2013/10/22

惑星ポスター

夜道を適当に散歩していた時の事。
全く知らない路地に適当に入りブラぶらしているとたまに魔境に侵入してしまう事がある。
暗がりのせいかおどろおどろしい雰囲気が漂い、家はあるのに誰もいないような感じでいっぱいになる不思議な現象だ。

何か訳ありな地帯に入ってしまったかと思うと急に開けて、めちゃくちゃ金持ちな門構えの家にぶち当たったりすると更に謎は深まるばかり。
後からグーグルマップで調べて、答え合わせするまでがワンセットである。
ネットがエモさに直結する便利な世の中になったとしみじみ。

そのときに出会ったとある家の壁に飾ってあったポスターがめちゃくちゃ不気味だった。
そのポスターは太陽系の惑星がエグザイルのように並んでおり、夜の雰囲気も会わせて気持ち悪さが荒ましい。
僕は惑星の画像が何故か分からないがめちゃくちゃ怖い。
それなのに惑星のオールスター軍団で攻めてこられたら堪ったもんじゃなかった。

大体、そんなポスターを外に飾るセンスもどうかしている。
家の中に惑星のポスターがあるのでさえ気持ち悪いのに外って。
せめてラッセンやヒロヤマガタに変えてほしいものである。

それだけと思いきや、その家にはもう一つポスターがあった。
今度はでっかい地球単独のものだった。
暗闇に不気味に浮かぶそれは気味が悪過ぎる。
悪趣味極まりないものだ。
いかにも「ガイア」という感じが更に気持ち悪い。
無機質に謎の警告をされている様で最悪だった。

まあそんな不気味ポスターに出会ったんだけど、後でストリートビューでその家を見直してみたら、見事に幸福実現党のポスターが掲示されていた。
納得するとともに色んな意味で不気味さが増してしまった。
ちょっとずれてる人ってやっぱそうなんだなーと実感。

しかし宗教ってホントいいものですねー。