テレ東の大晦日にやるクラシックの番組で、年末特番マニアには密かな人気を誇っている。
大晦日生放送で生演奏をするというお祭り感溢れる番組。
コレだけ聞くと普通の年末の音楽特番の様ですが、メインイベントがアツい!
新年になった瞬間(24時ジャスト)に演奏がちょうど終わるようにするカウントダウン式の演奏があるんですよ。
生演奏だからCDみたいに時間ぴったりに終わるはずもなく、
正確に終わらせる事が出来るかは指揮者の腕に掛かってるんですね。
実際、結構失敗したりしてます笑
年越し過ぎてから終了したり、逆に速過ぎたり。
年越しの瞬間に紙吹雪のロケット砲がぶっ放されるんですが、
失敗したときの切なさったらない。
でも、成功したときの感動はヤバいんですよ。
見てる方としては演奏に集中できない!
あと何分…みたいな演出でかなり煽ってきます。
それと後半の方になるといきなりテンポアップしたりして、一緒に気分も焦るんです。
気がつくと「頑張れ!」と応援している自分が居るんです笑
多分、年末特番の年またぎの瞬間では一番アツいと思います。
(数年前まではナイナイの炎に突っ込む奴が双璧でした)
今年まで十八回開催さてれいて、毎年カウントダウン曲は変わるんですが、
十八回中四回演奏された高採用率を誇る曲があります。
それがボレロなんです。
実はこの曲大好き。
最初から最後まで一定のリズムが続き、同じメロディを色んな楽器がリレーのようにつなぐ曲。
「タッタタタタ タタタタ タッタッ タタタタ タタタタタタタタタ」
多分コレでわかると思います。
一度は聴いた事がある曲。
あまりにも楽曲が単調で、楽器ごとに目立つパートがあるという事で、
演奏者殺しの曲といわれているらしいです。
どこを弾いているのか途中で忘れることが多いらしい。
確かに、スネアドラムであのリズムを15分近く続けるのは気が狂いそう。
段階的に盛り上げていき、最後爆発する展開。
曲の一番最後が盛り上がるという気持ちよさ。
そこまでの単調なリズムがついに報われるカタルシスは最高です。
個人的にボレロって激情系の要素を持っていると思います。
エンヴィとかヘブンみたいに最初静かなアルペジオからゆっくりと入り、
後半に一気に爆発みたいなあの感じですよ。
まあ、最近のエンヴィはその展開ばっかでちょっとくどさを感じていますが。
それを前述したジルベスターコンサートでは生放送でやるんですよ。
あの曲でカウントダウンなんてされたら、盛り上がるに決まってるんですよ。
最後の「テレレー テレテテテテ!」でハッピーニューイヤーのテロップとともに、ドカーンと紙吹雪。
年末年始特有の高揚感と相まって、気分は最高です。
まさに生特有のハプニング性とかお祭り感がぎっしり詰まっているとおもいます。
ちなみに、2011-2012にボレロはやったんで今年はやらないかと思われます。
この時は五秒前倒しという放送事故寸前笑
新年までの五秒間、地獄の無音状態。
何周年記念とかに良くボレロはやるんで二十回記念の年にやるかも。
一回生で拝んでみたいもんです。