2013/08/08

長距離バス玄人

長距離バスに乗る機会が多いので「こいつ玄人だな」って奴を識別できるようなりました。
僕も自称玄人なのでそのオーラを出そうとかなり必死にアピってます。

なんで玄人っぽい長距離バス知識をバスヴァージン達に分け与えようと思います。

まず三列シートは必須。
四列シートだと2列2列で大惨事間違い無し。
深夜バスでそれに当たり、知らないオッサンと体を密着させながら一晩過ごすのはかなり精神力を奪われます。

また、「友達と隣だから別に平気!」って思ってるそこのお前!
足も伸ばせないし、深夜の領地争いは必然的に勃発で、
夜が明けた頃には仲良しこよしな奇麗な心は消え失せますよ。
バスとは人の心を狂わす移動箱なのです。
ある意味、人間の醜さを浮き彫りにする装置なのでしょう。

だから独立した3列シートにはこだわった方がいい。
あとなるべく窓側。
少々値段は貼っても損はしない。
快適とはカネで買えるのですよ。

そしてもうひとつ必須なのは首に挟むタイプの簡易枕。
コレさえあればいつでも爆睡可能。
かさばるので空気を入れて膨らますタイプがおすすめです。
大体の玄人はコレを持ってます。

そして水分&食料。
これはかなり重要。
バス内は乾燥がひどいのですぐ喉が渇きます。
サービスエリアで買えばいいと思っている貴方、浅はかです。
ちゃんと事前に準備しとく事で心の安定も図れるし、
只でさえ辛い旅がより豊かなものとなります。
娯楽が無くなると人間は「食に逃げる」ように設計されているのですよ。

あと本や音楽プレイヤーもかなり必要です。
とにかくバス内は暇過ぎる!
友達と一緒ならまだ何とかなるものの、深夜バスの消灯後の会話してはいけない雰囲気はヤバいです。

また、スマホやゲーム機も糞安いバスだと何故か消灯後光が眩しいらしく怒られます笑
僕は東京へ行くときに、コミケ参戦組と蜂会わせてしまい、
 
いかにもなオタク眼鏡君が添乗員のオッサンにゴリゴリに注意されていたのを見た事があります。
添乗員もキレ過ぎだったし、眼鏡君のゲーム光もチラチラかなり気になってたのでどっちもどっちって感じではありますが、やっぱ他人と一緒に居る以上、自分が思ってなくても迷惑かな?という行動は控えた方がいいです。

また、高速道路の山間部では電波が入りづらいので、スマホが只の鉄塊と化す危険性もあります。
そんな時のために紙媒体は是非持っておきましょう。
またはオフラインでも楽しめるものも準備必須。

そしてこっからは僕の玄人だと感じてほしいところなんですが、
やっぱりアルコールを持ち込む事ですね笑

出発と同時にビールを流し込む。
ほろ酔い気分で旅感マックスです。
しばらくすると眠気が襲ってくるのが揺れも含めて気持ちいい。

眠りにつき、目を開けると一瞬で目的地に到達できる素敵体験も可能となるのです。
暇過ぎる車内が数秒でエンドするあの感覚は堪りません。

しかし、ビール飲んでると周囲の白い目をビンビンに感じます。
ちょっとアウトローな気分です。罪悪感も少しある。
その目線を肴に一杯やれるのがシンの玄人なのでしょう。