2013/10/09

焚きティッシュ

昼間から最近嵌っているよなよなエールを片手にピザを注文。
ほろ酔い気分が気持ちがいい。
台風も開け、空も晴れてきて心地よい風がほほをかすめる。
タバコでもふかそうかと思いベランダへ。

ライターで火をつけてしばし一服。
アルコールと油分の多いピザを分解するニコチンの素晴らしい事。
すなわちタバコが旨過ぎるのだ。
一本目を吸い終わり焦がしてしまって灰皿に成り代わったフライパンへ棄てる。
酔っぱらっていたせいか、たき火がしたくなり灰皿フライパンの中にティッシュを数枚投入。
吸い殻がいい感じに燃焼して来てあっという間に火がついた。

それを横目で楽しみつつ二本目を吸い出す。
深呼吸して吸うとやはり味わい深く旨い。
珍しくヤニクラの症状が現れて少し焦る。
隣を見ると相変わらず凄い勢いで燃え盛るティッシュ。

なんだか気分がボーっとしてきて心地よいのだが、何やらさっきからフライパンの様子がおかしい。
異常な煙を発している。
匂いもヤバいし、意識もかなりもうろうとして来た。
気持ちよさと気絶の中間を彷徨い、頭がおかしくなってしまっていた。
完全に一酸化炭素中毒だったのだ。

すぐさま家の中に避難し、燃え盛るティッシュに消化。
なんとか被害を最小限に抑える事が出来た。
あのまま心地よさに浸っていたら絶対にヤバかった。
一種のトリップ体験的な感じの浮遊感に緊張感。
どこか連れて行かれるんじゃないかと思った。

2013/10/08

残飯ババア

さっき大学猫と遊んでいた時の事。
ここのところ何度も猫溜まりに通っているせいか、二三匹の猫達には「またたびの人」として認知されるようになってきた。
ベンチに腰掛け、さりげなくマタタビを振りかけ、しばらく待つと、そこそこの数がよってきて少し優越感。
やはり道行く人に対する「動物に好かれる奴」演出は辞められない笑

そんな感じで猫がよってくるので次の段階として現在はスキンシップに移ろうとしている。
野生猫は警戒心が強いため、なかなか触らせてもらえない。
何とか猫パンチの応酬を受けながら猫をかまおうと頑張っている。
まだまだ時間がかかりそうだ。

しばらくすると、ババアが近づいて来た。
一斉に反応する猫達。
自分の回りにいた猫数匹達は一目散にそのババアに駆けていった。
何事かと思い、呆然としていると、他の猫達十匹以上もどこからかわらわらとババアの元にやってくる。
総勢二十匹近い野良がババアの元に集結し、何かを求めていた。

ババアは持っていたビニール袋をひっくり返した。
そうすると流れ出るような残飯というかご飯が。
一斉に反応しむさぼる猫達。
このババアは恐らく残飯を毎日持ってくる「残飯ババア」なのだろう。
いかにも猫達に認知されており、堂々としていた。
さっきまで「またたびお兄さん」を自称していた僕がなんだか恥ずかしくなった笑
勝手に猫に認められたと思っていたのだ。
何と言う空回り加減。

しかもそのババアのカッコいいところは、残飯をあげたかと思うと、その食いっぷりを観察する訳でもなく、速攻で立ち去っていくのだ!
この「分かってる」感!笑
全ての要素で負けたと思わされてしまった。
野良猫を手名付けていたと勝手に思ってたのに、上には上が居たのだ。
非常にくやしいし恥ずかしくなった笑

2013/10/06

集団ヒステリー

一度だけコレを経験した事がある。
小学校の給食の時だった。
その日のメニューにはツナパンなるものがあったのだ。

コッペパンにツナ、いわゆるシーチキンにマヨネーズを和えたものを載せた総菜パンにありがちな奴。
僕はシーチキンとマヨネーズが大好きだったので嬉しかった。
しかし同じクラスのある奴がこのパンを見て、声を上げたのだ。

「ツナって猿の脳みそらしいぜー!」

言わんとしていることは分かる。
コッペパンの上に無機質に載せられたそれは、ツナごとベーカリーしてあるせいか、焼き目が付いて脳みそのひだひだ感がとても出ていたのだ。
その発言をきいてからどう見ても小動物の脳みそにしか見えなくなった。

その的を得た的確なたとえは多くの共感を呼び、他クラスにも伝搬していった。
小学生なので「ツナ」という単語の意味が本当に分からず、脳みそと信じ込んでいる奴もいた。

そんな事もあって給食が始まってもいっこうに皆、ツナパンに手を着けない。
特に女の子たちは本当に猿の脳みそを食べるかのように敬遠していた覚えがある。
ツナパン大好きな僕でさえ、何か気持ち悪くて手を付けれなかった。
匂いを嗅ぐと、なんだか脳みそ臭さみたいのも感じとれられたのだ。
脳みそ臭さが意味分からないけど笑

結局、クラスの八割方がツナパンを一口も食べずに廃棄した。
まさに集団ヒステリーというか集団心理が悪い方向に向いてしまったのである。
この猿の脳みそパンという事実を知った他のクラスでも同様の事が起こったのは言うまでもない。

それ以来、ツナパンは表舞台から姿を消し、給食界から抹殺された。
もし僕が勇敢に、「みんな騙されるな!コレはシーチキンと言ってマグロなんだ!証明する!」と言って旨そうに食べたら、この騒ぎは治まったのだろう。
非常に後悔している。
英雄や革新を起こすものは最初は理解されないのだと感じた心温まるエピソード。

2013/10/05

ポジティブ自殺

最近睡眠がバグっている。
ある時は夜の九時ぐらいに強烈な眠気に襲われ、めちゃくちゃ寝たと思ったら三時間ぐらいしか経ってないのに猛烈にすっきりしていたり、別の日にはどんだけ寝ても寝たりず、なんだかんだで16時間ぐらい寝てしまう事がある。

大抵そういう時は疲れが一切取れない。
訳の分からない時間帯に起きてしまうし、起きてからもやる事が無くて辛い。
いろいろとバグリ過ぎて困っている。

でもそのとき見る夢はなかなか名作ぞろいというか、印象に残るものが多い。
普段の自分にない発想に基づいた物語ばっかりで、新鮮な気持ちでエモいストーリーを楽しめるのだ。
しかし、起きた時の絶望感はその分強い。
まさに逃避この上ない。

とりあえずダッシュしてこよう。
ダッシュは全てがいい方向に向く。
気分が上がるし健康にもいい。
アニメのオープニングでキャラのダッシュ率が高いのも、人を前向きな気分にさせてくれる潜在的なサブリミナルの一種だろう。

ネガティブな理由で走る人は居ない。
殺人鬼から逃げる時でさえ、それは生存を求めるある意味ポジティブなものである。
飛び降り自殺をするときにダッシュで飛び降りる人は居るのだろうか?
それだったらネガティブダッシュに分類されるけど、イメージが無い。
というか走る気力があるならスーサイドできないと思う。
でもそんなポジティブ自殺も見てみたいわ。