ここのところ何度も猫溜まりに通っているせいか、二三匹の猫達には「またたびの人」として認知されるようになってきた。
ベンチに腰掛け、さりげなくマタタビを振りかけ、しばらく待つと、そこそこの数がよってきて少し優越感。
やはり道行く人に対する「動物に好かれる奴」演出は辞められない笑
そんな感じで猫がよってくるので次の段階として現在はスキンシップに移ろうとしている。
野生猫は警戒心が強いため、なかなか触らせてもらえない。
何とか猫パンチの応酬を受けながら猫をかまおうと頑張っている。
まだまだ時間がかかりそうだ。
しばらくすると、ババアが近づいて来た。
一斉に反応する猫達。
自分の回りにいた猫数匹達は一目散にそのババアに駆けていった。
何事かと思い、呆然としていると、他の猫達十匹以上もどこからかわらわらとババアの元にやってくる。
総勢二十匹近い野良がババアの元に集結し、何かを求めていた。
ババアは持っていたビニール袋をひっくり返した。
そうすると流れ出るような残飯というかご飯が。
一斉に反応しむさぼる猫達。
このババアは恐らく残飯を毎日持ってくる「残飯ババア」なのだろう。
いかにも猫達に認知されており、堂々としていた。
さっきまで「またたびお兄さん」を自称していた僕がなんだか恥ずかしくなった笑
勝手に猫に認められたと思っていたのだ。
何と言う空回り加減。
しかもそのババアのカッコいいところは、残飯をあげたかと思うと、その食いっぷりを観察する訳でもなく、速攻で立ち去っていくのだ!
この「分かってる」感!笑
全ての要素で負けたと思わされてしまった。
野良猫を手名付けていたと勝手に思ってたのに、上には上が居たのだ。
非常にくやしいし恥ずかしくなった笑