住んでいた子で、夏休みを利用して一時的に日本のおばあさんの家に滞在し、その1ヶ月程度の期間中、近所であった僕の通ってた幼稚園に国際交流も兼ねて通っていたというような具合だったと思う。
名前は「アンベルノ・リリア」みたいなノリの発音で、これでググっても人名らしきのは該当しないのでこういうノリの類似ネームだと思う。
彼女との個人的な思い出は外国のチョコレートをもらったぐらいしかなく、しかも、お菓子持ち込み厳禁の筈の幼稚園に、我が物顔で大量のチョコを持ち込む彼女の姿に、外国人のおおらかな感性を感じてしまっただけである。
幼稚園の村社会しか知らなかった僕が初めてグローバルな視点を持てた瞬間であろう。
そして僕の同級生にオオグニくんというやつがいた。
親が警察官で本人も幼稚園児にして柔道を嗜むという無骨な日本男児で、彼はリリアちゃんに完全に恋していたのだ。
リリアちゃんがやってくるとオオグニくんはモジモジしながらも接近し、彼女との異文化コミュニケーションを楽しんでいた。
おそらく言語は通じていなかったであろうが、個人的にはハチクロ的に「人が恋に落ちる瞬間を初めて見た気がする」という感情になったので、リリアちゃんという異分子の存在は、幼稚園児だった僕に新たな視点を授けてくれた点で感謝しかない。
しかし、前述したようにリリアちゃんの滞在は夏休みの1ヶ月程度。
オオグニくんがやっといい感じになってきたところで彼女との強制的な別れは避けられないものである。
最終日はリリアちゃんが外国のお菓子とポストカードみたいなのを大量に配って回っていたのを覚えている。
そして、一夏の恋に終止符が打たれようとしている男・オオグニくんは凄まじい号泣具合だった。
リリアちゃんがその後どうなっていたかも気になるし、オオグニくんも気になる。
オオグニくんは親が警察官で転勤族だったこともあり小学校に上がるタイミングでどっかに引っ越して行った。
中学ぐらいの時に、地元の新聞のスポーツ欄で柔道大会で優勝した記事を発見して以降は完全に消息を絶っている。
まあ、立派な警察官になってそうなことを期待したい。
そしてリリアちゃんはどうしているのだろうか。
僕はリリアちゃんという存在をオオグニくんの初恋を通してしか認識していなかったが、こういう存在というのが本当に気になって夜も眠れなくなってしまう。
彼女の場合はギョームくんと違って名前の正確性も一切ないので、もう消息を追える可能性も低くなるだろう。
こういう二度と会えない彼等というのは僕が死ぬまで人生の中で定期的に思い出してしまうんだと思うと胸が悲しくなる。
そして同時に彼等は「僕」という存在を記憶の片隅にもなく、認識せずに人生を送っていると思うと切なさが爆発する。
一方通行の記憶という要素は非常にエモーショナルを掻き立てられるものです。
2018/09/28
会社を円満に辞める方法
色々怠くなってきたので新卒で入った会社を2年とちょっと勤めたぐらいで辞めることにした。
僕は一年目現場(工場・夜勤含む)である種その会社の伝統としてフォークリフトやユンボを乗り回し、2年目に経理の部署にぶち込まれ、社員400人規模なのになぜか会社全体の経理が2人(ベテランおばちゃんと僕)という体制で働かせられることとなった。
勿論、残業は月平均50時間ぐらいはあったし、決算期になると休日返上で月100時間ぐらいやっていた。
人数増やせば解決するのに全く人数を増やす気がない上司がムカついてきたので決算終わったら辞めることにしたのだ。
また、経理だけでなくPCに詳しい人がマジで1人も居ないという弱小企業だったので、システム担当(指名されたのではなく自分だけしか把握してなかったことがたくさんあるぐらいレベル低い環境なので仕方なく)もやっていて、周りのおっさんおばさんのITリテラシーを向上させるにも5年はかかると思ったのでちょっとこの先だるいだろうなと気持ちもあった。
特にシステム周りの効率化というのは、自分が行おうとしていることを相手にもやってもうらう必要があるのだが、うちの会社の人々はまず「説明の説明」がいるレベルのシステム理解力だったので、うんざりしていたのだ。
ちなみに僕が本社業務に入れられたぐらいでそれまでシステム担当をしていたおっさんがいたのだが、新システムの導入に案の定難航し、GWぐらいから飛んでしまったのだ。
多分、ある程度、自分以外にシステムがわかる若者が入ってきたから緊張の糸が切れて、どうでもよくなっちゃったんだと思う。
それまでシステムPC周りというのはそのおっさん1人が抱え込んでいて、なおかつ引き継ぎ等一切なく飛んでしまったので、最初は難航した。
それに僕は経理業務が本業でもあったので、パンク寸前であったのだ。
まあ、会社を辞める理由というのは愚痴っぽくなるし、揉めたくもなかったので何か円満に退社できる理由を探していた。
そして見つかった答えというのが「嘘をつく」ということである笑
まず会社を辞めるということを伝えるタイミングというのは「2ヶ月前」 というのが非常にいい。
残りの1ヶ月を引き継ぎに利用し、もう1ヶ月は有給全消化に充てることができる。
もし次の職が決まってなかってもその期間で転職活動を行えばいいし、決まらなくても失業保険をもらいながらダラダラ転職活動だってできるのだ。
そして重要なのが「辞める理由」である。
これに関しては「辛くて辞める」や「なんとなく」という本当の理由を言ってしまうと引き止められたり、納得されない可能性が高く、円満退社に至らないこととなる。
なのでそこで重要なのが「嘘をつく」ということである。
僕は真顔で上司に「転職先が決まって2ヶ月後にはそっちで働くことになったので辞めることにします」と嘘をぶっ込んだ笑
そうなると焦ったように上司は根掘り葉掘り次の職場について聞いてくるだろう。
ここではその嘘がバレないように設定を固めておくことが重要である。
嘘のコツとしてはいくつかあって、
①全く関係ない土地で働く②全く別の業種で働く③その転職先に決めた理由は知り合いor親族のツテであるという3点さえ守ればまずバレない。
僕の場合は大学が大阪で地元にUターン就職したので、「大学時代の友人が滋賀のシステムベンチャーで働いているので、そこに誘われて働くことにした」というリアリティある嘘をつくことによって成功した。
まず別の土地で働くというのは「環境を変えたい」とかの説得材料になるし、システム関連の業務に従事していたこともあって「そっちの道を追い求めたい」みたいな若者ならではの理由づけになる。
そしてシステムベンチャーというのがキモでIT音痴の我が社では全く別業種な分野のため、わざわざググって探すみたいなこともなかった。
一応業務内容は「大学のシラバスサイトの下請け」という最もらしい設定で乗り切ったし、社名も今時な社名を適当に考え、「つながりありきの下請け業務から始まったBtoBの企業だからホームページとかないしまだ出来上がったばかりの会社なんでそんな情報はネットにもない」とほざいとけば楽勝である。
そして「大学の友人がやっているベンチャー」というのも我ながらなかなかいいラインの嘘であったと思う笑
会社外の交友関係のツテを持ち出されたらそこを詮索してくる余地もない。
とりあえず今いる会社とは真逆のスタンスでやっている設定の会社というのが非常に重要であり、決定権をもつおっさんたちがあまり理解し切れない分野を選ぶのが得策であろう。
そして、自分が今取り組んでいる業務や実はこういう分野がやりたかったみたいな理由を重層的に組み込むことにより、その説得性は増すことになり、上司たちは深追いをしなくなる。(まあ若いから色々なことに挑戦したくなったみたいなノリだとみんな賛同してくれやすくなります)
まあこうやって僕は嘘を言いふらし円満に会社を辞めることに成功したのだ。
皆さんも今の仕事が怠くなったらとりあえずやめてみるのもいいかもしれない。
それまでしてきた仕事というのは必ずスキルとなってるし、転職先が未定であってもある種人生の小休止を楽しめばいい。
人は社員でいなくても別に死なないし、この国では最低限の金さえ稼げば死なずに老人までなれる。
人生の空白期間や定期的な収入の供給停止に焦りを感じることもあるかもしれないが、まあ、そっからの頑張り次第でなんとかなるのだ。(しかしこの国は様々な分野に於いて若年無職には厳しい環境であるということは指摘しておきます笑)
僕の場合はその会社での自分の未来像みたいのが見えちゃってこんな単調な日々でいいのかなみたいな絶望感もあり、辞めて無計画に東京進出したってのがありますが今はまあ、だらだらいろんなことに挑戦してみようという時期でもあり、将来的な見通しは全くありませんが働いていた頃よりなんだかんだで幸せだと思う。
とにかく重要なのは生きている限り「歩みを止めない」ということに尽きる。
仕事に追われすぎちゃってぶっ壊れて引きこもっちゃったりして「人生の歩みを止める」ようならば、そうなる前に自分から逃げちゃって、新たな方向に歩き出すってほうがなんかいいんじゃないかと思う。
どうせ死ぬんだから適当に色んな選択肢持って大人になってから新たな人生を歩き出すってのもなかなか悪くないと思いますよって記事でした。
そして嘘ってのはここぞのタイミングで効果を発揮するのでなかなか悪いもんでもないです笑
僕は一年目現場(工場・夜勤含む)である種その会社の伝統としてフォークリフトやユンボを乗り回し、2年目に経理の部署にぶち込まれ、社員400人規模なのになぜか会社全体の経理が2人(ベテランおばちゃんと僕)という体制で働かせられることとなった。
勿論、残業は月平均50時間ぐらいはあったし、決算期になると休日返上で月100時間ぐらいやっていた。
人数増やせば解決するのに全く人数を増やす気がない上司がムカついてきたので決算終わったら辞めることにしたのだ。
また、経理だけでなくPCに詳しい人がマジで1人も居ないという弱小企業だったので、システム担当(指名されたのではなく自分だけしか把握してなかったことがたくさんあるぐらいレベル低い環境なので仕方なく)もやっていて、周りのおっさんおばさんのITリテラシーを向上させるにも5年はかかると思ったのでちょっとこの先だるいだろうなと気持ちもあった。
特にシステム周りの効率化というのは、自分が行おうとしていることを相手にもやってもうらう必要があるのだが、うちの会社の人々はまず「説明の説明」がいるレベルのシステム理解力だったので、うんざりしていたのだ。
ちなみに僕が本社業務に入れられたぐらいでそれまでシステム担当をしていたおっさんがいたのだが、新システムの導入に案の定難航し、GWぐらいから飛んでしまったのだ。
多分、ある程度、自分以外にシステムがわかる若者が入ってきたから緊張の糸が切れて、どうでもよくなっちゃったんだと思う。
それまでシステムPC周りというのはそのおっさん1人が抱え込んでいて、なおかつ引き継ぎ等一切なく飛んでしまったので、最初は難航した。
それに僕は経理業務が本業でもあったので、パンク寸前であったのだ。
まあ、会社を辞める理由というのは愚痴っぽくなるし、揉めたくもなかったので何か円満に退社できる理由を探していた。
そして見つかった答えというのが「嘘をつく」ということである笑
まず会社を辞めるということを伝えるタイミングというのは「2ヶ月前」 というのが非常にいい。
残りの1ヶ月を引き継ぎに利用し、もう1ヶ月は有給全消化に充てることができる。
もし次の職が決まってなかってもその期間で転職活動を行えばいいし、決まらなくても失業保険をもらいながらダラダラ転職活動だってできるのだ。
そして重要なのが「辞める理由」である。
これに関しては「辛くて辞める」や「なんとなく」という本当の理由を言ってしまうと引き止められたり、納得されない可能性が高く、円満退社に至らないこととなる。
なのでそこで重要なのが「嘘をつく」ということである。
僕は真顔で上司に「転職先が決まって2ヶ月後にはそっちで働くことになったので辞めることにします」と嘘をぶっ込んだ笑
そうなると焦ったように上司は根掘り葉掘り次の職場について聞いてくるだろう。
ここではその嘘がバレないように設定を固めておくことが重要である。
嘘のコツとしてはいくつかあって、
①全く関係ない土地で働く②全く別の業種で働く③その転職先に決めた理由は知り合いor親族のツテであるという3点さえ守ればまずバレない。
僕の場合は大学が大阪で地元にUターン就職したので、「大学時代の友人が滋賀のシステムベンチャーで働いているので、そこに誘われて働くことにした」というリアリティある嘘をつくことによって成功した。
まず別の土地で働くというのは「環境を変えたい」とかの説得材料になるし、システム関連の業務に従事していたこともあって「そっちの道を追い求めたい」みたいな若者ならではの理由づけになる。
そしてシステムベンチャーというのがキモでIT音痴の我が社では全く別業種な分野のため、わざわざググって探すみたいなこともなかった。
一応業務内容は「大学のシラバスサイトの下請け」という最もらしい設定で乗り切ったし、社名も今時な社名を適当に考え、「つながりありきの下請け業務から始まったBtoBの企業だからホームページとかないしまだ出来上がったばかりの会社なんでそんな情報はネットにもない」とほざいとけば楽勝である。
そして「大学の友人がやっているベンチャー」というのも我ながらなかなかいいラインの嘘であったと思う笑
会社外の交友関係のツテを持ち出されたらそこを詮索してくる余地もない。
とりあえず今いる会社とは真逆のスタンスでやっている設定の会社というのが非常に重要であり、決定権をもつおっさんたちがあまり理解し切れない分野を選ぶのが得策であろう。
そして、自分が今取り組んでいる業務や実はこういう分野がやりたかったみたいな理由を重層的に組み込むことにより、その説得性は増すことになり、上司たちは深追いをしなくなる。(まあ若いから色々なことに挑戦したくなったみたいなノリだとみんな賛同してくれやすくなります)
まあこうやって僕は嘘を言いふらし円満に会社を辞めることに成功したのだ。
皆さんも今の仕事が怠くなったらとりあえずやめてみるのもいいかもしれない。
それまでしてきた仕事というのは必ずスキルとなってるし、転職先が未定であってもある種人生の小休止を楽しめばいい。
人は社員でいなくても別に死なないし、この国では最低限の金さえ稼げば死なずに老人までなれる。
人生の空白期間や定期的な収入の供給停止に焦りを感じることもあるかもしれないが、まあ、そっからの頑張り次第でなんとかなるのだ。(しかしこの国は様々な分野に於いて若年無職には厳しい環境であるということは指摘しておきます笑)
僕の場合はその会社での自分の未来像みたいのが見えちゃってこんな単調な日々でいいのかなみたいな絶望感もあり、辞めて無計画に東京進出したってのがありますが今はまあ、だらだらいろんなことに挑戦してみようという時期でもあり、将来的な見通しは全くありませんが働いていた頃よりなんだかんだで幸せだと思う。
とにかく重要なのは生きている限り「歩みを止めない」ということに尽きる。
仕事に追われすぎちゃってぶっ壊れて引きこもっちゃったりして「人生の歩みを止める」ようならば、そうなる前に自分から逃げちゃって、新たな方向に歩き出すってほうがなんかいいんじゃないかと思う。
どうせ死ぬんだから適当に色んな選択肢持って大人になってから新たな人生を歩き出すってのもなかなか悪くないと思いますよって記事でした。
そして嘘ってのはここぞのタイミングで効果を発揮するのでなかなか悪いもんでもないです笑
2018/09/26
耳栓アイマスクのすすめ
睡眠時をもっと豊かに楽しむために明晰夢などのいろいろな研究に一時期ハマっていたのですが、やはり追い求めるべき睡眠というのは睡眠の質を高めるということにつきます。
そんな中で出会ったのが耳栓とアイマスクを着用して眠るということです。
音をシャットダウンする耳栓と光をシャットダウンするアイマスク。
ある種ヘレンケラーのような状態になりますが、非常にこれが心地よい。
そして聴覚視覚を奪われますので、寝る前にダラダラスマホをチェックしたりすることなくすぐに入眠にいたることができます。
どんなに寝付けなくても絶対耳栓アイマスクを取らない!という縛りをつけると確実に30分以内に意識をブラックアウトすることができます。
何と言っても耳栓アイマスクが素晴らしいのはその入眠速度の速さだけでなく睡眠の質のよさ。
朝起きた時のグッスリ感は通常睡眠の何倍も感じることができますので、寝不足やリラックス睡眠ができない方なんてのは是非この睡眠方法を試していただきたいと思います。
耳栓をつけていると実感しやすいのですが、外した瞬間のこの世の騒音加減に驚くと思います。
どんなに静かな環境であっても電子機器やちょっとした物音などは我々の耳に無意識下に届いており、それが睡眠を微妙に阻害する要素となっております。
そして、視覚でもこれは特に実感でき、アイマスクを取った瞬間の明るさはたとえ真っ暗な部屋であってもなんとも眩しく、普段、こういう環境で睡眠していると思うとやはり人体というのは無意識下でも視覚聴覚に若干の負担をかけながら生きているのだなあと感じてしまいます。
視覚聴覚を休めるというのが耳栓アイマスクのキモであり、これを行うことにより、いかに普段私たちの耳と目は働きっぱなしで機能していたんだと実感できるのがアハ体験的な感動となります。
普段無意識下でも絶妙に機能し続ける機関をシャットダウンさせるというのは前述したように睡眠に大きく作用し、今まで感じたことないような深い睡眠を可能とするのです。
耳栓アイマスクが素晴らしい理由として、「短時間でグッスリ眠れる」という利点があります。
僕なんかは「グッスリ寝たなあ」と思って朝方時計の方をチラリと見ると未だ夜中4時だったというようなことが何度もありまして、「まだ何時間も寝れる!」と非常にテンションが上がることが多いのです。
この高品質の睡眠を保ちながらそれが短時間で満足できるまで持っていけるという体験はかなりのライフハックであると思うので皆様是非試していただきたいと思います。
そしてもう一つ耳栓アイマスクでおすすめしたいポイントとして、「夢の長期鮮明化」というのがあります。
とにかく耳栓アイマスク睡眠をしてから夢を見る頻度が多いですし、それが記憶に残り楽しみとなることは必須です。
たまに楽しい夢だからもうちょっと見たかったみたいなことがあるじゃないですか?
あれが「もう満足!」ってなるレベルまで長期化させることができるんですよ。
非常にお得な体験でありますし、睡眠の質も向上できるので見る夢の内容というのは比較的ポジティブなことも多いのでレコメンドしたいと思います。
そしてこうなると明晰夢を果たした時の没入具合ってのは凄まじいものがあります。
僕は今までサプリメント等を利用し、無理やり明晰夢を見やすい状態にある程度リスクを負ってまで持ってくるというのに成功していたのですが、この耳栓アイマスクを組み合わせることにより、その頻度・質ともにさらに向上することが可能となりました。
何よりそういう外的要因に頼らずとも耳栓アイマスク入眠のみで高確率で明晰夢を見ることも成功しております。
普通にグッスリ寝たい方にも、楽しい夢で現実逃避したい方にも、明晰夢を追い求める探求者の方にもこの睡眠方法は是非試していただきたいと思う所存です。
良いアイマスというのは軽くてペラいってのが定説です。
耳栓は耳に収まりすればなんでも良いので神経質になってはいけません笑
そんな中で出会ったのが耳栓とアイマスクを着用して眠るということです。
音をシャットダウンする耳栓と光をシャットダウンするアイマスク。
ある種ヘレンケラーのような状態になりますが、非常にこれが心地よい。
そして聴覚視覚を奪われますので、寝る前にダラダラスマホをチェックしたりすることなくすぐに入眠にいたることができます。
どんなに寝付けなくても絶対耳栓アイマスクを取らない!という縛りをつけると確実に30分以内に意識をブラックアウトすることができます。
何と言っても耳栓アイマスクが素晴らしいのはその入眠速度の速さだけでなく睡眠の質のよさ。
朝起きた時のグッスリ感は通常睡眠の何倍も感じることができますので、寝不足やリラックス睡眠ができない方なんてのは是非この睡眠方法を試していただきたいと思います。
耳栓をつけていると実感しやすいのですが、外した瞬間のこの世の騒音加減に驚くと思います。
どんなに静かな環境であっても電子機器やちょっとした物音などは我々の耳に無意識下に届いており、それが睡眠を微妙に阻害する要素となっております。
そして、視覚でもこれは特に実感でき、アイマスクを取った瞬間の明るさはたとえ真っ暗な部屋であってもなんとも眩しく、普段、こういう環境で睡眠していると思うとやはり人体というのは無意識下でも視覚聴覚に若干の負担をかけながら生きているのだなあと感じてしまいます。
視覚聴覚を休めるというのが耳栓アイマスクのキモであり、これを行うことにより、いかに普段私たちの耳と目は働きっぱなしで機能していたんだと実感できるのがアハ体験的な感動となります。
普段無意識下でも絶妙に機能し続ける機関をシャットダウンさせるというのは前述したように睡眠に大きく作用し、今まで感じたことないような深い睡眠を可能とするのです。
耳栓アイマスクが素晴らしい理由として、「短時間でグッスリ眠れる」という利点があります。
僕なんかは「グッスリ寝たなあ」と思って朝方時計の方をチラリと見ると未だ夜中4時だったというようなことが何度もありまして、「まだ何時間も寝れる!」と非常にテンションが上がることが多いのです。
この高品質の睡眠を保ちながらそれが短時間で満足できるまで持っていけるという体験はかなりのライフハックであると思うので皆様是非試していただきたいと思います。
そしてもう一つ耳栓アイマスクでおすすめしたいポイントとして、「夢の長期鮮明化」というのがあります。
とにかく耳栓アイマスク睡眠をしてから夢を見る頻度が多いですし、それが記憶に残り楽しみとなることは必須です。
たまに楽しい夢だからもうちょっと見たかったみたいなことがあるじゃないですか?
あれが「もう満足!」ってなるレベルまで長期化させることができるんですよ。
非常にお得な体験でありますし、睡眠の質も向上できるので見る夢の内容というのは比較的ポジティブなことも多いのでレコメンドしたいと思います。
そしてこうなると明晰夢を果たした時の没入具合ってのは凄まじいものがあります。
僕は今までサプリメント等を利用し、無理やり明晰夢を見やすい状態にある程度リスクを負ってまで持ってくるというのに成功していたのですが、この耳栓アイマスクを組み合わせることにより、その頻度・質ともにさらに向上することが可能となりました。
何よりそういう外的要因に頼らずとも耳栓アイマスク入眠のみで高確率で明晰夢を見ることも成功しております。
普通にグッスリ寝たい方にも、楽しい夢で現実逃避したい方にも、明晰夢を追い求める探求者の方にもこの睡眠方法は是非試していただきたいと思う所存です。
耳栓は耳に収まりすればなんでも良いので神経質になってはいけません笑
2016/10/25
藤子不二雄はemo(AもFも)
この頃めっきり更新しなくなってしまったのでたまには適当に書く。
更新頻度が落ちてからその分内容重視というか意味のある記事を心がけていた。
いわゆるライフハック的なものからそこそこ世間に需要のありそうな俗に言う「当てに行った」記事ばかり。
昔のブログを読み返しているとほぼ毎日狂ったように暇をつぶすために更新しまくっていて、そっちの時代も懐かしいとしみじみ思うようになった。
あの頃はとにかく隙間を埋める感覚というか、自分の中にある特有の発想や感情でまだインターネット上で共有されていなかったり言及されていないものをとにかく書いていた気がする。
まあその手の発想というのは現実世界で友達に投げかけてみてもなかなか共感を得づらいものであって、インターネット上でも同様にアクセス数的にはほぼゼロに近い。(どっかのバズった記事きっかけで他の記事も取り敢えず巡ってみた暇人ぐらいしかみてないでしょう)
そんな高尚な発想を書いているわけでもないけどなんだかんだでどっか引っかかってほしい気持ちがあってブログを書き始めたのを思い出した。
要するに友達がほしいのである笑
今回はその手のことについて書くつもり。
小学生の頃本屋で偶然立ち読みした忍者ハットリくんのある話。
確かその会のタイトルは「我が家についにテレビがやってきたぞ!の巻」みたいな感じで、ハットリくんが穀潰っている家庭にテレビがついにやってくるという時代性の感じるお話だった。
テレビがやってきて一喜一憂する姿になぜか小学生の僕は涙が出そうになった笑
今でこそ当たり前のテクノロジーだけど連載当初は最新のものとして扱われるテレビ。
それを恐怖と畏敬の念を持ちながら接していく昭和の人々。
家族たちはテレビを買ってきた父親に対して「ついに動いた!」的なリアクション。
典型的高度経済成長期の中流家庭のあの姿を見事にギャグ漫画に落とし込んだのである。
なんかすげー泣けるんだよね笑
三丁目の夕日的なノスタルジー的感動とかは自分は全く持ち合わせてなくて、そういう角度のエモーショナルではない。
あくまでも「ハットリくんの家にテレビがやってくる」って事実がなんか涙をそそるの。
藤子不二雄節がそうさせてしまったのでしょうか。
誰にも共有できないけど、自分の中でのなんか切なさみたいのがハットリくんのあの話には詰まっている。
もう一個藤子不二雄関連エモーショナル。
ドラえもんのなんかの話で、のび太が金欠からストーリーが始まるんだよね。
んでお小遣いをどうしても稼ぎたいから、三時のおやつに出てきたどら焼きかなんかを母親に対して「僕はこれを食べないからどら焼き代75円を頂戴」みたいなゴネる話。
親の金で買ってきたお菓子を自分が食わないからという理由だけで菓子代請求をするのび太の姿。しかも真顔で。
んで、意外にものび太ママも「あら、そう」みたいなリアクションで普通に菓子代渡しやがるの。
そっから普通にいつものストーリーが始まっていくんだけど、僕はそこがめちゃくちゃ引っかかった。
なんか悲しい。
親の立場でドラえもんを読むと子供の真顔なクズさに涙が出そうになってしまうんですね笑
子供が喜ぶと思って自分の金使って菓子買ってきたのに、「俺いらないからその分の菓子代頂戴」って不条理。
んでそれに疑問も持たずに素直にそういうものとして応じちゃうドラえもんワールドの住人。
読んでて、「野比家って貧乏じゃなかったっけ?」みたいな余計な心配もしちゃうともうダメですね。
そのことが心に引っかかりすぎて切ない感情になってしまうのです。
そういえばこれに似た現実世界の現象を思い出した。
「今日学食で飯食うから弁当いらんわ。あと500円頂戴」ってやつ笑
親視点からするとマジでぶん殴りたくなりますね。
更新頻度が落ちてからその分内容重視というか意味のある記事を心がけていた。
いわゆるライフハック的なものからそこそこ世間に需要のありそうな俗に言う「当てに行った」記事ばかり。
昔のブログを読み返しているとほぼ毎日狂ったように暇をつぶすために更新しまくっていて、そっちの時代も懐かしいとしみじみ思うようになった。
あの頃はとにかく隙間を埋める感覚というか、自分の中にある特有の発想や感情でまだインターネット上で共有されていなかったり言及されていないものをとにかく書いていた気がする。
まあその手の発想というのは現実世界で友達に投げかけてみてもなかなか共感を得づらいものであって、インターネット上でも同様にアクセス数的にはほぼゼロに近い。(どっかのバズった記事きっかけで他の記事も取り敢えず巡ってみた暇人ぐらいしかみてないでしょう)
そんな高尚な発想を書いているわけでもないけどなんだかんだでどっか引っかかってほしい気持ちがあってブログを書き始めたのを思い出した。
要するに友達がほしいのである笑
今回はその手のことについて書くつもり。
小学生の頃本屋で偶然立ち読みした忍者ハットリくんのある話。
確かその会のタイトルは「我が家についにテレビがやってきたぞ!の巻」みたいな感じで、ハットリくんが穀潰っている家庭にテレビがついにやってくるという時代性の感じるお話だった。
テレビがやってきて一喜一憂する姿になぜか小学生の僕は涙が出そうになった笑
今でこそ当たり前のテクノロジーだけど連載当初は最新のものとして扱われるテレビ。
それを恐怖と畏敬の念を持ちながら接していく昭和の人々。
家族たちはテレビを買ってきた父親に対して「ついに動いた!」的なリアクション。
典型的高度経済成長期の中流家庭のあの姿を見事にギャグ漫画に落とし込んだのである。
なんかすげー泣けるんだよね笑
三丁目の夕日的なノスタルジー的感動とかは自分は全く持ち合わせてなくて、そういう角度のエモーショナルではない。
あくまでも「ハットリくんの家にテレビがやってくる」って事実がなんか涙をそそるの。
藤子不二雄節がそうさせてしまったのでしょうか。
誰にも共有できないけど、自分の中でのなんか切なさみたいのがハットリくんのあの話には詰まっている。
もう一個藤子不二雄関連エモーショナル。
ドラえもんのなんかの話で、のび太が金欠からストーリーが始まるんだよね。
んでお小遣いをどうしても稼ぎたいから、三時のおやつに出てきたどら焼きかなんかを母親に対して「僕はこれを食べないからどら焼き代75円を頂戴」みたいなゴネる話。
親の金で買ってきたお菓子を自分が食わないからという理由だけで菓子代請求をするのび太の姿。しかも真顔で。
んで、意外にものび太ママも「あら、そう」みたいなリアクションで普通に菓子代渡しやがるの。
そっから普通にいつものストーリーが始まっていくんだけど、僕はそこがめちゃくちゃ引っかかった。
なんか悲しい。
親の立場でドラえもんを読むと子供の真顔なクズさに涙が出そうになってしまうんですね笑
子供が喜ぶと思って自分の金使って菓子買ってきたのに、「俺いらないからその分の菓子代頂戴」って不条理。
んでそれに疑問も持たずに素直にそういうものとして応じちゃうドラえもんワールドの住人。
読んでて、「野比家って貧乏じゃなかったっけ?」みたいな余計な心配もしちゃうともうダメですね。
そのことが心に引っかかりすぎて切ない感情になってしまうのです。
そういえばこれに似た現実世界の現象を思い出した。
「今日学食で飯食うから弁当いらんわ。あと500円頂戴」ってやつ笑
親視点からするとマジでぶん殴りたくなりますね。
2016/03/22
明晰夢サプリ・Dream Leaf(ドリームリーフ)使用レビュー 2日目〜8日目
ドリームリーフ検証二日目以降はツイッターで報告していたので、それをブログ用にまとめてみました。
購入方法や成分についてはコチラ
検証一日目についてはコチラ
ドリームリーフ公式サイトはコチラ
初日は見事に夢の中で夢と自覚できるパターンの明晰夢を観る事ができたんですが、二日目は失敗。
取り敢えず、初日と同様に特に工夫なく公式の服用方法を試しました。
やはりドリームリーフ青の成分は身体になんらかのリラックス作用と快眠作用はあるようです。
あと、僕の買ったドリームリーフはちゃんと公式サイトと同様に5-HTPの成分が明記されていたんですが、他の方のドリームリーフは成分が変更されていたという報告がありました。(出荷や注文日の関係で在庫が切り替わったりしたんでしょうか)
5-HTPの代わりに、バレリアン、ホップ、マグネシウムが含有されているそうです。
まあ、バレリアンとホップに関しては海外でも睡眠に効果があるハーブと認知されているらしいので、5-HTPに比べると緩やかな気はしますが十分効果はあると思います。
寝る3時間前に赤いピルを飲むのが特徴的で、通常の飲み方とは逆であります。
元来、眠りの浅い人ってのは理論的には明晰夢を観れる確率が高いと考えられているそうです。
とは言っても、明晰夢を見るためには、浅い眠りを長期安定化させる必要性があり、そのためには、その前段階である深い眠りも長期化させる必要性があるのです。(レムリバウンド現象)
なので、寝る直前に深い眠りを実現する青を飲んで、その反動で浅い眠りを達成するというやり方みたいです。
正直、この飲み方は二度寝時に赤いピルを飲んじゃうと目が冴えすぎちゃう人向けって感じですかね。
そしてこの日は見事明晰夢成功。
しかし、夢を自覚しているのですがそれ以上に夢の中で行動するダルさみたいのがあり、全く行動できずじまいでした。
これは僕個人の問題でもあり、検証では毎回悩まされてしまいます。
夢の中でなぜか眠さがあるんですよね。
それと夢をある程度コントロールできると言っても、「眠たいからコントロールしない!」 と思っちゃうといつもの夢のように勝手にストーリーが進められるってのがあるので、どうしてもそれに流れちゃうんです。
しっかり明晰できてなくて半明晰夢状態なんでしょうかね。
四日目は初心に帰り基本の服用方法を試しました。
結果は前日と同じで明晰状態にはあったんですが、眠気が凄くて大した行動ができなかったです。
明晰夢って、「普通の夢」と「明晰夢」の二元的な扱いで考えられがちだと思うんですが、僕に関しては、その間に「半明晰夢」の状態があるとなんとなく実感しました。
例えるならば、「普通の夢」ってのが、自分がその世界の主人公としてなんの疑いもなく行動している状態。
「半明晰夢」ってのは、普通の夢の世界がテレビの中の映画のようなものとメタ的に自覚できて、部屋でテレビを観ているような状態。
この時点ではコントローラがその自分の部屋にあるのを気づいてますが、ダルさや眠さで使用せず、夢をオートプレイや映画モードで鑑賞しちゃうというものです。
そして、最後の「明晰夢」ってのは、半明晰夢と同様にちゃんと夢がテレビの中のものと気づけていて、なおかつゲームであると理解し、自分でコントローラを使用しながらテレビの中の夢を操作してる状態です。(コントローラーで夢を操作といってもVRでゲーム空間に没入している以上のリアル感ですが)
この状態へ持っていけるかは正直、本人の資質や慣れな気もします。
この日も基本の服用方法を試しました。
ドリームリーフを使った人の感想を幾つか覗いてみたのですが、「明晰夢はできなかったけど、夢の鮮明さがあったし内容をよく覚えていた」という意見がありました。
確かに、僕も夢の内容を服用期間はかなり覚えてますし、少なからずそういう効果があると実感しています。
中でも夢の中で匂いを感じるというのは個人的に衝撃体験でした。
それとともに今まで夢には匂いが付いてなかったんだなあと自覚。
やっぱりドリームリーフはこういう点でも楽しいサプリメントです。
番外編として昼間に服用して身体変化を探るとい実験をしてみました。
初日の脳汁ドバドバの感覚に比べるとうっすらではありましたが、青を飲むとやっぱりちょっと落ち着く感覚や心地よい眠気を感じ、赤を飲むと頭がキリっとする感覚がはっきりありました。
正直、僕はかなりプラシーボ体質なんでそういう部分としては効果をハッキリ感じれて得な身体だと思いました。(風邪ひいて薬がないので、適当に花粉症の薬服用すると何故か熱が下がる、酔い止め代わりにラムネ飲まされて車酔いが見事におさまる等々w)
この日はついに本格的な明晰夢成功。
見事に半明晰夢の状態を脱し、見事自由に夢の世界を堪能しました。
夢の中で全く同じやり取りが二回連続して、その時点で「もしかして夢じゃね?」と気づけました。
そう自覚すると一気にモヤが晴れたような感じがありまして自分の中のテンションが上がるのを感じました。
ただ、相変わらず若干の眠さみたいなのがありまして、「とりあえずちゃっちゃとやること済まして、寝てしまおう」と発想していたのを覚えています。
明晰夢の醍醐味と言えば倫理観から外れた行動でありまして、しかもそれが自分の自由意志で達成できるというとこです。
夢の中でもリアルに行為に及んでいる感覚があって感動しました。
んで、果てた感覚もちゃんとあって、正直その時点でリアルすぎて夢精のように現実に連動するか心配だったんですが、起きても全く影響なしでした。
所謂ドライオーガニズムってやつですかね、すげー便利笑
この日からはより本格的な効果が期待できる5-HTPとメラトニン単体のサプリを使用しました。
こちらのサプリはiHerbというサイトから簡単に購入できます。
海外通販なのに日本語対応していますし、PayPalももちろん使えます。
そして何よりも注文して四日ぐらいで届くのが最高です。
寝る前に、5-HTPとメラトニンとドリフ青を服用し、二度寝でドリフ赤を服用するという手法を試しました。
結果としては明晰夢失敗でしたが、単体サプリの効果なのか凄まじく快適な睡眠をとることができました。
マジで不眠症気味な人とかはそっちの効果でオススメです。
八日目も前日と同じ方法でチャレンジ。
ですが結局、半明晰夢状態に落ち着いてしまいました。
これは薬の効果がそこまでしかないというより、自分の体質的なものもあると思うので今後改善策をいろいろ試してみたいです。
とりあえず、八日間の検証の結論としては、
っていう感じです。
サプリメントは明晰夢を観れる可能性を格段に上昇させますが、あくまでも補助的なもの。
もちろん、僕なんかは体外離脱パターン以外での明晰夢を実現できているので、補助といってもかなり効果絶大なんですが、半明晰夢状態という新たな問題も同時に発生してしまい、完璧な明晰夢を実現できるかは薬や環境を超越した、本人の資質に依拠するとこが多いと思いました。
あとドリームリーフ自体はそれぞれの成分の含有量が記されていないため、思った以上に少ない成分しか含まれていない可能性もあります。
最初から必要成分が含まれているという手軽さはありますが、やはり単体のサプリメントを購入したほうがより本格的な効果が期待できると思います。
例えるならば、本格的な単体成分サプリメントたちが比較的度数の高いウイスキーなどとすると、ドリームリーフは度数は低いけど手軽に飲めるチューハイみたいなもんです。
確かに効きはちょっと悪いような気もしますが、チューハイだってちゃんとアルコールが含まれる(夢や睡眠に作用する成分が含まれる)わけで、全く効果がないとも言い切れません。
もちろん本人の体質なんかもありますしあんまり最初から本格的サプリをとりまくっても健康被害を危惧する方も多いとおもいます。
なのでドリームリーフはサプリde明晰夢のきっかけとしては手軽さからも初心者にこの上ない商品だと考えています。
とりあえず今後の展望としては明晰夢サプリ現時点最強との呼び声の高いガランタミン(商品名レミニール)をドリームリーフやその他サプリとの合わせ技で使用してみたいと思っています。
それとともに自分のレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを調べるために、なんかランナーとかが最近よくつけている心拍数や血圧の変化などを絶えず測定できるスマートウォッチみたいなので検証しようかとも考えてます。
それと体温変化でも睡眠の変化がわかるらしいので、寝ている間も絶え間なく測定できる海外のハイテク体温計なども興味があります。
ただ、幾つか調べてみたのですが、まだまだ高価であったり、クラウドファンディングで投資募集中のものや日本発送対応してないもの多数でした。
明晰夢への近道はまず自分の睡眠の状態を自覚するとこから始まります。
そのデータをもとに効率的なサプリ服用を行い、理想的な明晰夢を実現することが可能です。
やっぱり研究も進んでないですし、睡眠なんて人それぞれな部分も多いですから、自分で試行錯誤して自分の体質にあった使用方法を確立する必要があると思いました。
購入方法や成分についてはコチラ
検証一日目についてはコチラ
ドリームリーフ公式サイトはコチラ
ドリームリーフ2日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月9日
明晰夢は見る事は出来なかったけど、やはり入眠時の落ち着く感覚がクセになる。
あと自律訓練法がスムーズにキマり易いというか、全身最初から弛緩してて暖まってる感覚があって心地良いです。
初日は見事に夢の中で夢と自覚できるパターンの明晰夢を観る事ができたんですが、二日目は失敗。
取り敢えず、初日と同様に特に工夫なく公式の服用方法を試しました。
やはりドリームリーフ青の成分は身体になんらかのリラックス作用と快眠作用はあるようです。
あと、僕の買ったドリームリーフはちゃんと公式サイトと同様に5-HTPの成分が明記されていたんですが、他の方のドリームリーフは成分が変更されていたという報告がありました。(出荷や注文日の関係で在庫が切り替わったりしたんでしょうか)
5-HTPの代わりに、バレリアン、ホップ、マグネシウムが含有されているそうです。
まあ、バレリアンとホップに関しては海外でも睡眠に効果があるハーブと認知されているらしいので、5-HTPに比べると緩やかな気はしますが十分効果はあると思います。
ドリームリーフ検証三日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月9日
本日はレッド先飲みで3時間後にブルー飲んで即就寝のパターンを試します。https://t.co/n4PqzOgajm
この日は実験的に眠りが浅い人向けの飲み方を実践してみました。ドリームリーフ検証三日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月10日
「夢見てるなー」って気づきながら夢見てたけど、別にコントロールするとかの発想に行き着かず、単にテレビをボーっと見てる時のような無意識的な夢の鑑賞をしてしまった。
結局、いつもの夢見てる感じ。
明晰夢なんだけど明晰夢じゃないこの中途半端な状態もどかしい。
寝る3時間前に赤いピルを飲むのが特徴的で、通常の飲み方とは逆であります。
元来、眠りの浅い人ってのは理論的には明晰夢を観れる確率が高いと考えられているそうです。
とは言っても、明晰夢を見るためには、浅い眠りを長期安定化させる必要性があり、そのためには、その前段階である深い眠りも長期化させる必要性があるのです。(レムリバウンド現象)
なので、寝る直前に深い眠りを実現する青を飲んで、その反動で浅い眠りを達成するというやり方みたいです。
正直、この飲み方は二度寝時に赤いピルを飲んじゃうと目が冴えすぎちゃう人向けって感じですかね。
そしてこの日は見事明晰夢成功。
しかし、夢を自覚しているのですがそれ以上に夢の中で行動するダルさみたいのがあり、全く行動できずじまいでした。
これは僕個人の問題でもあり、検証では毎回悩まされてしまいます。
夢の中でなぜか眠さがあるんですよね。
それと夢をある程度コントロールできると言っても、「眠たいからコントロールしない!」 と思っちゃうといつもの夢のように勝手にストーリーが進められるってのがあるので、どうしてもそれに流れちゃうんです。
しっかり明晰できてなくて半明晰夢状態なんでしょうかね。
ドリームリーフ検証四日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月11日
明晰夢は成功。
ただ、夢の中でうっすらと眠たさがあって、コントロール出来るのにそれがめんどくさくてずっと夢を眺めてるだけだった。
二日連続完全に宝の持ち腐れ。
明晰夢が見れたとしてもそっからどう行動できるかは本人のモチベーション次第。
四日目は初心に帰り基本の服用方法を試しました。
結果は前日と同じで明晰状態にはあったんですが、眠気が凄くて大した行動ができなかったです。
明晰夢って、「普通の夢」と「明晰夢」の二元的な扱いで考えられがちだと思うんですが、僕に関しては、その間に「半明晰夢」の状態があるとなんとなく実感しました。
例えるならば、「普通の夢」ってのが、自分がその世界の主人公としてなんの疑いもなく行動している状態。
「半明晰夢」ってのは、普通の夢の世界がテレビの中の映画のようなものとメタ的に自覚できて、部屋でテレビを観ているような状態。
この時点ではコントローラがその自分の部屋にあるのを気づいてますが、ダルさや眠さで使用せず、夢をオートプレイや映画モードで鑑賞しちゃうというものです。
そして、最後の「明晰夢」ってのは、半明晰夢と同様にちゃんと夢がテレビの中のものと気づけていて、なおかつゲームであると理解し、自分でコントローラを使用しながらテレビの中の夢を操作してる状態です。(コントローラーで夢を操作といってもVRでゲーム空間に没入している以上のリアル感ですが)
この状態へ持っていけるかは正直、本人の資質や慣れな気もします。
ドリームリーフ検証五日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月11日
明晰夢は失敗したが、猛ダッシュできたり匂いを感じたりと普段とは違って夢にリアリティがあり、現実と感違いして本気で夢の世界で過ごせていた気がする。
何より起きた今でも夢の内容を鮮明に覚えている時点で、夢や睡眠に何かしらの作用があるのは確実だと思います。
この日も基本の服用方法を試しました。
ドリームリーフを使った人の感想を幾つか覗いてみたのですが、「明晰夢はできなかったけど、夢の鮮明さがあったし内容をよく覚えていた」という意見がありました。
確かに、僕も夢の内容を服用期間はかなり覚えてますし、少なからずそういう効果があると実感しています。
中でも夢の中で匂いを感じるというのは個人的に衝撃体験でした。
それとともに今まで夢には匂いが付いてなかったんだなあと自覚。
やっぱりドリームリーフはこういう点でも楽しいサプリメントです。
昼間にドリームリーフ。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月12日
青を飲んだ時点薄っすらと眠気が発生し、ちょっとリラックスモードへ。
三時間経ったぐらいで赤を飲むと、脳みそが微妙にシャキッとした感覚が発生したと共に、そのままうたた寝。
正直うたた寝は薬関係なく起きてたと思うけど、やっぱ飲むと身体感覚に変化がある気がした。
番外編として昼間に服用して身体変化を探るとい実験をしてみました。
初日の脳汁ドバドバの感覚に比べるとうっすらではありましたが、青を飲むとやっぱりちょっと落ち着く感覚や心地よい眠気を感じ、赤を飲むと頭がキリっとする感覚がはっきりありました。
正直、僕はかなりプラシーボ体質なんでそういう部分としては効果をハッキリ感じれて得な身体だと思いました。(風邪ひいて薬がないので、適当に花粉症の薬服用すると何故か熱が下がる、酔い止め代わりにラムネ飲まされて車酔いが見事におさまる等々w)
ドリームリーフ検証6日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月13日
明晰夢成功。
同じやりとりが二回繰り返され、そこで夢だと一気に気付く。
取り敢えず綾瀬はるかが居たので一通りの事をこなすと明晰夢は終了し、再び別の明晰出来ない夢が始まった。
8時に赤服用して二度寝だったので、明晰夢タイム50分しか経ってないのが特徴的。
ドリームリーフ検証6日目補足。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月13日
今日は実験的に耳栓をしながら入眠したのですが、それが何か明晰夢に作用したかもしれないです。
あと実睡眠タイム50分の中で明らかに2時間近く過ごせていたのは不思議体験でした。
そして完全にパンツやばいなあって思ってたのに、起きたら無傷でスーパー歓喜。
この日はついに本格的な明晰夢成功。
見事に半明晰夢の状態を脱し、見事自由に夢の世界を堪能しました。
夢の中で全く同じやり取りが二回連続して、その時点で「もしかして夢じゃね?」と気づけました。
そう自覚すると一気にモヤが晴れたような感じがありまして自分の中のテンションが上がるのを感じました。
ただ、相変わらず若干の眠さみたいなのがありまして、「とりあえずちゃっちゃとやること済まして、寝てしまおう」と発想していたのを覚えています。
明晰夢の醍醐味と言えば倫理観から外れた行動でありまして、しかもそれが自分の自由意志で達成できるというとこです。
夢の中でもリアルに行為に及んでいる感覚があって感動しました。
んで、果てた感覚もちゃんとあって、正直その時点でリアルすぎて夢精のように現実に連動するか心配だったんですが、起きても全く影響なしでした。
所謂ドライオーガニズムってやつですかね、すげー便利笑
5-HTPとメラトニン到着。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月13日
ドリームリーフ併用で超絶効果を期待します。
まあ普通に快眠や気分向上に効果があるらしいので明晰夢見れなくても楽しみなんですけどね。 pic.twitter.com/OUvSD4yL33
ドリームリーフ検証7日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月14日
5-HTPとメラトニン併用したが明晰夢失敗。
ただ鬼の爆睡を果たせたのでかなり満足。
個人的にはドリームリーフ青+5-HTP、メラトニンを寝る前に、四時間後にドリームリーフ赤+ガランタミンで二度寝がいいと思う。
兎に角、ガランタミンの到着が待たれます。
この日からはより本格的な効果が期待できる5-HTPとメラトニン単体のサプリを使用しました。
こちらのサプリはiHerbというサイトから簡単に購入できます。
海外通販なのに日本語対応していますし、PayPalももちろん使えます。
そして何よりも注文して四日ぐらいで届くのが最高です。
寝る前に、5-HTPとメラトニンとドリフ青を服用し、二度寝でドリフ赤を服用するという手法を試しました。
結果としては明晰夢失敗でしたが、単体サプリの効果なのか凄まじく快適な睡眠をとることができました。
マジで不眠症気味な人とかはそっちの効果でオススメです。
ドリームリーフ8日目。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月15日
明晰夢成功したが、前と同じでほとんど傍観パターン。もったいない。
この夢の中でのモチベーションの低さを改善する方法を探りたい。
まあ、今までの感じだと明晰夢成功率は60%ぐらいなイメージですね。
そっからどう動けるかは本人の状態や訓練次第だと思いました。
八日目も前日と同じ方法でチャレンジ。
ですが結局、半明晰夢状態に落ち着いてしまいました。
これは薬の効果がそこまでしかないというより、自分の体質的なものもあると思うので今後改善策をいろいろ試してみたいです。
とりあえず、八日間の検証の結論としては、
取り敢えず今日でドリームリーフ検証は一区切り。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月15日
結論としては、ドリームリーフには明晰夢が観れる成分ではなく、「明晰夢を観る可能性を上げる成分が含まれる」って印象です。
自分のように元々中途半端に明晰夢観れる人は本格化するためのツールとして大いに利用価値はあるんじゃないでしょうか。
もちろん、明晰夢ができたこともない人もドリームリーフきっかけて達成することは可能です。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2016年3月15日
明晰夢はコツを一旦つかめば比較的高頻度で発生できると思ってるので、ドリームリーフは導入ツールとしても期待できます。
ただ、そのコツをつかむまでの試行錯誤が大変ではありますが。
っていう感じです。
サプリメントは明晰夢を観れる可能性を格段に上昇させますが、あくまでも補助的なもの。
もちろん、僕なんかは体外離脱パターン以外での明晰夢を実現できているので、補助といってもかなり効果絶大なんですが、半明晰夢状態という新たな問題も同時に発生してしまい、完璧な明晰夢を実現できるかは薬や環境を超越した、本人の資質に依拠するとこが多いと思いました。
あとドリームリーフ自体はそれぞれの成分の含有量が記されていないため、思った以上に少ない成分しか含まれていない可能性もあります。
最初から必要成分が含まれているという手軽さはありますが、やはり単体のサプリメントを購入したほうがより本格的な効果が期待できると思います。
例えるならば、本格的な単体成分サプリメントたちが比較的度数の高いウイスキーなどとすると、ドリームリーフは度数は低いけど手軽に飲めるチューハイみたいなもんです。
確かに効きはちょっと悪いような気もしますが、チューハイだってちゃんとアルコールが含まれる(夢や睡眠に作用する成分が含まれる)わけで、全く効果がないとも言い切れません。
もちろん本人の体質なんかもありますしあんまり最初から本格的サプリをとりまくっても健康被害を危惧する方も多いとおもいます。
なのでドリームリーフはサプリde明晰夢のきっかけとしては手軽さからも初心者にこの上ない商品だと考えています。
とりあえず今後の展望としては明晰夢サプリ現時点最強との呼び声の高いガランタミン(商品名レミニール)をドリームリーフやその他サプリとの合わせ技で使用してみたいと思っています。
それとともに自分のレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを調べるために、なんかランナーとかが最近よくつけている心拍数や血圧の変化などを絶えず測定できるスマートウォッチみたいなので検証しようかとも考えてます。
それと体温変化でも睡眠の変化がわかるらしいので、寝ている間も絶え間なく測定できる海外のハイテク体温計なども興味があります。
ただ、幾つか調べてみたのですが、まだまだ高価であったり、クラウドファンディングで投資募集中のものや日本発送対応してないもの多数でした。
明晰夢への近道はまず自分の睡眠の状態を自覚するとこから始まります。
そのデータをもとに効率的なサプリ服用を行い、理想的な明晰夢を実現することが可能です。
やっぱり研究も進んでないですし、睡眠なんて人それぞれな部分も多いですから、自分で試行錯誤して自分の体質にあった使用方法を確立する必要があると思いました。
2016/03/08
明晰夢サプリ・Dream Leaf(ドリームリーフ)使用レビュー 1日目
この記事は使用編です。購入方法や成分などはこちら
初日以降のレビューはこちら
巷で噂の明晰夢がみれるサプリメント・ドリームリーフがついに届いたので使ってみました。
今回はこちらの公式サイトから購入したのですが、注文してから11日間と予想よりも早く到着したのでなかなか良かったです。
初めて海外通販なるものを利用してみたのですが、かなりハードルは低いなという印象を持ちました。(それとPayPalの便利さ。ハマりすぎて最近、服とか買い漁ってます)
まず、前提として僕は明晰夢を微妙に見ることができます。
明晰夢を見ようと思っても毎日見ることはできないけど、月に数回レベルでたまに発生させることは可能です。
しかし、明晰夢を見れたからと言ってその夢の世界で過ごす時間などは多くても10分とかで、ネットで言われているような何でもやり放題の夢の世界には至っていないという、中途半端明晰ドリーマーなのです。
基本のパターンなのが、金縛りからの体外離脱というものでして、まあ明晰夢に興味ある人なら、これが明晰夢を見るパターンの一つだとわかってくれるでしょう。(オカルトじゃないですよ)
「夢の途中でコレ夢じゃん」と気付けるパターンはまだ達成できていませんでした。
なので今回、この中途半端な明晰夢を鮮明なものに補助してくれるdream leafにはかなりの期待を抱いていました。
そして今回は初日ということで使用方法どおりの使い方をしてみました。
寝る直前に青いカプセルを飲み布団に入り入眠、そして、四時間後に目覚ましをかけ一旦、無理やり起きてからの赤いカプセル服用からの二度寝という使用方法です。
まず青い錠剤を飲んで、しばらくドキドキしながら布団で横になっているときのことです。
青にはmugwortと5-HTPが含まれており、前者はヨモギ、後者はセロトニンの原材料となっています。
この5-HTPが明晰夢以前に凄い!
なんか脳から凄い幸せなものがでまくるのを感じました。プラシーボ的な要素も大きいかもしれませんが、確実に不安感や緊張感が取り除かれていき、数分でリラックス状態を実現することができたのです。
例えるなら、ランニングしてて1時間過ぎた頃に感じるあの気持ちよさですね。
全身が気持ち良いというか「ウオーキタキタ!」って感じのあの手の脳汁ドバドバとかなり近いニュアンスの気持ちよさが発生するのです。
マジで、この時点でドリームリーフ買って良かったと思いました。
もう明晰夢みれなくてもいい笑
まあ、そんな感じでテンション上がりつつも眠気がやってきて無事入眠を果たします。
サプリの効果なのかちょっと無理やりシャットダウンされた感もありますが、別に強制的なものではなく、比較的いつもの眠気と近いような自然な眠りにつくことができたと思いました。
そして突如鳴り響く、目覚まし時計。
まあこの入眠からの起こされというのは一般的なものと変わりないです。
そして枕元にあった赤いサプリメントを服用。
こちらに関しては眠すぎたのもあって服用した体感みたいのを感じる前に再び入眠を果たしてしまいました。
そこでようやくこの夜初めての夢を鑑賞。
内容は、「全然知らない夜の街を歩き回り、自転車用レーンの完備の素晴らしさに気づいたり、横断歩道を渡るときに右折車を待たさせすぎて申し訳なくなる」というどうでもいいものでした。
多分、自分が観る夢の中でもどうでもよさなら歴代ワースト入ります。
「なんかせっかく見る夢にしてはもったいないなー」など思いながらその夢を眺めていたのですが、まあ現実はこんなもんでしょう。
…ん?
んん?
…眺めていた?
…ちょっと待てよ?
夢を観ている最中にメタ的に夢を自覚できている?
…これ明晰夢じゃん!
…しかも自分の意思でちょっとコントロールしてるし!
普通に明晰してるし!
…ということで、いきなり明晰夢を見ることができたのです!ヤッター
しかし、しばらく夢の中を自発的にウロウロしていたのですが、再び夢の中で眠たくなると言いいますか、意識をちょっと落としたらその世界は無くなってしまい、次起きたときには現実のベッドの上でした。
確実に短期間ではありますが、いつも出来ている「金縛りからの体外離脱」という手法以外で、夢のオンエア途中で夢だと気付け行動できる明晰夢をいきなり実現できたのです!
テンション上がりますねこれは。
明晰夢の感覚(脳の使用感覚)としては、「寝る前の妄想の強化版」といったもので、脳内の世界を俯瞰で覗いているものでした。
もちろん、妄想とは違い、リアルな世界が構築され、そこに自分の意思を介在させてコントロールできますし、コントロールしたくないときは通常の夢と同じで勝手に流れていくことも可能です。
ただ、まだこの世界が夢であるとわかっていて行動をある程度コントロールできても、「あっ夢を動かせる。でも、どうせ夢なんだから介在せずに流れに任せりゃいいじゃん」と思ってしまい明晰しているのにボーッと成り行きを過ごしてしまう事が多かったです。
起きた今では明晰夢を見れて嬉しいですが、夢の最中は嬉しさ半分、「寝させてよ」って感じで意外にドライな気持ちにもなります笑
そっから起きるのですが、頭がかなり怠い。
寝ている最中なのに考え事をずっとしていたみたいな脳の疲労感を感じました。
まあ、この感覚は明晰夢にはつきものですね。
薬の副作用も特になく、若干のダルさと明晰夢を見れたことへのテンションの高揚を感じながらこの記事を現在執筆中です。
とにかくこのドリームリーフ、本物です。
初日としては上々の成果を上げることができたでしょう。
これから連日使用して、どんどん明晰夢の精度をあげていきたいと思います。
前述したように、明晰夢以前にセロトニンドバドバの感覚だけでも癖になるので、そういう日常にスパイスが欲しい方にはオススメです!
※初日以降は現在、ツイッターにて検証結果を随時報告してます。そのうちまとめて記事化する予定です。
→まとめました。
初日以降のレビューはこちら
巷で噂の明晰夢がみれるサプリメント・ドリームリーフがついに届いたので使ってみました。
今回はこちらの公式サイトから購入したのですが、注文してから11日間と予想よりも早く到着したのでなかなか良かったです。
初めて海外通販なるものを利用してみたのですが、かなりハードルは低いなという印象を持ちました。(それとPayPalの便利さ。ハマりすぎて最近、服とか買い漁ってます)
まず、前提として僕は明晰夢を微妙に見ることができます。
明晰夢を見ようと思っても毎日見ることはできないけど、月に数回レベルでたまに発生させることは可能です。
しかし、明晰夢を見れたからと言ってその夢の世界で過ごす時間などは多くても10分とかで、ネットで言われているような何でもやり放題の夢の世界には至っていないという、中途半端明晰ドリーマーなのです。
基本のパターンなのが、金縛りからの体外離脱というものでして、まあ明晰夢に興味ある人なら、これが明晰夢を見るパターンの一つだとわかってくれるでしょう。(オカルトじゃないですよ)
「夢の途中でコレ夢じゃん」と気付けるパターンはまだ達成できていませんでした。
なので今回、この中途半端な明晰夢を鮮明なものに補助してくれるdream leafにはかなりの期待を抱いていました。
そして今回は初日ということで使用方法どおりの使い方をしてみました。
寝る直前に青いカプセルを飲み布団に入り入眠、そして、四時間後に目覚ましをかけ一旦、無理やり起きてからの赤いカプセル服用からの二度寝という使用方法です。
まず青い錠剤を飲んで、しばらくドキドキしながら布団で横になっているときのことです。
青にはmugwortと5-HTPが含まれており、前者はヨモギ、後者はセロトニンの原材料となっています。
この5-HTPが明晰夢以前に凄い!
なんか脳から凄い幸せなものがでまくるのを感じました。プラシーボ的な要素も大きいかもしれませんが、確実に不安感や緊張感が取り除かれていき、数分でリラックス状態を実現することができたのです。
例えるなら、ランニングしてて1時間過ぎた頃に感じるあの気持ちよさですね。
全身が気持ち良いというか「ウオーキタキタ!」って感じのあの手の脳汁ドバドバとかなり近いニュアンスの気持ちよさが発生するのです。
マジで、この時点でドリームリーフ買って良かったと思いました。
もう明晰夢みれなくてもいい笑
まあ、そんな感じでテンション上がりつつも眠気がやってきて無事入眠を果たします。
サプリの効果なのかちょっと無理やりシャットダウンされた感もありますが、別に強制的なものではなく、比較的いつもの眠気と近いような自然な眠りにつくことができたと思いました。
そして突如鳴り響く、目覚まし時計。
まあこの入眠からの起こされというのは一般的なものと変わりないです。
そして枕元にあった赤いサプリメントを服用。
こちらに関しては眠すぎたのもあって服用した体感みたいのを感じる前に再び入眠を果たしてしまいました。
そこでようやくこの夜初めての夢を鑑賞。
内容は、「全然知らない夜の街を歩き回り、自転車用レーンの完備の素晴らしさに気づいたり、横断歩道を渡るときに右折車を待たさせすぎて申し訳なくなる」というどうでもいいものでした。
多分、自分が観る夢の中でもどうでもよさなら歴代ワースト入ります。
「なんかせっかく見る夢にしてはもったいないなー」など思いながらその夢を眺めていたのですが、まあ現実はこんなもんでしょう。
…ん?
んん?
…眺めていた?
…ちょっと待てよ?
夢を観ている最中にメタ的に夢を自覚できている?
…これ明晰夢じゃん!
…しかも自分の意思でちょっとコントロールしてるし!
普通に明晰してるし!
…ということで、いきなり明晰夢を見ることができたのです!ヤッター
しかし、しばらく夢の中を自発的にウロウロしていたのですが、再び夢の中で眠たくなると言いいますか、意識をちょっと落としたらその世界は無くなってしまい、次起きたときには現実のベッドの上でした。
確実に短期間ではありますが、いつも出来ている「金縛りからの体外離脱」という手法以外で、夢のオンエア途中で夢だと気付け行動できる明晰夢をいきなり実現できたのです!
テンション上がりますねこれは。
明晰夢の感覚(脳の使用感覚)としては、「寝る前の妄想の強化版」といったもので、脳内の世界を俯瞰で覗いているものでした。
もちろん、妄想とは違い、リアルな世界が構築され、そこに自分の意思を介在させてコントロールできますし、コントロールしたくないときは通常の夢と同じで勝手に流れていくことも可能です。
ただ、まだこの世界が夢であるとわかっていて行動をある程度コントロールできても、「あっ夢を動かせる。でも、どうせ夢なんだから介在せずに流れに任せりゃいいじゃん」と思ってしまい明晰しているのにボーッと成り行きを過ごしてしまう事が多かったです。
起きた今では明晰夢を見れて嬉しいですが、夢の最中は嬉しさ半分、「寝させてよ」って感じで意外にドライな気持ちにもなります笑
そっから起きるのですが、頭がかなり怠い。
寝ている最中なのに考え事をずっとしていたみたいな脳の疲労感を感じました。
まあ、この感覚は明晰夢にはつきものですね。
薬の副作用も特になく、若干のダルさと明晰夢を見れたことへのテンションの高揚を感じながらこの記事を現在執筆中です。
とにかくこのドリームリーフ、本物です。
初日としては上々の成果を上げることができたでしょう。
これから連日使用して、どんどん明晰夢の精度をあげていきたいと思います。
前述したように、明晰夢以前にセロトニンドバドバの感覚だけでも癖になるので、そういう日常にスパイスが欲しい方にはオススメです!
※初日以降は現在、ツイッターにて検証結果を随時報告してます。そのうちまとめて記事化する予定です。
→まとめました。
2016/02/26
明晰夢サプリ・Dream Leaf(ドリームリーフ)を個人輸入する
この記事は購入方法や成分の説明です。
使用体験レビューはこちら
ドリームリーフ公式サイトはコチラ
明晰夢が観れるという怪しいアメリカのサプリメント・ドリームリーフを個人輸入してみました。
画像の通り、黒い瓶に日本では考えられないケミカルな発色の赤と青のサプリを時間差で飲むと効果を発揮するらしいです。
Dream Leafの成分としては、青い錠剤に、
・mugwort(日本でいうとこのヨモギ。リラックス効果あり)
・5-HTP(セロトニンやメラトニンの原材料。不眠・うつ症状の解消など)が含まれ、
赤い錠剤に、
・Huperzine-A(トウゲシバという植物由来。記憶支援効果)
・α-GPC(成長促進、基礎的な脳の栄養素)
・Choline(同じく脳の栄養素)が含まれています。
いずれも成分としてはベタといいますか、サプリメント大国であるアメリカではポピュラーなものとなっております。
それぞれの成分単体のサプリメントも存在するのですが、この組み合わせと服用量が丁度いいのでしょう。
明晰夢には5-HTPが肝らしく、これを服用することにより明晰夢前段階であるノンレム睡眠(いわゆる深い眠り)を長期化させ、
その後、赤い錠剤を服用することにより明晰夢の段階であるレム睡眠のバイオリズムも長期化させることが夢の鮮明化と明晰化に繋げているようです。
つまり、青い錠剤は明晰夢の仕込み、赤い錠剤は明晰夢の安定化をもたらすと言えるでしょう。
使用方法としては寝る前に青い錠剤を服用し、四時間後に赤い錠剤を時間差服用するというのが基本らしいです。
なので、一旦ブルー錠剤を服用して眠りについたら四時間後に起きるように目覚ましをセットして、一旦起きてレッド錠剤を飲んで再び夢の世界へ…というちょっとめんどそうなやり方が正しい使用方法です。
勿論、それが効果的と銘打ってるだけで絶対ではなく、海外のレビューを見てみると「寝る四時間前に赤い錠剤を飲んで、寝る前に青い錠剤を飲む」という手法も存在しているようです。
そして、ネットニュースなどでは北米アマゾンを利用して個人輸入と書いてありましたが、北米アマゾンは原則的に日本への販売は制限されており利用できません。
もちろん、輸入代行サービスなるものも存在するのですが、手数料がかかったり仲介の手間がかかったりであまりスマートではありません。
なので、他に方法はないかと探っていたら、Dream Leafの公式サイトで購入可能でした。
リンクからbuy nowを辿り、商品ページへ行くことができます。
本体価格はセール中なのか30ドルとお買い得、送料は海外一律で9.99ドルと若干割高ですが、まあ海外通販にはつきものなので目をつぶりましょう。
支払いはPayPalが利用可能で、これに登録しておくと支払いが非常にスマートにすませれます。
一応、住所を英語表記にしとくのを忘れないように注意。
今回購入したらトータルで39.99ドル(PayPal決済レートで約4600円)となりました。
ひと瓶60粒で赤青それぞれ30錠となります。
まあ、それぞれの成分のサプリメントの相場からするとやっぱ割高感は否めませんが、明晰夢を見る!という具体的な目的を果たすためには安い買い物だと思いますね。
ちなみにサイトでの購入の場合、クーポンコードを入力すると20%オフになるらしいです。
僕は見落としてしまったので使えなかったですが、是非利用しましょう。
あと、発送はUSPSというアメリカの郵便局的なとこが行ってくれてるみたいです。
どうやら日本の宅配業と違い、大分アバウトな感じらしいので気長に待ちましょう。
最後に注意して欲しいのが、サプリメント類の特定成分が含まれるものの輸入は個人服用の目安として二ヶ月分(1日1錠として60錠)が一度の輸入の限度らしいです。
今回の場合、 5-HTPがそれに当たるようですので注意を。
なので、このサプリを単品で購入するなら問題ないのですが、大量購入とかすると関税で引っかかったりするので気に留めといてください。
(追記:どうやらドリームリーフには限度にあたる成分は含まれていないバージョンのものも存在するようです。もう一つの目安として1万6千円以内の購入であると、関税に引っかからないというものがありますので、そちらを目安に)
到着したらまた、使用レビューでも書こうと思います。
ワクワクです。
使用体験レビューはこちら
ドリームリーフ公式サイトはコチラ
明晰夢が観れるという怪しいアメリカのサプリメント・ドリームリーフを個人輸入してみました。
画像の通り、黒い瓶に日本では考えられないケミカルな発色の赤と青のサプリを時間差で飲むと効果を発揮するらしいです。
Dream Leafの成分としては、青い錠剤に、
・mugwort(日本でいうとこのヨモギ。リラックス効果あり)
・5-HTP(セロトニンやメラトニンの原材料。不眠・うつ症状の解消など)が含まれ、
赤い錠剤に、
・Huperzine-A(トウゲシバという植物由来。記憶支援効果)
・α-GPC(成長促進、基礎的な脳の栄養素)
・Choline(同じく脳の栄養素)が含まれています。
いずれも成分としてはベタといいますか、サプリメント大国であるアメリカではポピュラーなものとなっております。
それぞれの成分単体のサプリメントも存在するのですが、この組み合わせと服用量が丁度いいのでしょう。
明晰夢には5-HTPが肝らしく、これを服用することにより明晰夢前段階であるノンレム睡眠(いわゆる深い眠り)を長期化させ、
その後、赤い錠剤を服用することにより明晰夢の段階であるレム睡眠のバイオリズムも長期化させることが夢の鮮明化と明晰化に繋げているようです。
つまり、青い錠剤は明晰夢の仕込み、赤い錠剤は明晰夢の安定化をもたらすと言えるでしょう。
使用方法としては寝る前に青い錠剤を服用し、四時間後に赤い錠剤を時間差服用するというのが基本らしいです。
なので、一旦ブルー錠剤を服用して眠りについたら四時間後に起きるように目覚ましをセットして、一旦起きてレッド錠剤を飲んで再び夢の世界へ…というちょっとめんどそうなやり方が正しい使用方法です。
勿論、それが効果的と銘打ってるだけで絶対ではなく、海外のレビューを見てみると「寝る四時間前に赤い錠剤を飲んで、寝る前に青い錠剤を飲む」という手法も存在しているようです。
そして、ネットニュースなどでは北米アマゾンを利用して個人輸入と書いてありましたが、北米アマゾンは原則的に日本への販売は制限されており利用できません。
もちろん、輸入代行サービスなるものも存在するのですが、手数料がかかったり仲介の手間がかかったりであまりスマートではありません。
なので、他に方法はないかと探っていたら、Dream Leafの公式サイトで購入可能でした。
リンクからbuy nowを辿り、商品ページへ行くことができます。
本体価格はセール中なのか30ドルとお買い得、送料は海外一律で9.99ドルと若干割高ですが、まあ海外通販にはつきものなので目をつぶりましょう。
支払いはPayPalが利用可能で、これに登録しておくと支払いが非常にスマートにすませれます。
一応、住所を英語表記にしとくのを忘れないように注意。
今回購入したらトータルで39.99ドル(PayPal決済レートで約4600円)となりました。
ひと瓶60粒で赤青それぞれ30錠となります。
まあ、それぞれの成分のサプリメントの相場からするとやっぱ割高感は否めませんが、明晰夢を見る!という具体的な目的を果たすためには安い買い物だと思いますね。
ちなみにサイトでの購入の場合、クーポンコードを入力すると20%オフになるらしいです。
僕は見落としてしまったので使えなかったですが、是非利用しましょう。
あと、発送はUSPSというアメリカの郵便局的なとこが行ってくれてるみたいです。
どうやら日本の宅配業と違い、大分アバウトな感じらしいので気長に待ちましょう。
最後に注意して欲しいのが、サプリメント類の特定成分が含まれるものの輸入は個人服用の目安として二ヶ月分(1日1錠として60錠)が一度の輸入の限度らしいです。
今回の場合、 5-HTPがそれに当たるようですので注意を。
なので、このサプリを単品で購入するなら問題ないのですが、大量購入とかすると関税で引っかかったりするので気に留めといてください。
(追記:どうやらドリームリーフには限度にあたる成分は含まれていないバージョンのものも存在するようです。もう一つの目安として1万6千円以内の購入であると、関税に引っかからないというものがありますので、そちらを目安に)
到着したらまた、使用レビューでも書こうと思います。
ワクワクです。
2016/02/07
さらば青春の光っぽいネタ
M-1敗者復活でさらば青春の光がやった「娘さんをください」というネタに感銘を受けたので、漫才の切り口というのに重点を置いて自分でも作ってみました。
文字で羅列しているだけだと想像しづらいので、是非ともさらばの二人が演じてる様を思い浮かべながら読んでみてください。
あと、前回までのM-1のネタの研究の記事は途中でぶった切れてますが、また続きやるつもりはあります笑
今年の予選が始まるまでには完結させたいってモチベーションなので気長に。
〈さらば青春の光 仕立て屋の店員〉
東口宜隆:どうも、さらば青春の光です。
僕が東口で、
森田哲矢:僕が森田ともうします。よろしくお願いしますー
東口:いやー、森田よー、僕らね、若手若手って言ってますけどもうコンビ組んで7年ですよ!
森田:そやな、意外に早かったよなあ。
東口:そやでホンマ。
ちなみに、コンビを組み立ての頃のことって覚えとるか?
森田:覚えとるわ、そら。
忘れるわけないやろ。
特にあれやな。お笑い二人で始めようって思って、「まずは形からや!」ってことで二人でお揃いの衣装作りにいったやん。
東口:ああwあの店員さんか!
二人で衣装作りに一緒に仕立て屋行ったときのなあ。
森田:そうや。あの人や。
一緒になあ行った時やから忘れられんわ。
あの人のこと、未だに覚えとるやろ?
東口:そら一緒に行ったときやったもん!
しっかし、あの店員さんは傑作やったよなあ!
じゃあ、俺、あのときの店員さんやるから、お前、俺やれ!
森田:え?
東口:だから、俺があのときの店員さんやるから、お前は当時の俺をやってくれって言ってんねん。
森田:俺がお前をやんの?
東口:そやで?
まあ、細かいことはええねん。
あの店員さんが重要やろ?
(仕立て屋のマイム開始)
森田:(納得してないようだがコントイン)
おい、森田ー。ここが仕立て屋さんや。
ここでお揃いの衣装つくろうか?(森田らしき人が存在する空間に向かって)
ウィーン
東口:いらっしゃいませ。
本日はどのようなご要件でございましょうか?
森田:あの、僕ら、お笑い始めようと思ってて、かっこいいお揃いの衣装を作って欲しいんですよ。
なあ、森田?(森田空間へ向けて)
東口:さようでございますか。
ということは既製品ではなく、オーダーメイドの方がよろしいですよね?
森田:そうですねえ。
なあ?森田、ええやろ?(森田空間へ向けて)
東口:では、そういうことでしたら、早速採寸いたしましょうか?
そうしたら、 うーん、相方さんの方から先に採寸いたしますので、どうぞこちらに。
森田:(「俺やないんや」という顔)…相方。
東口:森田さん。(森田空間へ向けて)
森田:はい!
東口:え?
森田:あっ、スンマセン。僕今は東口でした。
東口:ああ、そう。
やっぱ、お笑いさん目指してるだけあって、面白いですね。
森田:いや…(照れ)
東口:では失礼して、(採寸のマイムを始める)
(森田空間へ向けて)…森田さん。
一応、ウエストが120cmなので、オーダーメイドの生地の方が別注になるんですがよろしいでしょうか?
森田:え?え?ちょっと待って。
当時の俺、ごっつデブなん!?( 素でのツッコミ)
東口:(無視してコント継続)森田さんぐらい体格のいい方ですとねえ、どうしてもねえ。
お高くなっちゃう可能性高いんですよねえ。
森田:待てや、7年前の俺の認識どうなってんねん!
東口:森田さん、失礼ですが身長の方は?あっ、2m12cm
森田:(上をみる)おいおいおい!待てや待てや!
俺マジでどうしたんや!
東口:では、こちらも別注の料金がかかりますけれど、よろしいですよね?
森田:え?ちょっと待ってくださいよ!
金とかそういうことやなくて!
東口:(森田空間と)なになに?相方も似たような体系をしてるので、同じような別注の衣装となると大変かもしれない?
(店員、東口役森田をみる)
ですよねー。
森田:ちょい待って!俺も同じ体系なん!これで!?
いや、俺やないけど!
東口:(東口役森田へ)ちなみに、どうされますかね?
成長した時のために、大きめに作りましょうかね?
森田:いや、これ以上大きくしたらアカン!
東口:(森田空間と森田の顔を見比べる)
そういえば、お二人同士顔そっくりですねえ!
双子さんですかね?
森田:(森田空間と顔を比べだす)
ええ…まあ…
そっくりっちゃ、そっくりですけど。
いや、違う違う!
そういうことやないやん!
東口:双子ではないんですね?
森田:双子でもない!
東口:しかし、お笑いコンビで同じ衣装でやるとしたら、両人メガネかけられているので、こちらの方はメガネ外された方がええと思うんですよねえ。
森田:両方メガネなん!?
東口:ええ、ちょっと双子でもないのにそっくりすぎて、なおかつお揃いのねえ、特徴的なメガネですとねえ。
ジョンレノンタイプの。
森田:ジョンレノンなんすか!
俺も!?
東口:はい。
違いました?
もしかして、タモリタイプのサングラスでしたっけ?
森田:それはさすがにちがう!
それは店員さんがおかしい!
そこはボケや!
メガネからのサングラスはさすがにボケや!
…おい!一回、止めよ!
東口:なんやねん、止めんなや。
森田:おかしいやろ…色々と。
東口:はぁ?
だいたい、お前、当時と同じ体型でおんなじ衣装今も着てるやん!
森田:はあ?
(自分の体をまじまじと確認する、恐怖におののく)
東口:ねえ、お客さん、こんなノッポでおデブちゃんですいませんねえ!
森田:お前はどう見えてんねん…?
東口:そら身長高くてデブですよ。ねえお客さん。
森田: (客に問いかけ)見えます?これが?
東口:あ、そういえば、お客さん。
彼ね、サングラスかけてるでしょ。
これを取るとわかるんですけどね、僕と顔がそっくりなんですわ!
森田: (自分と相手の見た目を確認)
そっくりちゃうやん!
グラサンなんてかけてないやん!
お客さん!どうなんすか!
東口:僕もね、見たとおり、彼とまったく同じ体系のふとっちょで、同じ顔のもんですから、街中でよく間違えられるんですよね。
森田: お前もデブのつもりなん!?
俺がで デブならお前もデブなん?しかも2m級の!?
東口:せやで。
ねえお客さん、変な見た目二人ですいませんねえ!
森田: 待て待て待て。
何かがおかしい!混沌や!
…東口、どうしたんや!?
東口:…俺は店員やで?
森田: は?
東口:俺は仕立て屋の店員や。
東口さんちゃうよ。
森田: は?
じゃあ、俺は誰やねん?
東口:お前は、東口やろ?
森田: じゃあ、森田は?
東口:お客さんの森田さん?
そこにおるやん(客席の方を指す)
森田: さっきからお客さんに話しかけてたのは…
東口:そうやで、俺は、仕立て屋に来てるお客さんの森田さんに話しかけてるんやで。
ねえ、森田さん?(客席に問いかける)
うんうん、似てるって言うてますよ。ああそうですか…
森田: …なんや?俺だけおかしいのか?
俺だけ認識が間違えてんのか?
あそこに森田がおるのか?俺は東口なんか?
東口:うっさいなあ。
…じゃあ、俺がお前の代わりに東口やるから、続きやろうや!
森田: …とったらアカン!
俺から東口をとったらアカンって!
お前店員で、森田あそこにおるんやから
お前が東口をとったら、俺がアカンわ!
東口:しゃーないなあ。
じゃあ、俺が東口やるから、お前は森田やれ!
森田: …そう!それでいいんや!
よかった!よかった!
一件落着や!
ホンマ、危ないとこやったわ!
東口:ちゃんとやれや?
(コントイン)
おい、森田ー。ここが仕立て屋さんや。
ここでお揃いの衣装つくろうか?
森田: そやなあ。ここやな。(嬉しそうに)
東口:ウィン
あっ、どうも。
あの、僕ら、お笑い始めようと思ってて、かっこいいお揃いの衣装を作って欲しいんですよ。
なあ、森田?
森田: せやせや。(噛み締めながら)
東口:オーダーメイド?
そうですねえ。
なあ?森田、ええやろ?
森田: せやせや!
これこれ!
東口:(森田と店員を見比べて)
店員さんと森田って似てるなあ!
森田: え?やめろや。
東口:似てますよねえ!
自分でも入ってきたときから似てるって思ってたって?
ですよねえ!
だって森田と似てるってことは、僕とも似てるって事ですからね!
森田: は?
だから、似てないやん!
百歩譲って、店員さんとは瓜二つとしてもええわ。
でもお前とは明らかに似てないやん!
東口:…ドレッドヘアーの話やで!?
森田: ドレッドヘアーの話なん!?
全員、ドレッドなん!?
東口:そうやで。
ですよねー、店員さん。
全員同じジャマイカの感じですよね!
森田: 止めろ止めろ止めろ!
東口:もう、どうしたいねん?
森田: ちゃうやろ!
店員さんの喋り方がおもろすぎたって話やろ!
ちゃんとやれや!
東口:そうやったか?
(誰もいない方を向いて)店員さんそんな変な喋り方でしたっけ?
森田: おるんかい!
恐怖と笑いは紙一重。
ももええわ。
東口&森田:どうもありがとうございました。
文字で羅列しているだけだと想像しづらいので、是非ともさらばの二人が演じてる様を思い浮かべながら読んでみてください。
あと、前回までのM-1のネタの研究の記事は途中でぶった切れてますが、また続きやるつもりはあります笑
今年の予選が始まるまでには完結させたいってモチベーションなので気長に。
〈さらば青春の光 仕立て屋の店員〉
東口宜隆:どうも、さらば青春の光です。
僕が東口で、
森田哲矢:僕が森田ともうします。よろしくお願いしますー
東口:いやー、森田よー、僕らね、若手若手って言ってますけどもうコンビ組んで7年ですよ!
森田:そやな、意外に早かったよなあ。
東口:そやでホンマ。
ちなみに、コンビを組み立ての頃のことって覚えとるか?
森田:覚えとるわ、そら。
忘れるわけないやろ。
特にあれやな。お笑い二人で始めようって思って、「まずは形からや!」ってことで二人でお揃いの衣装作りにいったやん。
東口:ああwあの店員さんか!
二人で衣装作りに一緒に仕立て屋行ったときのなあ。
森田:そうや。あの人や。
一緒になあ行った時やから忘れられんわ。
あの人のこと、未だに覚えとるやろ?
東口:そら一緒に行ったときやったもん!
しっかし、あの店員さんは傑作やったよなあ!
じゃあ、俺、あのときの店員さんやるから、お前、俺やれ!
森田:え?
東口:だから、俺があのときの店員さんやるから、お前は当時の俺をやってくれって言ってんねん。
森田:俺がお前をやんの?
東口:そやで?
まあ、細かいことはええねん。
あの店員さんが重要やろ?
(仕立て屋のマイム開始)
森田:(納得してないようだがコントイン)
おい、森田ー。ここが仕立て屋さんや。
ここでお揃いの衣装つくろうか?(森田らしき人が存在する空間に向かって)
ウィーン
東口:いらっしゃいませ。
本日はどのようなご要件でございましょうか?
森田:あの、僕ら、お笑い始めようと思ってて、かっこいいお揃いの衣装を作って欲しいんですよ。
なあ、森田?(森田空間へ向けて)
東口:さようでございますか。
ということは既製品ではなく、オーダーメイドの方がよろしいですよね?
森田:そうですねえ。
なあ?森田、ええやろ?(森田空間へ向けて)
東口:では、そういうことでしたら、早速採寸いたしましょうか?
そうしたら、 うーん、相方さんの方から先に採寸いたしますので、どうぞこちらに。
森田:(「俺やないんや」という顔)…相方。
東口:森田さん。(森田空間へ向けて)
森田:はい!
東口:え?
森田:あっ、スンマセン。僕今は東口でした。
東口:ああ、そう。
やっぱ、お笑いさん目指してるだけあって、面白いですね。
森田:いや…(照れ)
東口:では失礼して、(採寸のマイムを始める)
(森田空間へ向けて)…森田さん。
一応、ウエストが120cmなので、オーダーメイドの生地の方が別注になるんですがよろしいでしょうか?
森田:え?え?ちょっと待って。
当時の俺、ごっつデブなん!?( 素でのツッコミ)
東口:(無視してコント継続)森田さんぐらい体格のいい方ですとねえ、どうしてもねえ。
お高くなっちゃう可能性高いんですよねえ。
森田:待てや、7年前の俺の認識どうなってんねん!
東口:森田さん、失礼ですが身長の方は?あっ、2m12cm
森田:(上をみる)おいおいおい!待てや待てや!
俺マジでどうしたんや!
東口:では、こちらも別注の料金がかかりますけれど、よろしいですよね?
森田:え?ちょっと待ってくださいよ!
金とかそういうことやなくて!
東口:(森田空間と)なになに?相方も似たような体系をしてるので、同じような別注の衣装となると大変かもしれない?
(店員、東口役森田をみる)
ですよねー。
森田:ちょい待って!俺も同じ体系なん!これで!?
いや、俺やないけど!
東口:(東口役森田へ)ちなみに、どうされますかね?
成長した時のために、大きめに作りましょうかね?
森田:いや、これ以上大きくしたらアカン!
東口:(森田空間と森田の顔を見比べる)
そういえば、お二人同士顔そっくりですねえ!
双子さんですかね?
森田:(森田空間と顔を比べだす)
ええ…まあ…
そっくりっちゃ、そっくりですけど。
いや、違う違う!
そういうことやないやん!
東口:双子ではないんですね?
森田:双子でもない!
東口:しかし、お笑いコンビで同じ衣装でやるとしたら、両人メガネかけられているので、こちらの方はメガネ外された方がええと思うんですよねえ。
森田:両方メガネなん!?
東口:ええ、ちょっと双子でもないのにそっくりすぎて、なおかつお揃いのねえ、特徴的なメガネですとねえ。
ジョンレノンタイプの。
森田:ジョンレノンなんすか!
俺も!?
東口:はい。
違いました?
もしかして、タモリタイプのサングラスでしたっけ?
森田:それはさすがにちがう!
それは店員さんがおかしい!
そこはボケや!
メガネからのサングラスはさすがにボケや!
…おい!一回、止めよ!
東口:なんやねん、止めんなや。
森田:おかしいやろ…色々と。
東口:はぁ?
だいたい、お前、当時と同じ体型でおんなじ衣装今も着てるやん!
森田:はあ?
(自分の体をまじまじと確認する、恐怖におののく)
東口:ねえ、お客さん、こんなノッポでおデブちゃんですいませんねえ!
森田:お前はどう見えてんねん…?
東口:そら身長高くてデブですよ。ねえお客さん。
森田: (客に問いかけ)見えます?これが?
東口:あ、そういえば、お客さん。
彼ね、サングラスかけてるでしょ。
これを取るとわかるんですけどね、僕と顔がそっくりなんですわ!
森田: (自分と相手の見た目を確認)
そっくりちゃうやん!
グラサンなんてかけてないやん!
お客さん!どうなんすか!
東口:僕もね、見たとおり、彼とまったく同じ体系のふとっちょで、同じ顔のもんですから、街中でよく間違えられるんですよね。
森田: お前もデブのつもりなん!?
俺がで デブならお前もデブなん?しかも2m級の!?
東口:せやで。
ねえお客さん、変な見た目二人ですいませんねえ!
森田: 待て待て待て。
何かがおかしい!混沌や!
…東口、どうしたんや!?
東口:…俺は店員やで?
森田: は?
東口:俺は仕立て屋の店員や。
東口さんちゃうよ。
森田: は?
じゃあ、俺は誰やねん?
東口:お前は、東口やろ?
森田: じゃあ、森田は?
東口:お客さんの森田さん?
そこにおるやん(客席の方を指す)
森田: さっきからお客さんに話しかけてたのは…
東口:そうやで、俺は、仕立て屋に来てるお客さんの森田さんに話しかけてるんやで。
ねえ、森田さん?(客席に問いかける)
うんうん、似てるって言うてますよ。ああそうですか…
森田: …なんや?俺だけおかしいのか?
俺だけ認識が間違えてんのか?
あそこに森田がおるのか?俺は東口なんか?
東口:うっさいなあ。
…じゃあ、俺がお前の代わりに東口やるから、続きやろうや!
森田: …とったらアカン!
俺から東口をとったらアカンって!
お前店員で、森田あそこにおるんやから
お前が東口をとったら、俺がアカンわ!
東口:しゃーないなあ。
じゃあ、俺が東口やるから、お前は森田やれ!
森田: …そう!それでいいんや!
よかった!よかった!
一件落着や!
ホンマ、危ないとこやったわ!
東口:ちゃんとやれや?
(コントイン)
おい、森田ー。ここが仕立て屋さんや。
ここでお揃いの衣装つくろうか?
森田: そやなあ。ここやな。(嬉しそうに)
東口:ウィン
あっ、どうも。
あの、僕ら、お笑い始めようと思ってて、かっこいいお揃いの衣装を作って欲しいんですよ。
なあ、森田?
森田: せやせや。(噛み締めながら)
東口:オーダーメイド?
そうですねえ。
なあ?森田、ええやろ?
森田: せやせや!
これこれ!
東口:(森田と店員を見比べて)
店員さんと森田って似てるなあ!
森田: え?やめろや。
東口:似てますよねえ!
自分でも入ってきたときから似てるって思ってたって?
ですよねえ!
だって森田と似てるってことは、僕とも似てるって事ですからね!
森田: は?
だから、似てないやん!
百歩譲って、店員さんとは瓜二つとしてもええわ。
でもお前とは明らかに似てないやん!
東口:…ドレッドヘアーの話やで!?
森田: ドレッドヘアーの話なん!?
全員、ドレッドなん!?
東口:そうやで。
ですよねー、店員さん。
全員同じジャマイカの感じですよね!
森田: 止めろ止めろ止めろ!
東口:もう、どうしたいねん?
森田: ちゃうやろ!
店員さんの喋り方がおもろすぎたって話やろ!
ちゃんとやれや!
東口:そうやったか?
(誰もいない方を向いて)店員さんそんな変な喋り方でしたっけ?
森田: おるんかい!
恐怖と笑いは紙一重。
ももええわ。
東口&森田:どうもありがとうございました。
2015/12/05
M-1 2015 予想記事
審査員発表がなかなかされずもどかしかったのですが、蓋を開けたら、歴代チャンピオン9名というサプライズ加減。
事前発表であった今田上戸の司会コンビなどから推察するに、旧M-1の懐古主義的な側面が強い大会になるかと思っていたら、まさかのまっちゃんすらいないという方向転換。
しかし、笑けずりやABCお笑いグランプリでは既にこの世代の批評に定評があることは周知の事実ですので、個人的には時代の変わり目として歓迎したいです。
アンタッチャブルがいないなどの諸問題はありますが、まあ、ここでコンビ復活しちゃってもM-1本体のサプライズが薄れてしまうので、他の場所で復活してくれればいいです。
というか、ここまでコンビ復活を焦らしているのはそれこそ、復活する場所だけがないのでは?という疑問が沸き起こってしまいます。
個人的には、古巣である木曜ジャンクに乱入して、それこそ乗っ取りのゲリラ復活か、人力舎のライブでひっそりと復活というケースなのではと予測しています。
話が逸れたので、予想にまいりましょう。
一応、ギャオで三回戦、準々決勝の動画を視聴済みであり、準決勝のレポにもそれなりに目を通した限りでの予想です。
1.メイプル超合金
今大会のダークホース。
予選ではかなりホームなウケ具合で、個人的に決勝の場面でみたいと感じていたコンビの一つですが、まさかのトップバッター。
見た目のインパクトの割には、それを殆ど活かさないある意味正統派?なネタを披露するため、トップバッターとしてはそこそこのウケ具合に終始するのではないのでしょうか。
立ち話的な漫才で、コブラ丸出しのカズレーザーが脈略ないボケをしまくるというスタイルなので、最初に取りこぼしたときにはズルズルいってしまう可能性もデカイです。
しかし、スタイル的にもボケも他のネタから臨機応変に流用できるため、予選動画の頃よりもブラッシュアップが期待できます。
あと、ツッコミのナンシー関丸出しの安藤なつのある種、淡々とした口の悪いツッコミは場合によっちゃ、「下手」と受け取られる可能性もあるのが懸念材料。
個人的にはハチミツ二郎のような、おデブちゃんの淡々としたツッコミというのは好みなので、(ハチミツは敬語、安藤は怒鳴り口調という違いはありますが)是非とも、そこに目を瞑るような、カズレーザーのぶっ飛びぷりが発揮されるのを期待します。
あと、ラストの「ぶぱぱ」問題ですね。
過去のM-1において、こういう本編とはあんまり関係ない、飛び道具的なボケは不発な印象があるのですが、これがウケるか、無風かでその日のお客さんや会場の具合がわかってしまうので注目ポイントです。
「数年ぶりのM-1復活トップバッターでなにやってんねんw」というノリに運べればいいのですが、どっちに転ぶかは大会を占うものとなるでしょう。
2.馬鹿よ貴方は
メイプルと続いて地下ライブ臭の強い並びなのは何の因果か。
予選の動画を見る限りでは、いつものように無駄なく始まるお店ものの漫才コントと、隠しネタであろうファラオの全編架空言語ネタの二本。
一本目から架空言語ネタをしちゃったらどうなるのか気になりますが、準決勝出番直前にネタをフルチェンジして見事決勝進出を果たしたという新道のカンを信じるなら、比較的正統派のネタで来てくれるでしょう。
そして、二本目で架空言語ネタを披露して、度肝を抜いてもらえれば十分です。
こちらのコンビは難しいとか変な事やってると思われがちですが、冷静に見ると、シチュエーションやボケもトリッキーな事は殆どやってなくて、ツッコミも色を出すわけではなく必要最低限なんですね。
ベタとまでは言いませんが、基本に忠実なボケとツッコミを「間」を生かすことによって、極限まで面白く仕上げたタイプだと考えています。
それゆえに、緊張などで間がおかしくなってしまったときにはかなりピンチ。
その代わり、掴んでしまえば最後までこっちのものなので、ザマンザイ2014の二の舞にならない事を祈ります。
なのでスタイルで言ったら、昔のおぎやはぎに似てると個人的には思いますね。
ベタなやりとりを間の面白さで一番面白く伝わるように消化するという漫才スタイルという点で、共通点があると考えています。
あと、新道の無個性ツッコミがどこまで「ふざけんな」と思われないかもキーポイント。
そして、架空言語ネタを見るとファラオは思ったより器用な奴だと感じれると思います。
3.スーパーマラドーナ
飛び道具感のある二組を終えて、ようやく出てきた正統派という感じでしょうが。
やっと、スーツを着た普通と形容されるような漫才に出会えたような気分になれます。
ヤンキー武智とヒョロメガネ田中という主従的な上下関係がはっきりとしたネタを披露してきた彼らですが、今回は、田中の落語風再現小芝居に武智が突っ込んでいくというスタイル。
会話をなくすことによって、今までのような暴力的な主従関係から抜け出し見る人を選ばないマイルドな仕上がりになっています。
極め付きには、ヒョロメガネ田中の方を凄まじく外道に落としこむという武智の暴力的イメージなツッコミに対する正当性を確保しているので、これはかなりウケる可能性が高いのじゃないでしょうか。
しかし、ボケの種類もブラック系が多く、田中のキャラや見た目で中和されている感じがありますが、一個目のボケでさーっと引かれてしまったら、最後までダダ滑り、という可能性も孕んでいます。
でも、田中があの見た目でクズっぽい奴ってのはかなりギャップがあって好きですねー。
4.和牛
記者会見や事前動画から屁理屈キャラを浸透させようと用意周到な水田。
ネタもそのキャラの延長線上の通り、屁理屈彼氏水田に振り回されるアホ彼女かつみといった感じで、スーマラがウケる磁場ならこれもウケるんじゃないかという絶妙なネタです。
とにかくサイコパス感溢れる淡々とした嫌味な屁理屈キャラが見ものであり、それに困惑する彼女のかつみもさらに全く擁護したくならないし、逆に言えば、彼女の方がムカつくんではないかと思うぐらいのキャラ設定。
でも、そう思わせれば、水田の正論がガンガンハマるし、どちらかというと女性はこの手のネタは大好物なんじゃないかと思ってしまいます。
こちらのネタもハマれば大きいですが、一旦、引かせてしますと最後までズルズルいく可能性が強いので注意。
5.ジャルジャル
ジャルジャルの漫才は安定感がとにかくある。
ネタバレしていても、システムを理解すればスルスルっとネタに入ることができるし、一本目としてはこの上ない漫才なんじゃないでしょうか。
最初にひっかかりを作って理解させれば、あとはどんだけ発展させてズラせるかというのを見事に4分に収めている気がします。
しかし、二本目もこの形式であると、ややネタバレ感が大きいというか、10のパンブーのごとく「同じことをやってる」と思われがちなので注意が必要です。
それこそ、最終決戦はジャルジャルなんだから壊滅的なメタネタ披露して欲しいところです。
一部では「コントではないか?」という批判の声も聞こえそうなんですが、これは厳密にはキャラ漫才の一種なんですね。
コント師はキャラ武装しながらしゃべくり漫才するってのは結構常套手段で、それこそチュートリアルの漫才なんて、偏執な徳井なんてキャラ武装、コントチックなキャラクターであることは衆知の事実です。
しかし、それでも漫才に見えるのは一般人の代弁者である素の福田のツッコミの存在。
ファンタジー(コント)と現実の仲介人としての福田の役割が、漫才という形式をつなぎとめています。
ジャルジャルの今回の漫才は「イントネーションやことばづかいがおかしい人」というキャラ武装したしゃべくり漫才ですが、Wボケであるため、どっちも素の人格の後藤と福徳が居ないという理由から、コントっぽく見えるのだと思います。
個人的には漫才の新しいスタイルとして評価したいですね。
6.銀シャリ
ツッコミ主導のしゃべくり漫才の銀シャリ。
オールドスクールな見た目やネタの題材の庶民的なチョイスから古い漫才師の継承者なんて思われてそうですが、実際にはそんなことないです。
個人的にはそういう見た目で損してる部分があると思うんですがどうでしょうか笑
ツッコミで笑いを取るスタイルを取るため、ボケがツッコミフレーズの発生装置に終始してしまうという批判を浴びやすいのですが、今回のネタに至っては、鰻パート単体でもちゃんと面白いつくりになっていて、そこは感心してしまいます。
しかし、相変わらずネタの題材が渋すぎて、なんかうっすらとフィルター的なものがかけられてしまい、そこそこのウケ具合に終わってしまう可能性も高いでしょう。
スーマラと銀シャリはツッコミがネタ作りを行っており、いずれも、ツッコミで笑いを取ろうと画策しているため、そのスタイルの微妙な違いや、ボケの活かし方に注目すると楽しめるんじゃないかと個人的には思います。
7.ハライチ
ノリボケからスタイルチェンジし、ハライチの良さを保ちながらコント漫才で再び決勝に上がってきたのはかなり評価できます。
スタイル変えて再びやってくるって、漫才師としては二つ目の脳みそ持ってるのと同じことですからね。
動画で見たのは誘拐を題材にしたオーソドックスなコント漫才。
ノリボケ時代の澤部の良さを活かしながら、進化したハライチが見られることに注目したいです。
ノリボケでやってくると思い込んでる視聴者たちにはいい裏切りになると思うので、このコンビも前後のコンビに左右されないような安定したウケを狙えるんじゃないかと思っています。
しかし、岩井の誘い笑いというのが一個問題としてあって、これは、ネタの予定調和感をなくし、アドリブ感を出すための工夫なのですが、多用しすぎて、ちょっと引いちゃう人も多いんじゃないかなーという懸念があります。
あくまでも、テクニックの一つとして目を瞑らせるほど、大きなウケが取れることを期待したいです。
8.タイムマシーン3号
十年ぶりの返り咲き。
準決勝では「この世の事象を太らせる」という大喜利感の強いネタで一抜けとのこと。
個人的には三回戦分の三分バージョンを視聴したんですが、どうしてもこういう大喜利の羅列系のネタは不得意というか、もっと羅列ではない工夫をしろ!と思ってしまいます。
別に大喜利系のネタが悪いんじゃないくて、ストーリーを組み込んで自然に見せろだとか、前後でつながりを見せて、羅列感をなくして欲しいという要望です。
漫才って面白発想発表大会じゃなくて、演芸なんですから、そういった表現として見たいんですよ。
でも、準決勝では三回戦分以降の「痩せさせる」というパートが大爆発したとのことなので、そっちで僕の評価も一気にひっくり返してくれる可能性も高く、期待してしまいます。
また、もう一本の落語のネタはどうなんだろうなあ。
近年の傾向でいけば、創意工夫を凝らしたネタより、ああいうシンプルな天丼系が受けやすい磁場が多いので、もしかしたらそっちで大爆発する可能性すらもあります。
とりあえず、当日の雰囲気次第です。
9.敗者復活枠
今年は視聴者投票ということで人気投票に終始してしまう可能性が高いです。
その中でも知名度と安定感で一歩抜けた、ナイツやトレンディエンジェルが上がってくる可能性が大いにあるでしょう。
勿論、純粋なその日のウケの結果で上がってくるならいいのですが、そんな良識を持ったお笑いフリークなんて母数が少ないため、必然的に知名度対決に終始してしまうんじゃないかと思っています。
それでも、ウケ量は加味された結果になってほしいなーと漠然な期待を抱いてしまいます。
個人的には、さらば青春の光、ダイタク、尼神インターあたりの全国的無名どころに出て行ってほしいところです。
また、敗者復活は三分ネタなので、決勝に上がった場合ネタを変えてくるのか、それとも、三分バージョンを披露して、残りの1分は決勝で!パターンなのか戦略の分かれることでしょう。
とりあえず、こんな感じですかね。
当日なってみないとどんな感じになるのか予想もつきません。
審査員もどういう評価を下すのかもわかりませんし、会場のお客さんの反応具合も未知数です。
近年の賞レースは最低限反応してほしいポイントで無風であったり、シンプルなネタが好まれる傾向もあるので、凝ったことやっても受け入れて貰えるような明るさと、M−1らしい緊張感を両立した大会になってほしいと期待します。
特に司会の今田にその雰囲気作りはかかっており、審査員がボケやすい環境になるのか、芸人という側面を捨てて、真面目評価の場になるかは彼次第なのです!
とにかく、普段おちゃらけた芸人としてのチャンピオンたちが、審査員という真面目さベースとしての絵面が見えたら、それはそれで荘厳だと思うので、是非とも期待したい!
とりあえず安定感を重視した僕の予想は、
ジャルジャル、ハライチ、敗者復活組辺りが最終決戦に進むんじゃないかなーと漠然と思っています。
勿論、こいつらが上がらない時は、ある意味、ギャンブルに勝利した組が数組発生するということなので、そちらの絵面も見れたらうれしい。
M-1終了後にまた感想記事を書こうと思っています。
あー、楽しみ。
事前発表であった今田上戸の司会コンビなどから推察するに、旧M-1の懐古主義的な側面が強い大会になるかと思っていたら、まさかのまっちゃんすらいないという方向転換。
しかし、笑けずりやABCお笑いグランプリでは既にこの世代の批評に定評があることは周知の事実ですので、個人的には時代の変わり目として歓迎したいです。
アンタッチャブルがいないなどの諸問題はありますが、まあ、ここでコンビ復活しちゃってもM-1本体のサプライズが薄れてしまうので、他の場所で復活してくれればいいです。
というか、ここまでコンビ復活を焦らしているのはそれこそ、復活する場所だけがないのでは?という疑問が沸き起こってしまいます。
個人的には、古巣である木曜ジャンクに乱入して、それこそ乗っ取りのゲリラ復活か、人力舎のライブでひっそりと復活というケースなのではと予測しています。
話が逸れたので、予想にまいりましょう。
一応、ギャオで三回戦、準々決勝の動画を視聴済みであり、準決勝のレポにもそれなりに目を通した限りでの予想です。
1.メイプル超合金
今大会のダークホース。
予選ではかなりホームなウケ具合で、個人的に決勝の場面でみたいと感じていたコンビの一つですが、まさかのトップバッター。
見た目のインパクトの割には、それを殆ど活かさないある意味正統派?なネタを披露するため、トップバッターとしてはそこそこのウケ具合に終始するのではないのでしょうか。
立ち話的な漫才で、コブラ丸出しのカズレーザーが脈略ないボケをしまくるというスタイルなので、最初に取りこぼしたときにはズルズルいってしまう可能性もデカイです。
しかし、スタイル的にもボケも他のネタから臨機応変に流用できるため、予選動画の頃よりもブラッシュアップが期待できます。
あと、ツッコミのナンシー関丸出しの安藤なつのある種、淡々とした口の悪いツッコミは場合によっちゃ、「下手」と受け取られる可能性もあるのが懸念材料。
個人的にはハチミツ二郎のような、おデブちゃんの淡々としたツッコミというのは好みなので、(ハチミツは敬語、安藤は怒鳴り口調という違いはありますが)是非とも、そこに目を瞑るような、カズレーザーのぶっ飛びぷりが発揮されるのを期待します。
あと、ラストの「ぶぱぱ」問題ですね。
過去のM-1において、こういう本編とはあんまり関係ない、飛び道具的なボケは不発な印象があるのですが、これがウケるか、無風かでその日のお客さんや会場の具合がわかってしまうので注目ポイントです。
「数年ぶりのM-1復活トップバッターでなにやってんねんw」というノリに運べればいいのですが、どっちに転ぶかは大会を占うものとなるでしょう。
2.馬鹿よ貴方は
メイプルと続いて地下ライブ臭の強い並びなのは何の因果か。
予選の動画を見る限りでは、いつものように無駄なく始まるお店ものの漫才コントと、隠しネタであろうファラオの全編架空言語ネタの二本。
一本目から架空言語ネタをしちゃったらどうなるのか気になりますが、準決勝出番直前にネタをフルチェンジして見事決勝進出を果たしたという新道のカンを信じるなら、比較的正統派のネタで来てくれるでしょう。
そして、二本目で架空言語ネタを披露して、度肝を抜いてもらえれば十分です。
こちらのコンビは難しいとか変な事やってると思われがちですが、冷静に見ると、シチュエーションやボケもトリッキーな事は殆どやってなくて、ツッコミも色を出すわけではなく必要最低限なんですね。
ベタとまでは言いませんが、基本に忠実なボケとツッコミを「間」を生かすことによって、極限まで面白く仕上げたタイプだと考えています。
それゆえに、緊張などで間がおかしくなってしまったときにはかなりピンチ。
その代わり、掴んでしまえば最後までこっちのものなので、ザマンザイ2014の二の舞にならない事を祈ります。
なのでスタイルで言ったら、昔のおぎやはぎに似てると個人的には思いますね。
ベタなやりとりを間の面白さで一番面白く伝わるように消化するという漫才スタイルという点で、共通点があると考えています。
あと、新道の無個性ツッコミがどこまで「ふざけんな」と思われないかもキーポイント。
そして、架空言語ネタを見るとファラオは思ったより器用な奴だと感じれると思います。
3.スーパーマラドーナ
飛び道具感のある二組を終えて、ようやく出てきた正統派という感じでしょうが。
やっと、スーツを着た普通と形容されるような漫才に出会えたような気分になれます。
ヤンキー武智とヒョロメガネ田中という主従的な上下関係がはっきりとしたネタを披露してきた彼らですが、今回は、田中の落語風再現小芝居に武智が突っ込んでいくというスタイル。
会話をなくすことによって、今までのような暴力的な主従関係から抜け出し見る人を選ばないマイルドな仕上がりになっています。
極め付きには、ヒョロメガネ田中の方を凄まじく外道に落としこむという武智の暴力的イメージなツッコミに対する正当性を確保しているので、これはかなりウケる可能性が高いのじゃないでしょうか。
しかし、ボケの種類もブラック系が多く、田中のキャラや見た目で中和されている感じがありますが、一個目のボケでさーっと引かれてしまったら、最後までダダ滑り、という可能性も孕んでいます。
でも、田中があの見た目でクズっぽい奴ってのはかなりギャップがあって好きですねー。
4.和牛
記者会見や事前動画から屁理屈キャラを浸透させようと用意周到な水田。
ネタもそのキャラの延長線上の通り、屁理屈彼氏水田に振り回されるアホ彼女かつみといった感じで、スーマラがウケる磁場ならこれもウケるんじゃないかという絶妙なネタです。
とにかくサイコパス感溢れる淡々とした嫌味な屁理屈キャラが見ものであり、それに困惑する彼女のかつみもさらに全く擁護したくならないし、逆に言えば、彼女の方がムカつくんではないかと思うぐらいのキャラ設定。
でも、そう思わせれば、水田の正論がガンガンハマるし、どちらかというと女性はこの手のネタは大好物なんじゃないかと思ってしまいます。
こちらのネタもハマれば大きいですが、一旦、引かせてしますと最後までズルズルいく可能性が強いので注意。
5.ジャルジャル
ジャルジャルの漫才は安定感がとにかくある。
ネタバレしていても、システムを理解すればスルスルっとネタに入ることができるし、一本目としてはこの上ない漫才なんじゃないでしょうか。
最初にひっかかりを作って理解させれば、あとはどんだけ発展させてズラせるかというのを見事に4分に収めている気がします。
しかし、二本目もこの形式であると、ややネタバレ感が大きいというか、10のパンブーのごとく「同じことをやってる」と思われがちなので注意が必要です。
それこそ、最終決戦はジャルジャルなんだから壊滅的なメタネタ披露して欲しいところです。
一部では「コントではないか?」という批判の声も聞こえそうなんですが、これは厳密にはキャラ漫才の一種なんですね。
コント師はキャラ武装しながらしゃべくり漫才するってのは結構常套手段で、それこそチュートリアルの漫才なんて、偏執な徳井なんてキャラ武装、コントチックなキャラクターであることは衆知の事実です。
しかし、それでも漫才に見えるのは一般人の代弁者である素の福田のツッコミの存在。
ファンタジー(コント)と現実の仲介人としての福田の役割が、漫才という形式をつなぎとめています。
ジャルジャルの今回の漫才は「イントネーションやことばづかいがおかしい人」というキャラ武装したしゃべくり漫才ですが、Wボケであるため、どっちも素の人格の後藤と福徳が居ないという理由から、コントっぽく見えるのだと思います。
個人的には漫才の新しいスタイルとして評価したいですね。
6.銀シャリ
ツッコミ主導のしゃべくり漫才の銀シャリ。
オールドスクールな見た目やネタの題材の庶民的なチョイスから古い漫才師の継承者なんて思われてそうですが、実際にはそんなことないです。
個人的にはそういう見た目で損してる部分があると思うんですがどうでしょうか笑
ツッコミで笑いを取るスタイルを取るため、ボケがツッコミフレーズの発生装置に終始してしまうという批判を浴びやすいのですが、今回のネタに至っては、鰻パート単体でもちゃんと面白いつくりになっていて、そこは感心してしまいます。
しかし、相変わらずネタの題材が渋すぎて、なんかうっすらとフィルター的なものがかけられてしまい、そこそこのウケ具合に終わってしまう可能性も高いでしょう。
スーマラと銀シャリはツッコミがネタ作りを行っており、いずれも、ツッコミで笑いを取ろうと画策しているため、そのスタイルの微妙な違いや、ボケの活かし方に注目すると楽しめるんじゃないかと個人的には思います。
7.ハライチ
ノリボケからスタイルチェンジし、ハライチの良さを保ちながらコント漫才で再び決勝に上がってきたのはかなり評価できます。
スタイル変えて再びやってくるって、漫才師としては二つ目の脳みそ持ってるのと同じことですからね。
動画で見たのは誘拐を題材にしたオーソドックスなコント漫才。
ノリボケ時代の澤部の良さを活かしながら、進化したハライチが見られることに注目したいです。
ノリボケでやってくると思い込んでる視聴者たちにはいい裏切りになると思うので、このコンビも前後のコンビに左右されないような安定したウケを狙えるんじゃないかと思っています。
しかし、岩井の誘い笑いというのが一個問題としてあって、これは、ネタの予定調和感をなくし、アドリブ感を出すための工夫なのですが、多用しすぎて、ちょっと引いちゃう人も多いんじゃないかなーという懸念があります。
あくまでも、テクニックの一つとして目を瞑らせるほど、大きなウケが取れることを期待したいです。
8.タイムマシーン3号
十年ぶりの返り咲き。
準決勝では「この世の事象を太らせる」という大喜利感の強いネタで一抜けとのこと。
個人的には三回戦分の三分バージョンを視聴したんですが、どうしてもこういう大喜利の羅列系のネタは不得意というか、もっと羅列ではない工夫をしろ!と思ってしまいます。
別に大喜利系のネタが悪いんじゃないくて、ストーリーを組み込んで自然に見せろだとか、前後でつながりを見せて、羅列感をなくして欲しいという要望です。
漫才って面白発想発表大会じゃなくて、演芸なんですから、そういった表現として見たいんですよ。
でも、準決勝では三回戦分以降の「痩せさせる」というパートが大爆発したとのことなので、そっちで僕の評価も一気にひっくり返してくれる可能性も高く、期待してしまいます。
また、もう一本の落語のネタはどうなんだろうなあ。
近年の傾向でいけば、創意工夫を凝らしたネタより、ああいうシンプルな天丼系が受けやすい磁場が多いので、もしかしたらそっちで大爆発する可能性すらもあります。
とりあえず、当日の雰囲気次第です。
9.敗者復活枠
今年は視聴者投票ということで人気投票に終始してしまう可能性が高いです。
その中でも知名度と安定感で一歩抜けた、ナイツやトレンディエンジェルが上がってくる可能性が大いにあるでしょう。
勿論、純粋なその日のウケの結果で上がってくるならいいのですが、そんな良識を持ったお笑いフリークなんて母数が少ないため、必然的に知名度対決に終始してしまうんじゃないかと思っています。
それでも、ウケ量は加味された結果になってほしいなーと漠然な期待を抱いてしまいます。
個人的には、さらば青春の光、ダイタク、尼神インターあたりの全国的無名どころに出て行ってほしいところです。
また、敗者復活は三分ネタなので、決勝に上がった場合ネタを変えてくるのか、それとも、三分バージョンを披露して、残りの1分は決勝で!パターンなのか戦略の分かれることでしょう。
とりあえず、こんな感じですかね。
当日なってみないとどんな感じになるのか予想もつきません。
審査員もどういう評価を下すのかもわかりませんし、会場のお客さんの反応具合も未知数です。
近年の賞レースは最低限反応してほしいポイントで無風であったり、シンプルなネタが好まれる傾向もあるので、凝ったことやっても受け入れて貰えるような明るさと、M−1らしい緊張感を両立した大会になってほしいと期待します。
特に司会の今田にその雰囲気作りはかかっており、審査員がボケやすい環境になるのか、芸人という側面を捨てて、真面目評価の場になるかは彼次第なのです!
とにかく、普段おちゃらけた芸人としてのチャンピオンたちが、審査員という真面目さベースとしての絵面が見えたら、それはそれで荘厳だと思うので、是非とも期待したい!
とりあえず安定感を重視した僕の予想は、
ジャルジャル、ハライチ、敗者復活組辺りが最終決戦に進むんじゃないかなーと漠然と思っています。
勿論、こいつらが上がらない時は、ある意味、ギャンブルに勝利した組が数組発生するということなので、そちらの絵面も見れたらうれしい。
M-1終了後にまた感想記事を書こうと思っています。
あー、楽しみ。
2015/10/08
クライマックスシリーズ改革案を妄想する
今年のセリーグ
一位 ヤクルト
二位 巨人
三位 阪神
対してパリーグ
一位 ソフトバンク
二位 日ハム
三位 ロッテ
通常のクライマックスシリーズだと、各リーグ二位vs三位(二位チームにアドバンテージ1勝)で、二勝先取のファーストシリーズ。
そして、その勝者vs一位(これも一位チームにアドバンテージ1勝)で、四勝先取のファイナルシリーズを行う。
そこで各リーグ勝ち残ったもの同士がまっさらな条件で四勝先取の日本選手権を行うことになるのだ。
このクライマックスシリーズは各リーグの上位3チームまで出場でき、三位のチームが日本一も果たせてしまい、ペナントシーズンの意味合いが薄れるという点からかなり批判も多い。
しかし、逆にペナントでは振るわなかったチームが、クライマックスシリーズで劇的な快進撃を収め、日本一を果たす、という下克上的な楽しみ方も可能となり、一長一短であるあることは間違いない。
個人的にはクライマックスシリーズ自体は熱いドラマが観れるという点で存続して欲しいと思っているが、もっとドラマチックなものに改変できる可能性があると睨んでいる。
こっからはその妄想を綴ることとする。
まず、各リーグ上位二チームは日本選手権を目指す正当な権利を持つというのがこの発想の基本であることを抑えておいて欲しい。
各リーグ三位のチームは興行を盛り上げるためのおまけ要素、すなわち、かすかな一発逆転を夢見れるジョーカー的な存在である。
ファーストステージというかプレ・クライマックスシリーズとして、各リーグ三位同士のチームがいきなりリーグの垣根を越えて一発勝負で激突するのである。
つまり、今年でいうところの阪神とロッテが一日決戦でぶち当たるのだ。
そこで負けてしまったチームは即、クライマックスシリーズ終了とし、日本選手権への夢は潰えてしまう。
しかし、勝利チームはそのままクライマックスシリーズに参戦できるのだが、そのトーナメント編入としては、負けたチームのトーナメントに収まることとなる。
つまり、ロッテvs阪神で見事、阪神が勝利を収めた場合、阪神はそのままパリーグトーナメントに進出し、パリーグ二位の日ハムと戦うこととなるのだ。
かなり変則的だが、こっちの方が裏トーナメント感も出て楽しいと思う。
パリーグトーナメント編入を果たした阪神は、そのまま日ハムと二勝先取のファーストステージを戦うこととなる。
勿論、日ハムはアドバンテージ一勝を持つことには変わりなく、阪神はかなり追い込まれた短期決戦に続けて挑むこととなるのだ。
そして、セリーグの方であるが、逆にそのまま敗退したロッテはトーナメント編入することなく、上位二チームのヤクルトと巨人で日本選手権をかけてシンプルに戦うこととなるのだ。
勿論、ペナント首位ヤクルトにはアドバンテージ一勝与えられることには変わりない。
ここまで変則的であると、三位プレーオフで敗退した側の上位チームからは無駄に試合数が増え、批判も出ることであろう。(特に二位の日ハム)
ただ、興行的には盛り上がるという側面を理解して欲しいし、何と言っても三位プレーオフの敗退は「敗退したチームのいるリーグ全体の責任」という認識をして欲しいのである。
個人的に上位三チーム限定でワンデープレーオフという要素をクライマックスシリーズに入れたかったため、こうなるしか方法はないのである。
もし、四位チームも出ることができてしまったら、それは流石にプレーオフ制度としては欠陥であろう。
そんな変則的なトーナメントにおいて、阪神はパリーグ二位の日ハムを撃破し、ついに、パリーグ一位のソフトバンクと日本選手権をかけて争うこととなる。
勿論、ソフトバンクにアドバンテージ一勝が与えられ、四勝先取の決戦が行われる。
ここは従来のクライマックスシリーズと変わりないのだが、やっぱり、ここまで敵陣で勝ち進んできた阪神にさらに敵陣感を出すためにも、すべての試合をパリーグ側ホームで行って欲しいという希望がある。
興行的に少し難しいものがあるかもしれないが、阪神は三位ワンデープレーオフで勝利して以来、甲子園の土を踏むことなく常に試合を行わなければならないという点にグッとくるだろう。
野球にホームビジター理論が通用するかはわからないが、ある程度の負荷となることは間違いない。
また、三位同士対決の場は、勝率有利チームの地で行うとも決めれるし、交流戦の結果やオールスターの結果で変動するようにすればいいだろう。
「リーグ全体決戦」という側面を押し出すためにも、リーグ全体成果である交流戦の結果が妥当かもしれない。
こうして、阪神vsソフトバンクの決勝戦はすべて福岡で行われ、四勝先取したものがついに日本選手権出場となり、セリーグチームと戦うこととなる。
なので、いつも通りソフトバンクが勝てば、ソフトバンクvsセリーグトップチームが戦うこととなり、リーグ代表同士の威信をかけた決戦となりえるのだ。
しかし、阪神が勝ってしまった場合、阪神vsヤクルトor巨人と日本選手権なのにセリーグ同士の対決となってしまい、やや興ざめすることもあるかもしれない。
しかし、阪神視点から考えると、彼らはそれまでのパリーグ上位三チームをすべて撃破してきているのだ。
つまり、それだけの成果を持って日本選手権の地に立っていると考えると、妥当であるとも考えることができる。
全部ビジターで連戦し、試合数もダントツで多いというある種のハンデから考慮して、そこは是非納得して欲しいところである。
というか、そうなった場合、パリーグの不甲斐なさを責めるべきであるのだ。
そうすることによって、「リーグ全体で強くなる」という意識がさらに高まることとなるだろう。
仮にパリーグトーナメントは阪神が優勝、セリーグトーナメントはヤクルトが優勝したことにすると、日本選手権はそのまま従来通り、7戦4勝先取で行うこととする。
しかし、球場仕様の割合はヤクルト4試合、阪神3試合という比率にする。
あくまでも、ペナントレース一位通過のチームが有利となる点では変わりないのだ。
まあ、かなり変則的で一方のリーグから不満が噴出しそうな気はするが、ドラマチックにクライマックスシリーズを行うと考えると、この手のアイディアに終始してしまうだろう。
何より、三位チーム、つまり今回で仮定した阪神からすると、茨の道であるが、最高に盛り上がる主人公感がたまらない。
一位 ヤクルト
二位 巨人
三位 阪神
対してパリーグ
一位 ソフトバンク
二位 日ハム
三位 ロッテ
通常のクライマックスシリーズだと、各リーグ二位vs三位(二位チームにアドバンテージ1勝)で、二勝先取のファーストシリーズ。
そして、その勝者vs一位(これも一位チームにアドバンテージ1勝)で、四勝先取のファイナルシリーズを行う。
そこで各リーグ勝ち残ったもの同士がまっさらな条件で四勝先取の日本選手権を行うことになるのだ。
このクライマックスシリーズは各リーグの上位3チームまで出場でき、三位のチームが日本一も果たせてしまい、ペナントシーズンの意味合いが薄れるという点からかなり批判も多い。
しかし、逆にペナントでは振るわなかったチームが、クライマックスシリーズで劇的な快進撃を収め、日本一を果たす、という下克上的な楽しみ方も可能となり、一長一短であるあることは間違いない。
個人的にはクライマックスシリーズ自体は熱いドラマが観れるという点で存続して欲しいと思っているが、もっとドラマチックなものに改変できる可能性があると睨んでいる。
こっからはその妄想を綴ることとする。
まず、各リーグ上位二チームは日本選手権を目指す正当な権利を持つというのがこの発想の基本であることを抑えておいて欲しい。
各リーグ三位のチームは興行を盛り上げるためのおまけ要素、すなわち、かすかな一発逆転を夢見れるジョーカー的な存在である。
ファーストステージというかプレ・クライマックスシリーズとして、各リーグ三位同士のチームがいきなりリーグの垣根を越えて一発勝負で激突するのである。
つまり、今年でいうところの阪神とロッテが一日決戦でぶち当たるのだ。
そこで負けてしまったチームは即、クライマックスシリーズ終了とし、日本選手権への夢は潰えてしまう。
しかし、勝利チームはそのままクライマックスシリーズに参戦できるのだが、そのトーナメント編入としては、負けたチームのトーナメントに収まることとなる。
つまり、ロッテvs阪神で見事、阪神が勝利を収めた場合、阪神はそのままパリーグトーナメントに進出し、パリーグ二位の日ハムと戦うこととなるのだ。
かなり変則的だが、こっちの方が裏トーナメント感も出て楽しいと思う。
パリーグトーナメント編入を果たした阪神は、そのまま日ハムと二勝先取のファーストステージを戦うこととなる。
勿論、日ハムはアドバンテージ一勝を持つことには変わりなく、阪神はかなり追い込まれた短期決戦に続けて挑むこととなるのだ。
そして、セリーグの方であるが、逆にそのまま敗退したロッテはトーナメント編入することなく、上位二チームのヤクルトと巨人で日本選手権をかけてシンプルに戦うこととなるのだ。
勿論、ペナント首位ヤクルトにはアドバンテージ一勝与えられることには変わりない。
ここまで変則的であると、三位プレーオフで敗退した側の上位チームからは無駄に試合数が増え、批判も出ることであろう。(特に二位の日ハム)
ただ、興行的には盛り上がるという側面を理解して欲しいし、何と言っても三位プレーオフの敗退は「敗退したチームのいるリーグ全体の責任」という認識をして欲しいのである。
個人的に上位三チーム限定でワンデープレーオフという要素をクライマックスシリーズに入れたかったため、こうなるしか方法はないのである。
もし、四位チームも出ることができてしまったら、それは流石にプレーオフ制度としては欠陥であろう。
そんな変則的なトーナメントにおいて、阪神はパリーグ二位の日ハムを撃破し、ついに、パリーグ一位のソフトバンクと日本選手権をかけて争うこととなる。
勿論、ソフトバンクにアドバンテージ一勝が与えられ、四勝先取の決戦が行われる。
ここは従来のクライマックスシリーズと変わりないのだが、やっぱり、ここまで敵陣で勝ち進んできた阪神にさらに敵陣感を出すためにも、すべての試合をパリーグ側ホームで行って欲しいという希望がある。
興行的に少し難しいものがあるかもしれないが、阪神は三位ワンデープレーオフで勝利して以来、甲子園の土を踏むことなく常に試合を行わなければならないという点にグッとくるだろう。
野球にホームビジター理論が通用するかはわからないが、ある程度の負荷となることは間違いない。
また、三位同士対決の場は、勝率有利チームの地で行うとも決めれるし、交流戦の結果やオールスターの結果で変動するようにすればいいだろう。
「リーグ全体決戦」という側面を押し出すためにも、リーグ全体成果である交流戦の結果が妥当かもしれない。
こうして、阪神vsソフトバンクの決勝戦はすべて福岡で行われ、四勝先取したものがついに日本選手権出場となり、セリーグチームと戦うこととなる。
なので、いつも通りソフトバンクが勝てば、ソフトバンクvsセリーグトップチームが戦うこととなり、リーグ代表同士の威信をかけた決戦となりえるのだ。
しかし、阪神が勝ってしまった場合、阪神vsヤクルトor巨人と日本選手権なのにセリーグ同士の対決となってしまい、やや興ざめすることもあるかもしれない。
しかし、阪神視点から考えると、彼らはそれまでのパリーグ上位三チームをすべて撃破してきているのだ。
つまり、それだけの成果を持って日本選手権の地に立っていると考えると、妥当であるとも考えることができる。
全部ビジターで連戦し、試合数もダントツで多いというある種のハンデから考慮して、そこは是非納得して欲しいところである。
というか、そうなった場合、パリーグの不甲斐なさを責めるべきであるのだ。
そうすることによって、「リーグ全体で強くなる」という意識がさらに高まることとなるだろう。
仮にパリーグトーナメントは阪神が優勝、セリーグトーナメントはヤクルトが優勝したことにすると、日本選手権はそのまま従来通り、7戦4勝先取で行うこととする。
しかし、球場仕様の割合はヤクルト4試合、阪神3試合という比率にする。
あくまでも、ペナントレース一位通過のチームが有利となる点では変わりないのだ。
まあ、かなり変則的で一方のリーグから不満が噴出しそうな気はするが、ドラマチックにクライマックスシリーズを行うと考えると、この手のアイディアに終始してしまうだろう。
何より、三位チーム、つまり今回で仮定した阪神からすると、茨の道であるが、最高に盛り上がる主人公感がたまらない。
2015/09/08
毎週録画している番組を検討する
録画HDDを見ればその人のテレビ的趣向が明らかになるとは言ったもので、いわば自分の分身なワケです。
その人の教養や笑いの感覚のキモになっていたり、間接的に人格形成をもたらすことは間違いないでしょう。
日曜日
①ワイドナショー・ワイドナB面
ダウンタウン松本と東野のワイドショー的番組。
放送室亡き後、松本の社会に対する意見とかを直接的に知る機会がなくなっていたので、この手の番組は嬉しい。
②ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!
ダウンタウン・ココリコ・ほかでおなじみ。
まあ当たり外れあったり惰性なところもありますが、松本が企画に入っているということで、こういうお笑い芸人が主体となって企画する番組は結構注目してしまいます。
ほかには千原ジュニアの「ざっくりハイタッチ」、もう終わりましたけど、さまぁ〜ず大竹の「○○さまぁ〜ず」(TBS・あと日テレのやつも精神的後継番組?)などが存在します。
月曜日
該当なし
いいとも最終回とグランドフィナーレが保護録画されてるだけです。
あとなぜか「目撃者」と「推定無罪」という映画も笑
一生見ることないでしょう。
火曜日
①有田チルドレン
今一番勢いのあるバラエティ番組といっても過言ではない有田チルドレン。
無名芸人をオーディション形式で発掘する形式となっています。
審査員側には有田・ケンコバ・麒麟川島をはじめ、どう転んでもフォローの利く、安定のメンツをチョイス。
そして、専属スカウトマンとしてこの番組の6割ぐらいを担ってるんじゃないかと思うバイきんぐ小峠を配置。
何と言っても、オーディション芸人たちには念密な台本というか劇団的な流れが存在し、それを感じさせない自然な作り込みでしょう。
その中でしっかりと笑いがとれることももちろん、それを飛び越えた有田や審査員、小峠たちの地肩のあるやりとりが面白さを最高に引き上げています。
オーディション芸人がウケたらそのままでOK、仮に滑っても小峠に責任を追及する路線がとれるため、どっちに転んでも一定のクオリティが保てるのが素晴らしい作りです。
②ロンドンハーツ
惰性枠ですね。
去年あたりの緊急生放送の大失敗から完全に歯車がおかしくなっている印象があります。
まあ、企画のネタ詰まり感以外に、準レギュラーたちのお馴染みのやりとりに飽きが来てる感じもあります。
この番組の楽しみはもう終焉を看取るだけです。
③ホテルコンシェルジュ
なぜ録画されているのか不明笑
おそらく、前枠の「マザーゲーム」を連ドラ視聴していた流れでそのまま録画されているのでしょう。
水曜日
①水曜日のダウンタウン
先日、やらせ謝罪からのギャラクシー賞受賞という大逆転撃を見せた悪意満載の番組。
TBSが誇る伝説のテレビっ子垂涎バラエティ「クイズ☆タレント名鑑」の藤井健太郎×ダウンタウンという番組発表時は個人的に衝撃を受けたバラエティです。
芸人がプレゼンターになり、世の中のありとあらゆる説を検証するというテイですが、実質フリージャンルで色んな方向性に取り組むことができるので、「悪のナイトスクープ」といったところでしょうか。
とにかく、「悪意」というのがこの番組のストロングポイントであり、そのさじ加減が絶妙。
センスないとこんな番組作れません。
最近は、休止ぎみですが、その分ネタの溜まりも多くなるので、クオリティ向上につながっていると思います。
木曜日
①とんねるずのみなさんのおかげでした
惰性枠。
まあラジオ的な週一とんねるずに会える場所なので見続けてます。
収録からオンエアのスパンも短いので、時事ネタに対応してるとこが楽しいです。
②クレイジージャーニー
海外アングラ地帯や地球の極地を冒険する冒険家に密着する番組。
松本・設楽・小池栄子というメンツなので、アングラ系旅に密着しても社会派になりすぎないのがいいですね。
個人的にこういう番組がちゃんと民放で放送されるのは嬉しい限りです。
勿論、タレント名鑑軍団の残党がこの番組も担当しており、「悪意」などの精神的要素はある程度受け継がれていると思います。
③アメトーーク
こちらもロンハーと同じく、ネタ詰まり感が半端じゃないです。
加地Pどうした?
というか番組寿命的に末期突入してるんでしょうか。
あと最終回は「アメトーーク芸人」やって、くくりトークにおける暗黙のルールとか手の内バラすメタ的な企画を期待します。
金曜日
①爆笑ファクトリーハウス 笑けずり
NHKBSで始まった若手芸人のリアリティーショー。
ペンションで合宿し、毎回一組づつ脱落していくといういかにもな構成。
この番組の魅力は参加芸人など色々あるんですが、何と言っても現役の漫才師たちによるマジのネタ講師や批評。
笑いのテクニックや批評的解説を現役の芸人から訊けるってのは滅多にありません。
感性ではなく、演芸としての漫才ロジックが講義される様子は非常に感心してしまいます。
この番組を見てからネタを見ると色々見方が変わって楽しいかもしれません。
土曜日
①おぎやはぎの愛車遍歴
おぎやはぎ×車
おぎやはぎ好きだし、車も知れて一石二鳥ですね。
でも、おぎやはぎや芸能人だけ好きな人や車だけ好きな人からはあんまりかもね。
②めちゃイケ
完全に惰性。
年一本アタリがあればいいレベル。
もうゴールデンの制約の中でいかに狡く笑いが取れているかという観点でしか見てません。
ある種、コンテンツで稼ぐとどんだけ延命できるのかという実験番組でしょう笑
③THIS WEEK in the WWE
アメリカのプロレス団体「WWE」の報告番組。
なんとなく流し見しています。
客の熱量や会場規模が日本とは段違いですね。
また、客もエンタメとはなんたるかを熟知してる感じがいい。
あの応援ボードみたいなの持参して観戦したいです。
あとSPいっつもボコられてない?笑
まあこんなもんです。
今はネットの海を彷徨えば、見たい番組はみれる環境なので、そこまで熱心に録画していません。
取り敢えず、今自分の中でアツいのは「笑けずり」ですね。
その人の教養や笑いの感覚のキモになっていたり、間接的に人格形成をもたらすことは間違いないでしょう。
日曜日
①ワイドナショー・ワイドナB面
ダウンタウン松本と東野のワイドショー的番組。
放送室亡き後、松本の社会に対する意見とかを直接的に知る機会がなくなっていたので、この手の番組は嬉しい。
②ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!
ダウンタウン・ココリコ・ほかでおなじみ。
まあ当たり外れあったり惰性なところもありますが、松本が企画に入っているということで、こういうお笑い芸人が主体となって企画する番組は結構注目してしまいます。
ほかには千原ジュニアの「ざっくりハイタッチ」、もう終わりましたけど、さまぁ〜ず大竹の「○○さまぁ〜ず」(TBS・あと日テレのやつも精神的後継番組?)などが存在します。
月曜日
該当なし
いいとも最終回とグランドフィナーレが保護録画されてるだけです。
あとなぜか「目撃者」と「推定無罪」という映画も笑
一生見ることないでしょう。
火曜日
①有田チルドレン
今一番勢いのあるバラエティ番組といっても過言ではない有田チルドレン。
無名芸人をオーディション形式で発掘する形式となっています。
審査員側には有田・ケンコバ・麒麟川島をはじめ、どう転んでもフォローの利く、安定のメンツをチョイス。
そして、専属スカウトマンとしてこの番組の6割ぐらいを担ってるんじゃないかと思うバイきんぐ小峠を配置。
何と言っても、オーディション芸人たちには念密な台本というか劇団的な流れが存在し、それを感じさせない自然な作り込みでしょう。
その中でしっかりと笑いがとれることももちろん、それを飛び越えた有田や審査員、小峠たちの地肩のあるやりとりが面白さを最高に引き上げています。
オーディション芸人がウケたらそのままでOK、仮に滑っても小峠に責任を追及する路線がとれるため、どっちに転んでも一定のクオリティが保てるのが素晴らしい作りです。
②ロンドンハーツ
惰性枠ですね。
去年あたりの緊急生放送の大失敗から完全に歯車がおかしくなっている印象があります。
まあ、企画のネタ詰まり感以外に、準レギュラーたちのお馴染みのやりとりに飽きが来てる感じもあります。
この番組の楽しみはもう終焉を看取るだけです。
③ホテルコンシェルジュ
なぜ録画されているのか不明笑
おそらく、前枠の「マザーゲーム」を連ドラ視聴していた流れでそのまま録画されているのでしょう。
水曜日
①水曜日のダウンタウン
先日、やらせ謝罪からのギャラクシー賞受賞という大逆転撃を見せた悪意満載の番組。
TBSが誇る伝説のテレビっ子垂涎バラエティ「クイズ☆タレント名鑑」の藤井健太郎×ダウンタウンという番組発表時は個人的に衝撃を受けたバラエティです。
芸人がプレゼンターになり、世の中のありとあらゆる説を検証するというテイですが、実質フリージャンルで色んな方向性に取り組むことができるので、「悪のナイトスクープ」といったところでしょうか。
とにかく、「悪意」というのがこの番組のストロングポイントであり、そのさじ加減が絶妙。
センスないとこんな番組作れません。
最近は、休止ぎみですが、その分ネタの溜まりも多くなるので、クオリティ向上につながっていると思います。
木曜日
①とんねるずのみなさんのおかげでした
惰性枠。
まあラジオ的な週一とんねるずに会える場所なので見続けてます。
収録からオンエアのスパンも短いので、時事ネタに対応してるとこが楽しいです。
②クレイジージャーニー
海外アングラ地帯や地球の極地を冒険する冒険家に密着する番組。
松本・設楽・小池栄子というメンツなので、アングラ系旅に密着しても社会派になりすぎないのがいいですね。
個人的にこういう番組がちゃんと民放で放送されるのは嬉しい限りです。
勿論、タレント名鑑軍団の残党がこの番組も担当しており、「悪意」などの精神的要素はある程度受け継がれていると思います。
③アメトーーク
こちらもロンハーと同じく、ネタ詰まり感が半端じゃないです。
加地Pどうした?
というか番組寿命的に末期突入してるんでしょうか。
あと最終回は「アメトーーク芸人」やって、くくりトークにおける暗黙のルールとか手の内バラすメタ的な企画を期待します。
金曜日
①爆笑ファクトリーハウス 笑けずり
NHKBSで始まった若手芸人のリアリティーショー。
ペンションで合宿し、毎回一組づつ脱落していくといういかにもな構成。
この番組の魅力は参加芸人など色々あるんですが、何と言っても現役の漫才師たちによるマジのネタ講師や批評。
笑いのテクニックや批評的解説を現役の芸人から訊けるってのは滅多にありません。
感性ではなく、演芸としての漫才ロジックが講義される様子は非常に感心してしまいます。
この番組を見てからネタを見ると色々見方が変わって楽しいかもしれません。
土曜日
①おぎやはぎの愛車遍歴
おぎやはぎ×車
おぎやはぎ好きだし、車も知れて一石二鳥ですね。
でも、おぎやはぎや芸能人だけ好きな人や車だけ好きな人からはあんまりかもね。
②めちゃイケ
完全に惰性。
年一本アタリがあればいいレベル。
もうゴールデンの制約の中でいかに狡く笑いが取れているかという観点でしか見てません。
ある種、コンテンツで稼ぐとどんだけ延命できるのかという実験番組でしょう笑
③THIS WEEK in the WWE
アメリカのプロレス団体「WWE」の報告番組。
なんとなく流し見しています。
客の熱量や会場規模が日本とは段違いですね。
また、客もエンタメとはなんたるかを熟知してる感じがいい。
あの応援ボードみたいなの持参して観戦したいです。
あとSPいっつもボコられてない?笑
まあこんなもんです。
今はネットの海を彷徨えば、見たい番組はみれる環境なので、そこまで熱心に録画していません。
取り敢えず、今自分の中でアツいのは「笑けずり」ですね。
2015/09/03
最近出会った愉快な奴ら
①ヤンキー
ホームセンターで買い物を済ませ、駐車場に戻ろうとしていた。
車に戻る前にトイレに行きたくなったので、入り口脇の男子便所へ進路変更して直行。
そうすると、駐車場の方から変な歩き方をしたゴリゴリの田舎ヤンキーがやってくる。
最初はヤンキー特有の威嚇歩行かと思っていたがそうではない。
それに、彼の表情はイラつきながらも、苦痛そうだった。
ヤンキーに悲しみの表情は似合わない。
僕と同時にヤンキーは入り口横のトイレに向かっていった。
僕よりやや前を歩くヤンキーのファッションスタイルを観察していると、ズボンのお尻ら辺に異変があった。
明らかに肛門の辺りから、茶色い汁が垂れ、ズボン表面をびちょびちょに汚しているのだ。
このヤンキーはうんこを漏らしているのだ。
うんこを漏らして、ホームセンターのトイレに駆け込もうとしていたのである。
威嚇ヤンキー歩きはただ単に、漏らしたうんこが太ももに付着しないようにするヤンキーなりの知恵だったのである。
日常生活でうんこを漏らすというエピソードは基本的にオタクやイケてない奴らの専売特許であるはずなのに、ヤンキーというミスマッチ。
ヤンキーだって人間だからうんこを漏らす、そりゃそうである。
アイドルはうんこしない理論のように、ヤンキーはうんこを漏らさないという思い込みが見事に崩れ去った瞬間であった。
典型的ヤンキーファッションだった彼のズボンはどうなるんだろうか。
ちゃんと付着うんこ部分だけ手洗いして、そのまま洗濯してまた使うんだろうか。
というかヤンキーは洗濯とかするんだろうか。
それとも、舐められるのが許せないヤンキー界隈に於いては、その「うんこを漏らす」というのは、後輩ヤンキーにも舐められ、しいては、地元界隈コミュニティーでもうんこ漏らしという異名をつけられ、ヤンキーカーストが下がってしまうのが許せないために、捨ててしまうのだろうか。
僕だったら街中でうんこを漏らした話は笑い話として他人に持ちネタのように話し、消化する自信があるが、ヤンキーにはその手の自虐トークが可能なのかも気になる。
やっぱ、舐められてはいけないという理念の元、ヤンキーをやってるのだから、本人的にも黒歴史化していくのだろう。
そんなことを思い巡らしていると、ヤンキーはトイレの個室に消えてった。
バサバサと必要以上に急いで服を脱ぐ音とカラカラというトイレットペーパーをまわす効果音の多さは、通常のうんこ以上であり、彼がうんこを漏らして、その付着うんこを拭いているという事実は外部からも明白であった。
焦るヤンキーを初めて見たかもしれない。
②ジジイ
風呂屋の洗面所でメガネを洗っていた。
そうすると、隣の洗面所のジジイが話しかけてきた。
「メガネをお湯で洗うと、視力が落ちるよ」
おそらく、メガネの品質が下がるというのをいいたいのだろうが、そのメガネ本体のクオリティを「視力」と表現するのに微妙に引っかかった。
また、メガネをお湯洗いするのがいいのか悪いのか知らないが、僕はいつも熱湯で丸洗いしていたので、そのルーティーンワークが否定されたのに若干イラっときた。
なので 、「このメガネはお湯洗いしても大丈夫な新製品です」と真顔で嘘をブッこんだ。
そうすると、ジジイは「そう…」と悲しげな返事をして去っていった。
もしかするとこのジジイは毎回、メガネを水洗いする輩を見つけると注意するのかもしれない。
そして、その注意を受けて「そうなんですか?今度から気をつけます」みたいなリアクションをもらうのに快感を感じていたのだろう。
しかし、「新製品」という自分の経験則にないテクノロジーを出されたので意外だったのであろう。
つまりは僕の勝ちである。
ホームセンターで買い物を済ませ、駐車場に戻ろうとしていた。
車に戻る前にトイレに行きたくなったので、入り口脇の男子便所へ進路変更して直行。
そうすると、駐車場の方から変な歩き方をしたゴリゴリの田舎ヤンキーがやってくる。
最初はヤンキー特有の威嚇歩行かと思っていたがそうではない。
それに、彼の表情はイラつきながらも、苦痛そうだった。
ヤンキーに悲しみの表情は似合わない。
僕と同時にヤンキーは入り口横のトイレに向かっていった。
僕よりやや前を歩くヤンキーのファッションスタイルを観察していると、ズボンのお尻ら辺に異変があった。
明らかに肛門の辺りから、茶色い汁が垂れ、ズボン表面をびちょびちょに汚しているのだ。
このヤンキーはうんこを漏らしているのだ。
うんこを漏らして、ホームセンターのトイレに駆け込もうとしていたのである。
威嚇ヤンキー歩きはただ単に、漏らしたうんこが太ももに付着しないようにするヤンキーなりの知恵だったのである。
日常生活でうんこを漏らすというエピソードは基本的にオタクやイケてない奴らの専売特許であるはずなのに、ヤンキーというミスマッチ。
ヤンキーだって人間だからうんこを漏らす、そりゃそうである。
アイドルはうんこしない理論のように、ヤンキーはうんこを漏らさないという思い込みが見事に崩れ去った瞬間であった。
典型的ヤンキーファッションだった彼のズボンはどうなるんだろうか。
ちゃんと付着うんこ部分だけ手洗いして、そのまま洗濯してまた使うんだろうか。
というかヤンキーは洗濯とかするんだろうか。
それとも、舐められるのが許せないヤンキー界隈に於いては、その「うんこを漏らす」というのは、後輩ヤンキーにも舐められ、しいては、地元界隈コミュニティーでもうんこ漏らしという異名をつけられ、ヤンキーカーストが下がってしまうのが許せないために、捨ててしまうのだろうか。
僕だったら街中でうんこを漏らした話は笑い話として他人に持ちネタのように話し、消化する自信があるが、ヤンキーにはその手の自虐トークが可能なのかも気になる。
やっぱ、舐められてはいけないという理念の元、ヤンキーをやってるのだから、本人的にも黒歴史化していくのだろう。
そんなことを思い巡らしていると、ヤンキーはトイレの個室に消えてった。
バサバサと必要以上に急いで服を脱ぐ音とカラカラというトイレットペーパーをまわす効果音の多さは、通常のうんこ以上であり、彼がうんこを漏らして、その付着うんこを拭いているという事実は外部からも明白であった。
焦るヤンキーを初めて見たかもしれない。
②ジジイ
風呂屋の洗面所でメガネを洗っていた。
そうすると、隣の洗面所のジジイが話しかけてきた。
「メガネをお湯で洗うと、視力が落ちるよ」
おそらく、メガネの品質が下がるというのをいいたいのだろうが、そのメガネ本体のクオリティを「視力」と表現するのに微妙に引っかかった。
また、メガネをお湯洗いするのがいいのか悪いのか知らないが、僕はいつも熱湯で丸洗いしていたので、そのルーティーンワークが否定されたのに若干イラっときた。
なので 、「このメガネはお湯洗いしても大丈夫な新製品です」と真顔で嘘をブッこんだ。
そうすると、ジジイは「そう…」と悲しげな返事をして去っていった。
もしかするとこのジジイは毎回、メガネを水洗いする輩を見つけると注意するのかもしれない。
そして、その注意を受けて「そうなんですか?今度から気をつけます」みたいなリアクションをもらうのに快感を感じていたのだろう。
しかし、「新製品」という自分の経験則にないテクノロジーを出されたので意外だったのであろう。
つまりは僕の勝ちである。
2015/09/02
くーかー
架空のものがツボ。
架空の地図に架空の本、はたまたバンドや音源など、この世に存在しないはずの場所やものを作り上げる楽しみ。
ありもしないものを現実のルールに即して自由な発想で作り上げる。
本の表紙だったり、CDジャケットやブランドロゴ、映像関係で言ったら予告編、NG集などなんでもいい。
その発想の本体は作り上げることなく、 側だけ作り上げてあたかも本体が存在するように見せるのがたまらない。
そのうち架空のものたちも相互に体系化してきて、とある架空のものの、元ネタは架空の何々で〜でみたいな架空あるあるや架空文化が成熟していくのもたまらない。
それの究極系が架空世界であって、現実とは似て非なるパラレルワールドを脳みそで作り上げる事さえできる。
そういう「俺の中の架空世界」みたいな妄想を爆発させた作品というのはあまり多くない。
小説や漫画などではそういう細かい設定に凝ったものは多数あるが、なんというか、物語排除で架空カルチャーを伝えてくれるものはあんまりない。
どうしても細かい文化や設定は物語に深みをもたせるギミックになるから、それ自体が細く語られる場はないし、チラ見せで想像するだけ。
だから、もう物語性なんかいらないから、そういう架空世界や文化をひたすら解説してくれる作品が欲しい。
著名な作品だと設定資料集やファンブックみたいなおまけ要素としてそういう欲求を満たすものはあるんだけど、もう、本体の作品なしでいいからそういうの見たいわけ。
そういう文化を体系化していって、それを元にみんなが独自解釈して面白いストーリー作っていくとか面白そう。
あと、架空とはちょっと違うけど、「俺があのバンドならこんな曲作る」選手権もやりたい。
そのバンドのコードあるあるとかそういう事じゃなくて、そのバンドの音楽性を理解しながら、新曲を作るっていう、オタクたちの極まった選手権ね。
二次創作とかそういう文化に当たると思うんだけど、あくまでも本人たちの精神性になって行うってのがミソで、パロディとかモノマネではないんだよね。
そういうトリビュート盤は見てみたい。
架空の地図に架空の本、はたまたバンドや音源など、この世に存在しないはずの場所やものを作り上げる楽しみ。
ありもしないものを現実のルールに即して自由な発想で作り上げる。
本の表紙だったり、CDジャケットやブランドロゴ、映像関係で言ったら予告編、NG集などなんでもいい。
その発想の本体は作り上げることなく、 側だけ作り上げてあたかも本体が存在するように見せるのがたまらない。
そのうち架空のものたちも相互に体系化してきて、とある架空のものの、元ネタは架空の何々で〜でみたいな架空あるあるや架空文化が成熟していくのもたまらない。
それの究極系が架空世界であって、現実とは似て非なるパラレルワールドを脳みそで作り上げる事さえできる。
そういう「俺の中の架空世界」みたいな妄想を爆発させた作品というのはあまり多くない。
小説や漫画などではそういう細かい設定に凝ったものは多数あるが、なんというか、物語排除で架空カルチャーを伝えてくれるものはあんまりない。
どうしても細かい文化や設定は物語に深みをもたせるギミックになるから、それ自体が細く語られる場はないし、チラ見せで想像するだけ。
だから、もう物語性なんかいらないから、そういう架空世界や文化をひたすら解説してくれる作品が欲しい。
著名な作品だと設定資料集やファンブックみたいなおまけ要素としてそういう欲求を満たすものはあるんだけど、もう、本体の作品なしでいいからそういうの見たいわけ。
そういう文化を体系化していって、それを元にみんなが独自解釈して面白いストーリー作っていくとか面白そう。
あと、架空とはちょっと違うけど、「俺があのバンドならこんな曲作る」選手権もやりたい。
そのバンドのコードあるあるとかそういう事じゃなくて、そのバンドの音楽性を理解しながら、新曲を作るっていう、オタクたちの極まった選手権ね。
二次創作とかそういう文化に当たると思うんだけど、あくまでも本人たちの精神性になって行うってのがミソで、パロディとかモノマネではないんだよね。
そういうトリビュート盤は見てみたい。
2015/09/01
架空バナー
自分で書いた「職業勇者概要」という本を実際にkindleで売っているので、なんかそれっぽい広告ごっこをしたくなった。
禍々しい感じになっていますが、本の中身は結構くだらない感じです。
「復刻プロジェクト」って銘打ってるけど、別にそんなのありません。
「勇者の住人」に至っては書いてすらない笑
完全に架空の表紙と広告だけで、この世に存在しない本なのです。
このサイトのいたるところにグーグルの広告に紛れてヘーヅラこいて貼ってあるので、確認してみてください。
一冊買うと僕に牛丼一杯分ぐらいのお金が入ります。
2015/08/06
ユニフォームの着こなしで見る甲子園ファッションの変化
アマゾンのkindleで「職業勇者概要」という本を買いています。
コチラから購入可能なので皆様ぜひご覧ください。(kindle unlimited会員の方ならタダ読み可能です)
高校球児ファッションというのが存在する。
甲子園に出ることに全てを賭ける彼らは高校生活の大半を練習着かユニフォームで過ごす。
いわば私服がユニフォームというパワプロくんのようなものである。
そうなると必然的に、ファッション文化としてのユニフォームの着こなしというのが存在するのだ。
主な要素として、帽子、アンダーシャツ、パンツ、ソックスにスパイク。
このほかにも、バッティンググローブやグラブ、バッグなど小物で魅せることもあるが、今回は、ユニフォームの着こなしについて論じていきたい。
まずユニフォームというのは基本的に学校が懇意にしているスポーツ用品店から一括で購入するのが常である。
同じ高校なら必ず同じものを着用するため、そこでファッション性に差異を見いだすのは難しい。
強いていうならば、ユニフォームのサイズ感と帽子の型の作り方があると言える。
では、高校球児はどこで差異を見せようとするのか?
それはアンダーシャツである。
アンダーシャツはユニフォームの下に着る、その名の通りのものであり、野球をやるものならば一番こだわりを持って着こなす衣類であろう。
アンダーシャツはユニフォームと違い、学校指定の色さえ満たしていれば、個人で購入することができる。
また、練習着に於いてもアンダーシャツはユニフォームと共通となるため、一番使用頻度が高いのだ。
もちろん、メーカー側もその需要に応えるべく、ありとあらゆる配色と型や種類を取り揃えている。
時代の流れとともに流行りというかトレンドがあるため、今回はそれを中心にお伝えしよう。
まず、00年代以前まで話は遡る。
1980年中期から後期にかけてにKKコンビとして甲子園を席巻したご存知、PL学園清原桑田。
これは半袖であることから夏のものであると推察できるが、圧倒的な丸首のアンダーシャツが特徴的である。
また、半袖も若干ユニフォームから「たわん」といった具合にはみ出ており、普通のTシャツのような型であることをイメージしてもらいたい。
また、7部丈丸首というのも一般的であり、ラグランのような二色柄のものもあった。
寝巻きよのうなヨレヨレ感が凄まじくダサく、我が野球部ではおっさんコーチが着るそれを「パンダ」とバカにしていた思い出がある。
まあ、時代性もあるが、この当時は高校球児にファッション性はあまり重視されておらず、軍隊的なユニフォームからの変化の途中といったほうがいいだろう。
ちなみに、昔のユニフォーム(戦前など)はさらにダボ付いており、ルーキーズのようなダサさを想起させる。
時は流れて1998年。
こちらもご存知、当たり年であった松坂世代筆頭の松坂大輔。
この辺りから、高校球児にファッション性が備わってきたと勝手に思っている。
画像に分かる通り、合理的なトレーニング技術普及による球児の体の成熟化も手伝って、筋肉質な肉体にややタイトめなユニフォームを着こなすというスタイルがはやり始めるのである。
それだけでなく、一番注目して欲しいのが半袖ハイネックの台頭である。
ハイネックというのは冬場のアンダーシャツとして清原世代から利用されていた。
ハイネックに腕のところがキュッと締まったアンダーシャツは寒い時期の練習や試合には重宝されていたのだ。
いわば防寒的な側面からの発展だったのだが、この画像は半袖でもなくノースリーブである。
ユニフォームの袖からアンダーシャツが袖なし故にはみ出さないというのも特徴であり、巨乳の女性が着るとたまらないデザインが高校球児に取り入れられたのである。
また、帽子の型もカッコよくするのがブームとなり、つばは八の字にクッと曲げるのがかっこいいとされたのである。
甲子園というのはある種の球児ファッションの展示場でもあり、強豪校と懇意にするメーカーなどは、こういった新しいスタイルの商品を選手に着てもらい、宣伝をしまくり、全国の野球少年にムーブメントを起こすというマーケティング的な役割もあるのだ。
ちなみに、この画像の松坂のグローブは青いワッペンからもミズノのビューリーグという、下から二番目のランクの低いグローブであるのがわかるのだが、実はこれは、ミズノプロという最高ランクのグローブのワッペンだけを張り替えたものである。
甲子園出場するような強豪校は大抵、最高レベルの道具が支給されるので、ビューリーグというのはありえないのだが、テレビを見る全国の子供達に、彼らにとっては安くスタンダードであるビューリーグのグローブを買ってもらいたいがための戦略であるのだ。
このような感じで甲子園は、野球ファッションの宣伝、先端の場としての役割を得たのである。
さらにそれから八年後の2006年、ハンカチ世代。
2,000年代に突入してからアンダーシャツは大きな変化を見せることになる。
画像の斎藤佑樹から分かるように、ピチっとしたコンプレッションウェアが大ブームを見せるのである。
その発祥はアメリカはアンダーアーマー社であり、元々はアメフトの選手のアンダーシャツとして利用されていたが、それがメジャーで流行り、日本球界に黒船到来といった感じである。
もちろん、高校球児もその影響力は無視することができず、2003年辺りからこのピチっとウェアは流行り始めてきたとされている。
特徴として、近未来的なシルエットのファッション性の高さ以外にも、着心地や汗を吸ってくれる機能性の面からも真新しいものがあり、一気に「カッコイイもの」としての地位を得たのである。
このアンダーアーマーシャツの大ブームを経て、日本のメーカーからも類似商品が多発し、時代のスタンダードになり得たのである。
ちなみに、この手のアンダーシャツは従来のものに比べるとお値段も高く、練習時は従来の安いアンダーシャツを着まわし、試合の時は気合を入れて、これを着るというのが一般的であった。
これを複数枚所持するのは金持ちアンド野球うまいやつの象徴であり、みんなの憧れの的であったことを当時の野球少年であった筆者が補足しておく。
また、選手の体型の肥大化も合理的トレーニングや食事訓練の確立により顕著になり、さらにユニフォームはピチっとしたものになっていくのである。
彼らはファッションの基本が衣類ではなく、体型ということを知っているのである。
そしてこの画像のマーくんからもわかるように、帽子の型作りも重要な要素となってくる。
つばを八の字に曲げるのだが、その曲げ方に個性が見られるようになり、ただ曲げるのではなく、先端を曲げたら、その外側は外に開くように逆に曲げるというのがトレンドであった。
また、帽子の頭の部分も、ポチより前側(つば側)を若干へこませ、浅くかぶるというのも流行の兆しを見せていた。
この辺りから、高校球児ファッションは他の野球ファッション(プロや大学野球)と差別化が顕著になり、ドメスティックなガラパゴス化が始まるのである。
そしてそこから5年経った2011年。
画像は現阪神の一二三選手。
アンダーシャツの進化もどんどんと加速化し、個人的であるが、この辺りから高校球児ファッションからかっこよさが消え、「やりすぎでは?」という感情が巻き起こるようになった。
画像の通り、コンプレッションウェアは甲子園のスタンダードとして地位を完全に掌握し、次なる進化を遂げようとしてた。
そう、ハイネックを超えて、タートルネック化が始まったのである。
上野クリニックばりにタートルを極めるようになり、こんなクソ暑いのに首元までぴっちりとアンダーシャツで包まれるようになり、それが大流行したのである。
また、帽子のつばの型曲げもこの辺りが最盛期となり、前述した型作りもさらにやりすぎな方向へ突っ走り、もはやチョコンと帽子を乗せただけの選手が続出したのである。
この時期の甲子園はプレー中に帽子がとれる選手が多発していた思い出がある。
そしてさらにその二年後、2013年。
画像はカット打法で物議を醸した千葉くんと花巻東の面々。
タートルネックの台頭でガラパゴス感溢れるようになった甲子園に、7分丈のアンダーシャツが大流行することになる。
腕まくりができない コンプレッションウェアにとって7分丈というのは非常に便利がいいらしく新たなファッションとしても確立し始めたのである。
また、タートルネックは一大ムーブメントを起こしたものの、やはり年々暑くなる地球環境もあってか、夏の大会ではその息をひそめるようになり、従来のハイネックを使用するものが増えてきたのもこの辺りである。
また、帽子の型作りについてであるが、あまりにも全国で「やりすぎ」という風潮が出てきたため、禁止令を出す高校も増え、その猛威は幾分か収束し始めたのもこのころであると記憶している。
そして、ユニフォームのぴっちり化はそんな規制やりすぎな風潮の影響を全く受けることなく、どんどんと進んで行くことになる。
もはや、サイズ間違いでは?という具合まで来ているが、どんどんと進み、現在のトレンドであることは間違い無いだろう。
そして最後に今年、2015年。
進化を遂げる甲子園ファッションにも原点回帰の兆しが昨年辺りから見え始めてきたのである。
画像は現ソフトバンクの古沢選手。
見てお気づきの通り、首元を覆う一方であったタートルネックやハイネックよりも、原点回帰な丸首が台頭してきたのである。
またピチっとしたコンプレッションウェアだけでなく、ややゆったり目の素材のアンダーシャツも復活の兆しが見えてきているのである。
これは筆者が記憶する限りでは、二三年前のメジャーリーガーがこの丸首ゆったりタイプのアンダーシャツを着始めたのが元祖であると思う。
その後、一年遅れぐらいで、日本球界にもやってきており、巨人の村田や日ハムの中田翔など、肩幅の広いパワーヒッタータイプが好んで着るようになったのだ。
勿論、高校野球にもその波は確実に訪れており、現在、リアルタイムで開会式を視聴しているが、丸首は明らかに増加していると言える。
ただ、この丸首タイプの難点はメジャー発祥であることからも、肩幅の広く、胸板の熱いがっちりとした体型しか似合わないところにある。
年々、体格が豊かになる高校球児といっても、それが似合うレベルまで肉体が仕上がってるのは稀であり、大流行とまではいかないのでは?という予想をたてることができる。
現にハイネック、タートルネック、長袖タイプ、7分丈の選手も生き残っており、今年の甲子園は丸首がトレンドながらも様々な種類のアンダーシャツを見ることができるだろう。
そして、もう一つ顕著なのが帽子の型作りの変化である。
八の字スタイルは一気に息を潜め、つばをあまり曲げない原点回帰なスタイルがまた流行りだしている。
特にメジャーリーグなどでは、純粋なファッションアイテムとしてのニューエラーキャップの大流行を受けてか、つばをほとんど曲げないスタイルが、野球にも逆輸入されるようになった。
やはり、その風潮も日本球界に着々と受け継がれており、特にベイスターズやオリックスの選手がそのスタイルを模倣している。
当然、その影響は高校球児にも伝搬しており、それを受けての八の字型からの脱却が見られると考察できる。
しかし、高校球児はプロのスタイルをそのまま真似るのはダサいという風潮がまた別に存在するため、今年のつばのようないい塩梅に収まっていると考察できる。
ここ数年のトレンドの変化の速さは凄まじいものがあり、現在進行形で把握できない新たな流行も発生するであろう。
といっても、今年の丸首、平行つばトレンドからもあるように、当人たちには原点回帰ファッションとしての意識はないだろうが、ある種、時代が一周した感もあるため、結局は流行も一般的なファッションと同じようにぐるぐると何周もするのではないかと思われる。
とにかく、これらの要素は一周した感あるものの、ユニフォームピチピチ化は未だ限界を知らず進歩の歩みを止めることないため、それがどこまで続くかが、見ものである。
こういった視点からも高校野球を楽しむと、さらに文化としての高校球児の奥深さに気づくことができるだろう。
コチラから購入可能なので皆様ぜひご覧ください。(kindle unlimited会員の方ならタダ読み可能です)
高校球児ファッションというのが存在する。
甲子園に出ることに全てを賭ける彼らは高校生活の大半を練習着かユニフォームで過ごす。
いわば私服がユニフォームというパワプロくんのようなものである。
そうなると必然的に、ファッション文化としてのユニフォームの着こなしというのが存在するのだ。
主な要素として、帽子、アンダーシャツ、パンツ、ソックスにスパイク。
このほかにも、バッティンググローブやグラブ、バッグなど小物で魅せることもあるが、今回は、ユニフォームの着こなしについて論じていきたい。
まずユニフォームというのは基本的に学校が懇意にしているスポーツ用品店から一括で購入するのが常である。
同じ高校なら必ず同じものを着用するため、そこでファッション性に差異を見いだすのは難しい。
強いていうならば、ユニフォームのサイズ感と帽子の型の作り方があると言える。
では、高校球児はどこで差異を見せようとするのか?
それはアンダーシャツである。
アンダーシャツはユニフォームの下に着る、その名の通りのものであり、野球をやるものならば一番こだわりを持って着こなす衣類であろう。
アンダーシャツはユニフォームと違い、学校指定の色さえ満たしていれば、個人で購入することができる。
また、練習着に於いてもアンダーシャツはユニフォームと共通となるため、一番使用頻度が高いのだ。
もちろん、メーカー側もその需要に応えるべく、ありとあらゆる配色と型や種類を取り揃えている。
時代の流れとともに流行りというかトレンドがあるため、今回はそれを中心にお伝えしよう。
まず、00年代以前まで話は遡る。
眉毛も太く、帽子の型もおかしい。THE ・無頓着。 |
これは半袖であることから夏のものであると推察できるが、圧倒的な丸首のアンダーシャツが特徴的である。
また、半袖も若干ユニフォームから「たわん」といった具合にはみ出ており、普通のTシャツのような型であることをイメージしてもらいたい。
また、7部丈丸首というのも一般的であり、ラグランのような二色柄のものもあった。
寝巻きよのうなヨレヨレ感が凄まじくダサく、我が野球部ではおっさんコーチが着るそれを「パンダ」とバカにしていた思い出がある。
俗に言う「パンダ」。抉るような丸首がダサさをさらに引き立てる。 |
まあ、時代性もあるが、この当時は高校球児にファッション性はあまり重視されておらず、軍隊的なユニフォームからの変化の途中といったほうがいいだろう。
ちなみに、昔のユニフォーム(戦前など)はさらにダボ付いており、ルーキーズのようなダサさを想起させる。
ここら辺からかっこよくなる。 |
時は流れて1998年。
こちらもご存知、当たり年であった松坂世代筆頭の松坂大輔。
この辺りから、高校球児にファッション性が備わってきたと勝手に思っている。
画像に分かる通り、合理的なトレーニング技術普及による球児の体の成熟化も手伝って、筋肉質な肉体にややタイトめなユニフォームを着こなすというスタイルがはやり始めるのである。
それだけでなく、一番注目して欲しいのが半袖ハイネックの台頭である。
ハイネックというのは冬場のアンダーシャツとして清原世代から利用されていた。
ハイネックに腕のところがキュッと締まったアンダーシャツは寒い時期の練習や試合には重宝されていたのだ。
いわば防寒的な側面からの発展だったのだが、この画像は半袖でもなくノースリーブである。
ユニフォームの袖からアンダーシャツが袖なし故にはみ出さないというのも特徴であり、巨乳の女性が着るとたまらないデザインが高校球児に取り入れられたのである。
夏場に女性が着てるとテンションあがるやつ。 |
また、帽子の型もカッコよくするのがブームとなり、つばは八の字にクッと曲げるのがかっこいいとされたのである。
甲子園というのはある種の球児ファッションの展示場でもあり、強豪校と懇意にするメーカーなどは、こういった新しいスタイルの商品を選手に着てもらい、宣伝をしまくり、全国の野球少年にムーブメントを起こすというマーケティング的な役割もあるのだ。
ちなみに、この画像の松坂のグローブは青いワッペンからもミズノのビューリーグという、下から二番目のランクの低いグローブであるのがわかるのだが、実はこれは、ミズノプロという最高ランクのグローブのワッペンだけを張り替えたものである。
甲子園出場するような強豪校は大抵、最高レベルの道具が支給されるので、ビューリーグというのはありえないのだが、テレビを見る全国の子供達に、彼らにとっては安くスタンダードであるビューリーグのグローブを買ってもらいたいがための戦略であるのだ。
このような感じで甲子園は、野球ファッションの宣伝、先端の場としての役割を得たのである。
高校球児ファッション確立期。帽子のダサさは当時から否めなかった。 |
さらにそれから八年後の2006年、ハンカチ世代。
2,000年代に突入してからアンダーシャツは大きな変化を見せることになる。
画像の斎藤佑樹から分かるように、ピチっとしたコンプレッションウェアが大ブームを見せるのである。
その発祥はアメリカはアンダーアーマー社であり、元々はアメフトの選手のアンダーシャツとして利用されていたが、それがメジャーで流行り、日本球界に黒船到来といった感じである。
もちろん、高校球児もその影響力は無視することができず、2003年辺りからこのピチっとウェアは流行り始めてきたとされている。
特徴として、近未来的なシルエットのファッション性の高さ以外にも、着心地や汗を吸ってくれる機能性の面からも真新しいものがあり、一気に「カッコイイもの」としての地位を得たのである。
このアンダーアーマーシャツの大ブームを経て、日本のメーカーからも類似商品が多発し、時代のスタンダードになり得たのである。
まさにアーマー。このUAロゴチラ見せがかっこいいんですよ。 |
ちなみに、この手のアンダーシャツは従来のものに比べるとお値段も高く、練習時は従来の安いアンダーシャツを着まわし、試合の時は気合を入れて、これを着るというのが一般的であった。
これを複数枚所持するのは金持ちアンド野球うまいやつの象徴であり、みんなの憧れの的であったことを当時の野球少年であった筆者が補足しておく。
また、選手の体型の肥大化も合理的トレーニングや食事訓練の確立により顕著になり、さらにユニフォームはピチっとしたものになっていくのである。
彼らはファッションの基本が衣類ではなく、体型ということを知っているのである。
そしてこの画像のマーくんからもわかるように、帽子の型作りも重要な要素となってくる。
つばを八の字に曲げるのだが、その曲げ方に個性が見られるようになり、ただ曲げるのではなく、先端を曲げたら、その外側は外に開くように逆に曲げるというのがトレンドであった。
また、帽子の頭の部分も、ポチより前側(つば側)を若干へこませ、浅くかぶるというのも流行の兆しを見せていた。
この辺りから、高校球児ファッションは他の野球ファッション(プロや大学野球)と差別化が顕著になり、ドメスティックなガラパゴス化が始まるのである。
アンダーシャツ進化の袋小路に入り込んでる感じがアリマスネ。 |
そしてそこから5年経った2011年。
画像は現阪神の一二三選手。
アンダーシャツの進化もどんどんと加速化し、個人的であるが、この辺りから高校球児ファッションからかっこよさが消え、「やりすぎでは?」という感情が巻き起こるようになった。
画像の通り、コンプレッションウェアは甲子園のスタンダードとして地位を完全に掌握し、次なる進化を遂げようとしてた。
そう、ハイネックを超えて、タートルネック化が始まったのである。
上野クリニックばりにタートルを極めるようになり、こんなクソ暑いのに首元までぴっちりとアンダーシャツで包まれるようになり、それが大流行したのである。
らしいです。 |
また、帽子のつばの型曲げもこの辺りが最盛期となり、前述した型作りもさらにやりすぎな方向へ突っ走り、もはやチョコンと帽子を乗せただけの選手が続出したのである。
この時期の甲子園はプレー中に帽子がとれる選手が多発していた思い出がある。
ぶっちゃけ7分丈はダサい。 |
そしてさらにその二年後、2013年。
画像はカット打法で物議を醸した千葉くんと花巻東の面々。
タートルネックの台頭でガラパゴス感溢れるようになった甲子園に、7分丈のアンダーシャツが大流行することになる。
腕まくりができない コンプレッションウェアにとって7分丈というのは非常に便利がいいらしく新たなファッションとしても確立し始めたのである。
7分丈+タートルネックの混ぜるな危険。 |
また、タートルネックは一大ムーブメントを起こしたものの、やはり年々暑くなる地球環境もあってか、夏の大会ではその息をひそめるようになり、従来のハイネックを使用するものが増えてきたのもこの辺りである。
また、帽子の型作りについてであるが、あまりにも全国で「やりすぎ」という風潮が出てきたため、禁止令を出す高校も増え、その猛威は幾分か収束し始めたのもこのころであると記憶している。
そして、ユニフォームのぴっちり化はそんな規制やりすぎな風潮の影響を全く受けることなく、どんどんと進んで行くことになる。
もはや、サイズ間違いでは?という具合まで来ているが、どんどんと進み、現在のトレンドであることは間違い無いだろう。
そして最後に今年、2015年。
進化を遂げる甲子園ファッションにも原点回帰の兆しが昨年辺りから見え始めてきたのである。
ゴツくないと似合わない諸刃の剣。 |
画像は現ソフトバンクの古沢選手。
見てお気づきの通り、首元を覆う一方であったタートルネックやハイネックよりも、原点回帰な丸首が台頭してきたのである。
またピチっとしたコンプレッションウェアだけでなく、ややゆったり目の素材のアンダーシャツも復活の兆しが見えてきているのである。
これは筆者が記憶する限りでは、二三年前のメジャーリーガーがこの丸首ゆったりタイプのアンダーシャツを着始めたのが元祖であると思う。
その後、一年遅れぐらいで、日本球界にもやってきており、巨人の村田や日ハムの中田翔など、肩幅の広いパワーヒッタータイプが好んで着るようになったのだ。
勿論、高校野球にもその波は確実に訪れており、現在、リアルタイムで開会式を視聴しているが、丸首は明らかに増加していると言える。
マッチョじゃないとダサさ倍プッシュ。 |
ただ、この丸首タイプの難点はメジャー発祥であることからも、肩幅の広く、胸板の熱いがっちりとした体型しか似合わないところにある。
年々、体格が豊かになる高校球児といっても、それが似合うレベルまで肉体が仕上がってるのは稀であり、大流行とまではいかないのでは?という予想をたてることができる。
現にハイネック、タートルネック、長袖タイプ、7分丈の選手も生き残っており、今年の甲子園は丸首がトレンドながらも様々な種類のアンダーシャツを見ることができるだろう。
そして、もう一つ顕著なのが帽子の型作りの変化である。
八の字スタイルは一気に息を潜め、つばをあまり曲げない原点回帰なスタイルがまた流行りだしている。
特にメジャーリーグなどでは、純粋なファッションアイテムとしてのニューエラーキャップの大流行を受けてか、つばをほとんど曲げないスタイルが、野球にも逆輸入されるようになった。
写真はイメージです。 |
やはり、その風潮も日本球界に着々と受け継がれており、特にベイスターズやオリックスの選手がそのスタイルを模倣している。
メジャースタイルの体現者・筒香嘉智。 |
当然、その影響は高校球児にも伝搬しており、それを受けての八の字型からの脱却が見られると考察できる。
しかし、高校球児はプロのスタイルをそのまま真似るのはダサいという風潮がまた別に存在するため、今年のつばのようないい塩梅に収まっていると考察できる。
リトル時代の清宮。つばの型は当時の流行直下型影響スタイル。 |
早速トレンドを取り入れたつば。早実はアンダーシャツ丸首よりもこっちのほうがエリート感出るよね |
ここ数年のトレンドの変化の速さは凄まじいものがあり、現在進行形で把握できない新たな流行も発生するであろう。
といっても、今年の丸首、平行つばトレンドからもあるように、当人たちには原点回帰ファッションとしての意識はないだろうが、ある種、時代が一周した感もあるため、結局は流行も一般的なファッションと同じようにぐるぐると何周もするのではないかと思われる。
とにかく、これらの要素は一周した感あるものの、ユニフォームピチピチ化は未だ限界を知らず進歩の歩みを止めることないため、それがどこまで続くかが、見ものである。
こういった視点からも高校野球を楽しむと、さらに文化としての高校球児の奥深さに気づくことができるだろう。
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