江戸時代に心中がブームになったらしい。
心中とは男女合意のもと一緒になって自殺すること。
創作においてもかなり流行りとなり、一つの愛の形として美談となっていた。
曾根崎心中とか有名ですよね。
創作作品のジャンルとして栄えたのが幸いしてか、
実際に心中が増えていたらしい。
あまりに増え過ぎたので幕府は心中を禁止し、それにまつわる表現活動も規制した。
なので自然と廃れていった。
自殺がブームなんて凄い流行りですよね。
当人も悲劇的な自分に酔ってしまいやってしまったんでしょうか。
もし創作に影響されたのならば壮絶な中2病だとおもう。
悲劇のヒロインになれるとしてもその代償が死って笑
今で言うX JAPANのやつが死んで後追い自殺みたいな恥ずかしさ。
体を張ったネタ過ぎる。
しかもそれを美談としていた風潮も凄いよな。
創作ならいいけど現実の事件になっちゃったら笑えない。
調べてみると主に年齢を重ねてしまってダメになった遊女とその客の組み合わせがおおかったらしいです。
今で言うソープ嬢と客。
そう考えると当時の闇の部分と言うか無い話でもない。
風俗嬢のメンヘラ率が高いと言われている今の世の中ですが、
江戸時代からそうだった事を裏付けるエピソードですね。
さらに調べると当時の日本には来世思想というのがあったらしいです。
だから今とは死への捉え方が少し違うんだろか。
来世でも一緒になって幸せになろうして死ぬ。
究極の愛的なニュアンス。
その際、男女は赤い糸で互いの手を結ぶらしい。
うーん、美談としては成立しやすいかも。
暗い生い立ちに男女の恋、そして死を持ってエンディング。
いいお話が書けそうです。
自殺国家である現代日本にも通ずるものがある。
自殺は文化。by近松門左衛門