2013/06/13

ノスタルジーエロい話。

小学校の頃、児童クラブというものに加入していた。
児童クラブとは学校の授業が終わった後、家に帰っても誰もいない子供が親の仕事が終わるまで遊びながら待つ施設である。
いわゆる低学年中心で、鍵っ子には少し心細い子供達が心配性の親によりぶち込まれる収容所である。

僕はなぜか夏休みの間だけ入っていた。
別に鍵っ子でも何でもなかったが、特別に入れてもらえたらしい。

学校と同じように朝児童クラブに登校し、適当に遊んで、昼飯喰って、昼寝して夕方帰るという単調な日々。
でも普段遊ばないような学年も違うちびっ子達とふれあえたのが楽しかった。
今では人見知り過ぎて知らない人ばっかのところなんて絶対行けない。

一番思い出深かったのが、近所の女子大生がボランティアに来た事である。
まだ小学二年生だった僕。
出会う大人の女性は母親関係か学校の先生のみ。
もちろん親戚兄弟にも女性はおらず、「知らない若いオンナ」というのに初めてふれあった瞬間だったと記憶している。
同時に性への芽生えだったかもしれない。
とてつもなく母性を感じたのを覚えている。

同世代の餓鬼の前では結構活発な僕も、大人のお姉さんの前ではシャイボーイでなかなか素直にしゃべれなかった。
質問されても笑顔でごまかすという子供らしい反応。
本当はお姉さんと話したかったけど、恥ずかしくて素直になれない。
それでも何とか好意を伝えたくて、当時七歳の僕はとんでもない行為をとったのだ。

そのとき、確かお姉さんはリア充っぽい子供と談笑していた。
僕はそれにかなりの嫉妬心を覚えていた。
しかし、今ココで割り込んでもトークスキルじゃ絶対に勝てないから奪えないと子供ながら悟っていた。
しばらく遠巻きに眺めながら、やりたくもないクソみたいな積み木で遊ぶ。

すると、お迎えの時間となり、そのリア充子供は帰っていった。
しめた、チャンスだ!
やっと自分だけのお姉さんになる!この瞬間をどんだけ待ちわびていた事か!

緊張が高まる。

お姉さんがお見送りを終えて部屋に戻って来た。
僕は何も言わずにお姉さんに接近する。

「何して遊ぼうか?」
僕は答えれない。そして、思いを伝えるために決心した。

抱きついたのだ。
愛を伝える最もシンプルな方法である。
暖かかったのを覚えている。

お姉さんは少し困惑していた。
普段無口な男の子がいきなり抱きついて来たのであるから当然である。
しかし、そこは低学年小学生の特権で許されてしまう。

僕はしばらく抱きつき、程よい満足感を覚えながらもまだ少し物足りなさを感じていた。
視線を挙げると、やわらかなお腹の上に二つのふくらみが。
更に弾力性のありそうな物体であった。

コレだ。
間違いない。

母性の正体はコレだったのだと齢七つにして確信してしまった。
  
もう止まらなかった。
一心不乱にお姉さんの胸をもみし抱く小学生。
あの柔らかさは今でも忘れられない。
そこそこの巨乳だったのを覚えている。

しかしその刹那、お姉さんは顔を赤らめながらもブロック。
「だめでしょ〜」と言いつつも見せた恥じらいた顔は僕の性への目覚めだった。
 おそらく僕のテクで不覚にも感じてしまったのだろう。
今でも何となく覚えている。

そしてそのまま絵本を読む流れに誘導させられ、僕は正座したお姉さんのももの上に寝転がり、読み聞かせを聞いていた。
しかし、疲れたのかそのまま就寝。

勝利に酔いしれ、人肌のぬくもりを感じながら寝るのはこんなにも豊かなものなのかと実感していた。
愛を知った気がした少年の日の思い出である。

お姉さんの膝枕はどこか少し湿り気があったような気がする。
濡れていたに違いない。