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2013/05/13

べしゃり暮らし

久々に読み返している。
やっと十五巻が出たところでまだNSC在学中。
そしてライバル達が出そろいM-1的な大会であるMNCの二回戦。
ゆったりペースだけど着地点はどこなんだろうか。
NMC優勝であっさり終わってしまうのか、それとも芸人デビューからいろいろなエピソード挟み、人生を描ききるのか。

しかし森田まさのりは話の構成が抜群に上手い。
僕好みの漫画家である。
高校生編をすべてフリに使うなんてなかなか出来ない。
おもしろい事を意識して言おうとするときに関西弁になる伏線も見事。 
あと漫画的な笑いの取り方は一番上手いんじゃないだろうか。
センスビンビンに感じてます。

お話についてですが某掲示板で言われている通り、
一巻の冒頭から分かるようにボケとツッコミは入れ替わるのでしょう。
その考察をきいたときは正直ハッとさせられました。
森田まさのりやるなー、と。
僕は何故か辻本がフェードアウトして子安と圭介がコンビを組むと思ってました
読者に対する裏切りが好きな森田まさのりでもそこまではしないでしょう。 
あとコンビ名の「ベしゃり暮らし」を漫画の中で出されたときも、
ココでか!と衝撃を受けましたね。
やっぱりお話が王道だけど考え抜かれてると感じます。

こっからは僕の最終回の予想です。
一巻の冒頭にあるとおりボケツッコミ入れ替えてステージに立つべしゃり暮らし。
最終回で話はあそこに戻ってきます。
 
おそらく漫画内でネタを完全にやりきると思います。
この漫画の最大の難点はネタの表現です。
漫画的笑いとは違うし、漫画内でウケてる事に納得できるようなネタを作らないといけない。
スポーツを題材にした実写化作品で演者の動きが素人だと納得できないアレです
(ルーキーズは漫画だからこそ成立したのに笑)
作者も一番苦労しているところでしょう。

しかし、森田まさのりはこのネタを漫画内で完全にやりきる事を最終回に持ってくるでしょう。
冒頭から最後までパッケージングされたものを。
それも漫才として面白いものとして。
なかなかハードルが高いです。

でも一つ抜け道はあります。

漫才に出てくるエピソードをいままで漫画内に出て来た話にするんです 。
つまり今までやって来た漫画「べしゃり暮らし」のお話をすべて漫才のフリするつもりなのではないでしょうか。
例えば、一巻の冒頭に出てくる「ひとみちゃん」の話なんかもそうですね。
あれは先生からのヒントで「もう全部話は考えてるよ!」って事だと思います。
この手法を全巻に張り巡らせ、最終回で伏線として一気に昇華させるんです。
べしゃり暮らしの場合、持ち味はアドリブと言っているので、
漫才もいかにもなネタではなく、立ち話的な感じになるから成立させやすいと思います。
ネタの趣向も「二人の思い出」みたいな感じでフリートークに近いような漫才でしょう。 

作品を締める回想の道具として漫才を使うではなくて、
漫才を成立させるためのエピソード達として今のお話を仕込んでたら凄くないですか? 
最後の漫才のネタのために話は仕込まれるんです。
彼らがする只の漫才でも、読者なら笑いよりも感動が巻き起こるでしょう。
こんな事もあったなーと感心しながら構成の上手さに驚く。
漫才とともにべしゃり暮らしも終わる。
漫画のオチとして最高のものになるはずです。

これが「ぼくのかんがえたさいきょうのさいしゅうかい」です笑
でも森田まさのりならもっと超えたものを作る事に期待したい!