2014/04/16

関西弁

僕は関西人では無いがバリバリの関西に住んでいる。
関わる人間は皆関西弁であり、いかにも「ナニワ」な空間が繰り広げられる。
かといって僕自身関西弁になるわけでもない。

僕の生まれはクソ田舎で、それこそ方言がややキツい。
僕自身方言が強い訳ではないが、やっぱりそこには若干のアイデンティティめいたものがあるわけで、癖の強い関西弁になってたまるか!という思いがあるのだ。

実際に地元を同じくして関西に渡った知り合いが、夏休みなどに帰省して出会うと、バリバリの関西弁になってて、ださいと思ったのもある。
二十年近くその土地で育ったくせにたった半年間、別の土地に行くとその言葉が移るとは何事なのだろうか。
明らかに意識してないと関西弁にならないとこちらは実感しているし、完全に見下す対象に感じたので、僕は絶対に関西弁にならないと決めたのだ。

でもたまに関西弁になってしまう事がある。
関西弁というのは一定のシチュエーションでは便利な言葉なのだ。
例えば、物事を頼むとき。
「一緒にどっかいこうよ」と通常では言う。
でも僕は人を誘ったりするのが苦手な人間であるため、このセリフはなかなか言いづらい。
しかし、「一緒にどかいかん?」だとどうだろうか。
是非、人が誘えないと実感している人間共はこのセリフを口に出してほしい。
明らかに言いやすいのだ。
僕なんか、「どっかいこうよ」というセリフを吐くのすら恥ずかしいのでわざとらしく敬語になってしまうというクソメンまっただ中なのだが、
関西弁を駆使するとかなり言いやすくなるのだ。
これでかなり得してる部分はあると思う。

このように関西弁はコミニュケーションを円滑にする言語であると感じる。
ある程度、気を使わないですむ言葉というか、人の内面に入りやすい言語だと考えている。
ステレオタイプな関西人というのは言葉に寄って形成されたのも納得できる。
あの嫌にフランクな感じは全て、言葉が内包するフランクさに影響されたものなのだろう。
だから関西人のコミュ障や人見知りは、全国的なものに比べるとまだまだフランクな可能性が高い。
どんな奴であっても関西弁というツールを使用すれば、ある程度、コミュニケーションにおいては補正が掛かると感じている。

そして関西弁というのは発言の面白さを協調するツールであると感じる。
例えば突っ込みにその傾向が顕著に現れてると感じる。
「何でやねん!」というセリフとともに切れ味鋭くボケにツッコム。
テレビでもよく見かける光景で視聴者の気持ちを代弁してくれて気持ちのいいものだ。
お笑いにおいては突っ込みが笑いを生む重要な作用を持つと感じている。
同じボケでもツッコミが違えばその面白さは何倍にも膨らますことができるのだ。

だからおなじ「何でなんですか」という意味を表すツッコミでも、
「なんでやねん」と「なんでだよ」は印象が違ってくるのだ。
最近では関東のツッコミも台頭してきて、もはや東西でツッコミのスキルは無く、あとは個人に任されるものとなっているが、やっぱり、少し前までは文化の中にツッコミが形成されていた関西がやや有利であった。
やはりそこには関西弁の持つフランクで親しみやすさがツッコミというものに上手く作用していたのだ。
だから、同じ言葉でも関西弁のほうがポジティブに作用されやすい。
よってダウンタウンなど明石家さんまは面白いのだ。(彼らの持つ根源的なおもしろさに関西弁が作用し、更に面白くなっているという意味。)

関西弁というのは言葉の持つ力を増長させるのに上手く作用するのだが、それはマイナス面にも痛烈に作用する事となる。
これは僕の関西圏で生活した事に寄る実感なのだが、関西人でつまらない奴は死ぬ程つまらない。
ただでさえつまらない発言に関西弁が乗っかる事により、その哀愁やクソさみたいのはさらに増長するのである。

だから、つまらない関西人ほどかわいそうになってくるものはない。
関西というのはお笑いの文化が台頭しており、基本的にノリもよく、面白い人間が多いと考えられている。
そして関西弁を用いるものは少なからず、標準語に比べるとユーモアがあるという勝手な先入観があるのだ。
しかし、つまらない関西人というのは「自分がつまらない」という自覚がない。
面白いとかってに思い込み、面白さを増長する関西弁というツールを巧みに操る様は非常に哀愁を誘うのだ。

ハリボテ感みたいのが凄まじいところに哀愁を感じてしまう。
関西弁は面白さを増長するツールであり、その言葉自体に面白さはない。
なのに関西弁を巧みに使いこなす彼らは、ふくらし粉のみで全く味がない。
そこに悲しさを感じてしまう。

それに関連すると標準語で面白いフレーズや発想というのは根源的に面白いのだ。
これは僕が勝手に思っていることなので参考程度に思っておいてほしい。
ただ、関西弁は言葉の持つ意味合いをさらに補強する作用がある。
頼み事であったり、怒るときであったり、ツッコミであったり、そういう場面ではかなり+に作用する。
しかし、おもしろ事を言う際には、ムラっ気があるというか、それぞれの方向に強く振り切ってしまうので注意が必要なんやねん。
自分、理解でけたか?(これがやりたくて長々書いてただけ笑)

2014/03/27

選別

中学三年生の春休み、卒業式も終わり高校の入学に向けて休みを謳歌していた。
有志によってクラス会をやろうという流れになり、クラスほぼ全員で近所の飯やに行く事になった。
普段見る事ができない私服の女子に卒業後だということもあり開放的な雰囲気。
なかなか楽しい催し物だったことを覚えている。

何故か晩では無く、昼飯を食べる集まりだった。
そのため一次会でみんなでご飯を食べたら、あとは解散。
それぞれちりぢりになり、街へ繰り出すものや、付きあい程度に参加し、あまり楽しくなさそうな奴らは気の合う友人達とどっかへ消えて行った。

しかし、男子の半分ぐらいは「このあとどうする?」と言った感じで残っていた。
中学生男子特有の無計画性と言おうか。
みんな変にテンションが上がり、気持ちが悪かった事を覚えている。

実は僕は友人二人と共にクラスの女の子三名にお誘いを受けていて、このあと少人数で遊ぼう!という流れになっていたのだ。
あまりそういうイベントが無かったので個人的には一次会よりそっちがメインだった。

しかし無計画にくだをまく男子達にその事を切り出すのは少し申し訳なかった。
どっかに消えて行った連中みたいにそそくさと退散したかったが、みんなに捕まり、「お前この後どうするよ?」なんて事を言われた。
皆の前で「○○さんたちと遊びに行く」なんて悪くて言えなかった。
そういうことを秘密にしておくのがカッコイイという謎の価値観も乗っかっていた笑

とりあえずこの後遊ぶメンツ三人でチャリに乗る。
みんな気まずそうにコソコソと「どうやって皆をまくか」について目で会話していた。
チャリで移動すると皆がついて来た。
総勢十名ぐらいでぞろぞろと移動する。
みんな僕らの予定も知らないで「××ん家行こうぜ!」などと無責任な事を述べる。
しかし僕らはそれに苦笑いするしか無かった。
今思うと「俺たちこれから○○さん達と遊びに行くんだ。ゴメン」と一言言えば済む事なのだが、何故かこの後の予定がバレたくなかった笑
皆を煙に巻き、人知れず立ち去りたかったのだ。そういうのがカッコいいのだ。

とりあえず感情を無にしながら駅の方面に向かう。
隣町のサティ(笑)まで電車で行くのだ。
そのために女子達とは駅で待ち合わせとなっている。
駅にたどり着くまでになんとか皆を巻かなければならない。

途中で友達と空気を読み合い、道を二手に分かれたり、どうでもいい道を突き進んだりした。
みんなには何となく空気を感じ取ってほしかったのだ。
「こいつらこれからなんかあるんだろな。俺らについて来てほしくないんだろうな」と。
しかし、そこは純粋無垢な男子中学生。
全くその行動の意図に気付くこともなく、駅に到着してしまう。

まだ女子は来ていなかった。
「お前らとなり街にいくのかよー」
「金もっと持ってくればよかった!」
などと一緒にこれから遊ぶつもりの男子軍団。
でも違うんだよ。僕らはこれから女の子とたちと遊びに行くんだ。君たちとはココでお別れなんだよ。
別に一緒について来てもいいかもしれないけど、向こうに悪いじゃない?ね?
なんとも嫌な当時の僕であろうか笑

まあ中学生ってのは不器用で純粋な生き物である。
「用事あるから」の一言が言えないのである。

そして女の子達がクルマで駅に到着する。
勝手についてきた男子達は「アレって○○さんじゃね?」などと興奮していた。
僕は今から彼女たちと遊ぶんだよ。
お前らはついて来ただけ、何も知らないって罪な事だと思った。

とりあえず僕と一緒に誘われていた二人は○○さん達のところへ向かう。
凄いテンションがあがりながらも後ろに居る彼らに対して凄い申し訳ない気持ちになった。
騙してゴメン。こんな事になるなら最初から言っとけば良かった。

そして合流を果たし、男女33で電車に乗る事に。
そのときにチラッと後ろの方を見た。
もしかして約束してると知らない彼らは僕たちが偶然出会ったと思っていて、自分もついて行けると思っているのではないかなどの嫌なイメージが浮かぶ。

しかし、振り向くと遠くの方で彼らは悲しい目をしながら自転車にまたがっていた。

全てを悟ったような顔をして、駅からはなれて行く。
なんだか申し訳なくなった。
罪悪感がはんぱない。
みんな一緒に来ようよ!なんて気の利いたことは嫌みに思われそうだから言えなかった。

あのときのついて来た皆の顔は忘れられない。
切なさに無力さ、俺らはピエロだったのかと言わんばかりの哀愁。
自分の言動を思い返し、空気を読め!と間接的に言われていたあの行動が意味をなす。
僕だってつらかった笑
でもそこは中学生で不器用だからしょうがない。

何か残酷な事をしてしまった思い出です。

2014/03/09

外人が語る笑点

日本のTVショウにはとても秀逸なものが多い。
その中でも今日はSYOU-TENを皆に紹介したい。

このプログラムはニホンテレビで毎週、日曜の五時半から放送している。
驚くべき事に今年で放送四十八年目らしいんだ。
毎回同じプログラムをコレだけこなすのはなかなかグレイトなことだ。

内容は至ってシンプル。
前半に若手コメディアンによるスタンダップショウが十五分、インターバルをはさんで、SYOU-TENメンバーによるO-GIRIが始まる。
このO-GIRIっていうのがメインプログラムで、毎週僕をあの手この手で笑わせてくるんだ。

まずはO-GIRIのルールを紹介しよう。
簡単に言うと色とりどりのカラフルなユカタ・ユニフォーム(キモノ?)を身にまとったメンバーが、ザブトン(こっちでいうケツの下に敷くクッションのようなもの)を奪い合うサバイバルゲームだ。
ザブトンがポイントを表し、十枚貯めるとそのシーズンのチャンピオンというヒスパニックにも分かるシンプルなルールがいいね。
ポイントを加算するごとにザブトンを重ねて、その上にメンバーは座るんだけど、不安定で見ているこっちがヒヤヒヤするんだ。
でもそこから落下するようなアクシデントは今まで一度もない。
やはり彼らはプロフェッショナルだ。

まずMCのミスターウタマルによって議題が上げられる。
メンバー達はその議題に対してジョークをかますんだ。
そのジョークがウタマルのツボに入ると、ポイントゲット。
しかし、逆にお気に召さない時は、ポイントダウン。
調子がいいときなんて、3ポイント一気に剥奪されたりなんかして、そのやり取りがまた面白いんだ。

ちなみにミスターウタマルは今にも死にそうな凄いジジイなんだけど、メンバー達もそれをネタにする。
こっちならちょっとどうかと思うキツいデスジョークの応酬がハラハラするんだよ。
もし本当に亡くなって、ネタに出来なくなったら泣いちゃうね。

ミスターウタマルも昔は、プレイヤーだったらしいんだけど、前のMCが亡くなって交代したんだって。
誰かが死ぬたびにメンバーが補充され、四十年以上続いて来たんだ。
まるで「ソウル・ウォーキング」(※1)だよ!

メンバーはブルー、ピンク、イエロー、ホワイト、パープル、オレンジの六人。
これにザブトンアシスタントのヤマダを加えたのがレギュラーメンバーだ。
ヤマダに関しては面白い話があるよ笑
彼はアシスタントだからメンバー達にはまるで奴隷のように扱われるんだけど、たまに反撃する事があるんだよね。
特にパープルがヤマダを扱き下ろすジョークをかますんだけど、すぐさま彼はそれに反応してパープルをマウントザブトンから突き落として、勝手にザブトンをもっていっちゃうんだ。
僕はあの逆襲の瞬間にとてつもなくカタルシスを感じるんだ。

ひとりづつメンバーを紹介しよう。

まずはブルー。ミスターウタマルから一番近い席に座るエロオヤジだ。
とにかく彼の特徴としては下ネタが多い。
まだ夕方なのにこんなこと言っても大丈夫なのかよ!ってレベルのものも沢山ある。
でも日本はそこらへんに寛容で、お客もそれを楽しんでいるような節があるんだよね。

そしてピンク。
彼はいまいちパッとしないナードって感じだね。
何考えているか分からないし、目が腐った魚のように濁っている。
これは僕の考えなんだけど、頭の中ではブルーよりえげつない下ネタジョークを考えているんではないかと思う笑
ちなみに日本の掲示板・2chの実況スレではこいつがカメラに写るたびに「PIN-TSUMA」(くたばれピンクの意) と書き込むことが最高にクールだとされているんだ。

お次はイエロー。
こいつは凄い幼稚なジジイだ。
いつもくだらないジョークばっかかまして、回りを失笑させている。
彼にも面白いエピソードがあるよ笑
あまりにもくだらなく幼稚なジョークだから、オチが言う前に回りのガイズにバレて、勝手にアンサーを言われちゃうんだよ!
さらに追い打ちで意地悪な事にミスターウタマルはザブトンを剥奪するんだ。
笑っちゃうんだけど、少し心が痛んじゃうよ。
でもプログラムのクオリティーを保つためには仕方ないことかもしれないね。

そしてホワイト。
こいつはメガネをかけたインテリでなかなかクールなジョークが多いね。
でもまだ若手だからよくオチを噛むんだよね。
それでザブトンをとられちゃうから実にもったいない。
まるで「サルゴンのアップルパイ」(※2)だね。

お次はパープル。
ちなみに僕は彼が一番のお気に入りだ。
とにかくエヴィルな切れ味鋭いジョークが持ち味で、いつもメンバーをメッタメタに扱き下ろすのがアメイジング。
かといってたまには政治を皮肉るようなジョークも飛び出し、インテリジェンスな一面も覗かせる。
比較的アメリカのコメディアンに近いものを感じるね。
彼はとにかく毒舌ジョークばっかかましてるから、すぐにザブトンを取られてしまうんだ。
ミスターウタマルに対するデスジョークは彼の専売特許だし、前述したアシスタントのヤマダとのやりとりも堪らない。
一度、ミスターウタマルの逆鱗に振れ、ザブトンを全て没収され、地面に座っていた時は腹を抱えて笑ったね!
しかもそれで釈明のチャンスなしでエンディングに入るんだ。
固いステージにセイザ(日本のシッティングスタイル。我々アメリカ人には辛い)してドゲザ・グリーディング(最上級の敬意を表す日本の挨拶)していたのは最高にアメイジングだったよ。

そしてオレンジ。
彼に関しては余りいい印象がないね。
元気があるんだけど、発言数も少ないし、ジョークのキレも悪い。
どうやら回りに遠慮しているような気がするね。
ホワイトとオレンジは比較的最近に入ったメンバーらしいから、今後の成長に期待したい。

これがSYOU-TENの概要だ。
アメリカにはないスタイルのTVショウで新鮮な体験をする事が出来る。
毎週続けて見ると、メンバーのパーソナリティやお約束のやり取りも分かって来て、さらに深く楽しめると思う。
是非とも一度見てほしいものだ。
それじゃあ、ジャパンカルチャータイムこの辺で。また来週。

※1「ソウル・ウォーキング」
アメリカの仏教系宗教「ハイファイカルマ教団」の教えの一つ。
魂は循環しながら人間という器を旅し質の高いものに仕上がるという、日本で言う輪廻転生に近い概念。
ちなみに筆者が今適当に考えた。

※2「サルゴンのアップルパイ」
アメリカで有名なジョークの一つ。
おっちょこちょいのサルゴンは最高のアップパイを作るが、いつも、お客まで無事に運べないという内容。
詰めが甘い人間に対して、ネガティブな意味合いを込めて使われる事が多い。
これも筆者が適当に考えた。

2014/03/08

モーニング・ザ・ドリーム

朝がめちゃくちゃ苦手。
冬は寒いし、夏は暑い。
おまけに頭も冴えないし、寝足りないから不快しかない。
むりやり起きて、今日もゴミのような一日が始まると思うと憂鬱でしかない。
そんなとき決まって考える事と言えば、今日がんばったら夕方から爆睡しようということである。
勿論、現時点で眠いからそのような願望が生まれるのであり、夕刻になると完全にその願いは忘れ去られ、いたづらに時を過ごし、結局夜中まで起きちゃったりして、絶望の入眠を果たし、以下ループという日常である。

特に朝が嫌いな理由としては起きた瞬間から、時間に追われないといけない事である。
ただでさえだるいのに急いで着替えや食事を果たし、家を出て、電車に揺られる。
このまま二度寝できたらな、と何度思った事であろうか。
そんなの早起きすればいいじゃないという意見も聞こえてくるが、朝は出来るだけ寝たいんですよ。
早寝早起きなんてできるにこしたこと無いですが、前の晩に「明日も朝からか…」と絶望しちゃってなかなか寝付けないんです。
というか休みの日とか普通に十四時間ぐらいねちゃう事できるからね。
人生の意味はいかに寝れるかにあると感じています笑

そして僕は絶対朝に風呂に入るんですね。
コレがなかなか時間を食うので、朝の緊張感を高める要因となっています。
しかし、どっか外に出る前には必ずシャワーを浴びてリセットしないと気持ち悪いから、リスクを犯してまで風呂に入っちゃう訳です。
これがまあめんどい!笑

朝目覚ましで強制的に起こされて、絶望。
時間を確認して、瞬時に猶予時間を計算し、絶望。
ふとんから出ると、あまりの寒さに、絶望。
でも風呂に入らないといけないから、全裸になり更に寒さで、絶望。
ってな感じです。

でもめんどくさいのは風呂に入るにいたるまでの段階であって、入ってしまえばこっちのもんなんですよ。

風呂場に突入する前に熱々のシャワーを一分ぐらい流しっぱなししながら、あっためるんですね。
冬場だと寒いから、扉を開けた瞬間にはモクモクと湯気が立ちこめ、なかなか素敵な空間が広がるのです。
そして熱々のシャワーを浴び、眠気と不快な汗を吹っ飛ばす。
時間に余裕がある時はムダに長くシャワー浴びちゃったりなんかして、とても心地よい朝の儀式なんです。
でも時間もなく眠たい時は嫌な緊張感を抱えながらいそいそと落ちつかづ風呂に入る事になってしまいかなりキツいです。

究極の理想と言えば、まず、起きる時間にベッドがぱかっと開く。
そして下にはウォータースライダーの様な滑り台が!
スターにしきのあきらが生ダラで嵌められた温泉ボウリングをイメージしてください。
そのまま熱々の湯船に突入で、一気に身体っぽっかぽかから。

しかしまだ眠たいし辛いから、頭や身体を洗うのがめんどくさい。
ださい床屋によくある、勝手に髪を洗ってくれるマシーンみたいのが欲しいよね。
それで次いでに身体も洗ってくれるの。
とにかく、自分が半分寝てても全自動でそういう作業をやってくれる機械が欲しい。

風呂から上がると奴隷数名がお出迎え。
四人掛かりでバスタオルを駆使し、僕の身体をふき拭き。
そのあとにメイク室に通され、スキルを持つ奴隷の手によって、髪を渇かしたり、セットを完璧にこなしてもらう。

「毎朝ありがとう」と小粋にチップを渡し、歩くのもめんどうなので車椅子を奴隷に押させ、朝食会場へ。
テレビでワイドショーがついており、必ずひとりの緩やかな空間。
すでに朝食は準備されており、あとは食べるだけ。
必ず自分の体調とかにあわせて、食べれる量だけでてくる完璧設定。

そして学校や会社へ向かう。
勿論運転手付きの自家用車で、優雅にくつろぎのある空間。
必ず遅れる事はないので安心して向かう事が出来るのだ。

金持ちなったらこんな生活したい。
ベッドから風呂直通ギミックは是非とも実現したいものです。

あと休みの日に早起きして朝風呂するとかなりの充実感。
何で休みの日なのにいつも通りおきて風呂までいかねーのかとマジ切れしそうになりますが、時間に追われる事なく風呂にゆったりと疲れるのはかなり気持ちがいいです。
そして風呂上がりの爽快感を感じながら、ぼーっといいとも増刊号を見ていると涙が出る程、休日を実感できます笑