2013/03/06

WRONG SCALE bed and board



ロンスケの四枚目のアルバムにして、最後のアルバム。
ロンスケは主に前期と後期の二種類に分けることができる。
まずスリーピース時代の前期。
音的にはメロコアといったところだが少しエモさもあり、
それが後期につながる伏線かのようにも感じられる。
この時代にはアルバムを二枚出している。

そして後期はギターが一人加入して新体制となった後期。
新体制なってから出した3rdアルバムは当時リアルタイムで追っかけてた人にとっては少し衝撃的なものになったと思う。
メロコア成分は薄れていき、クリーントーンを多用するようになり、
一言で形容するならば安っぽいが「オシャレサウンド」になったのだ笑
どうらや新加入のギターがこの方向性を進めたらしく、彼らの可能性を大いに広げるものなった。

そしてミニアルバム一枚を挟み、この4thアルバム「bed and board」に辿りついた。
前作よりも更にクリーントーンを多用するようになり、ギターの絡みも複雑になった。
このアルバムでは捨曲なしなのが素晴らしくいつ聴いても飽きないし、聴くたびに新たな発見があるのが素晴らしい。
このバンドはフロント三人全員がボーカルなんだけどそのコーラスワークが堪らない。

メロディラインやコードが個人的にツボ過ぎるのだが、
世間的には評価が低いというか楽曲の素晴らしさの割には知名度が低過ぎるのが謎。
もっと評価されてもいいバンドの一つである。

今のとこ生涯一のアルバムです。

おすすめは全部と言いたいけど挙げるならば最後の曲であるerasig your memory
彼らの到達点の一つ。