2015/03/23

架空の世界地図③

 
地域概略図国名付きver(ごちゃごちゃしすぎ)

お次は架空の国旗編です。
全8地域+2カ国!
まずは西ユニア連合から。
基本的にヨーロッパを意識しているので、配色にヨーロッパ諸国の元ネタがあります。
ILISITYの斜め四色とDINPHILの長方形大中小3色が現実世界のトリコロール縦と横に相当します。

この中で個人的にお気に入りなのがMARTINで、最後に作ったので持てる配色全部使ってやろうとカラフルな仕上がりに。
設定でもMARTINの国家成立は近年であるため、それまでのスタンダードから一歩発展させた感じの国旗となっています。
持てる素材全て使い果たしたやけくそ感がいいですよね。

一応、HORAIはユニシア大陸全土に広がる宗教ホライ教発祥の地で、聖地として扱われています。
こういう国家の設定をおいおい作りこんでいきたいですね。

 お次はマーフネルシュ共同体。
マーフがロシア、ネルシュがソ連的なイメージです。
7芒星が共同体特有のアイコンであり、西ユニアに対抗する強い共同体ですね。
YUPATAKAN、GOYOTEの色使いはかなりお気に入りと成っています。
こういうシックな赤さえあればカッコよく見えるんです。

SOUTH CERTSCHは国内紛争のゴタゴタがあってMNC側についたという設定です。
サラムーンも分割されてこっち側についています。
まああまり共同体外の地域との関係性は良くない我が道を行く地域といえるでしょう。
GOYOTEもオフリア地区から飛び地のように加入していますし、ダークヒーロー的なニュアンスでしょうか。

第三の有力コミュニティとしてユニフォニア率いるユニフォニア同盟が存在します。
その名の通り、大正義ユニフォニアと植民地化された北ヌジア諸国の集まりであります。

このユニフォニアの国旗も気に入ってますね。
アメリカ的なダサさを意識しており、仕上がり的にはダサいというよりもダサかっこいい感じに落ち着きました。
パワプロのサクセス球団で強豪チームでありそうな配色だと自負。

ユニフォニアはアメリカと興りは同じ感じでいろんな地域から多民族が集まった新興国家という設定です。
まわりの雑魚国家を植民地化し、西ユニア、MNCに対抗しうる影響力の強いコミュニティです。
特にMNCとはサラムーン分割でバチバチであり、一発触発状態。

ユニフォニア以外の国は東南アジアなイメージのゆるーい国家と想像してください。
大麻吸い放題的な。
ヌジア連合は日本や韓国など東アジアをイメージした地域です。
他のコミュニティとは一歩劣りますが、なかなか有力なコミュニティであると言えましょう。

架空世界でありがちな幻想的なアジアの雰囲気漂う国家をイメージしています。
JATHINは日本をイメージしており、日の丸からの脱却が伺えますが、ちょっと微妙な仕上がり。
逆にCU国の方が日本っぽいなーと個人的に思いますね、大政翼賛会とかちょっと連想できそうなクールな国旗は自画自賛したくなります。
いずれも山や太陽などをモチーフとしており、自然豊かで太陽を崇めるという国なんだなと国家の信仰に対する考察もはかどることでしょう。

ここらへんからアイディアの枯渇が顕著であり、SUYEとENEYとQUAIは既存パターンの応用でどうにか編み出しました。
でも元々植民地だったとかの設定を加えれば、パターンが似てる国家との関係性も維持できるので、手抜きゆえにさらなる妄想が捗らせることができます。
続きましては東オフリア諸国。
正式な共同体は未だに発足していませんが、国際的にはこの辺りをまとめるならこのくくりになるという設定です。
〜スタン系の国家が多いことから、中東とかそこらへんのイメージがありますね。
赤黒深緑って配色もそこらへんの国家を意識しています。 

数こなすって意識があったのでここらへんの国家にはあまり思い入れがありません笑
お次はオフリア連合。
リュメイアを中心に成り立った地域です。
Xを模したマークが各国特徴的であり、XIEK国発祥の宗教である、ジークス教により興った国家であることを表しています。
現実で言う所のイスラム教的なものですかね。
特にジーク国は配色的にはイスラエルモチーフであり、そっからXに着目してアイコンを作成してみました。
やっぱXから始まる名称の中二っぷりはたまりません。

リュメイアも黒と金という現実では見受けられない配色ですが、なかなか不気味な暗黒国家感を演出できていてお気に入りとなっております。
黒ベースは正直、この配色以外は微妙になりそう。
あとOIRCEはいつのまにかバルセロナっぽくなってしまいました。
南北ノギア連合はその名の通り、南北ノギア大陸の国家がまとまったコミュニティであります。
カナダ、アラスカ、シベリアあたりを意識した薄暗そうな地域かつ南米の陽気さというよくわからないハイブリット感漂う地域です。

ここらへんは発想の枯渇が顕著で無理くり作り上げました。
まあ現実の国旗もちゃんと見ると、他の国のパターンをいただいているものや、価値観として国旗デザインを重視してない国家もあるので良しとしましょう。
でもRISHE国は回路っぽくてお気に入り。

ちなみに南北ノギアを見捨てるように独立を図ったブリガ首長国連邦ですが、四つの首長国から成り立っており、それぞれの国旗を組み合わされるとUBE国旗が形成されるという裏設定もあります。
しかし、まだそれぞれの首長国の国旗を製作していません。
ノルディア連合はCERTSCH島とMENECEN島からなる地域であります。
オセアニアの北半球バージョンを意識しており、CERTSCH島はオーストラリア、MENECEN島群はニュージーランドとその周辺の島々をイメージしています。

CERTSCH島はセルトス教発祥の地であり、CERTSCH国はその発祥国として神聖な扱いを受けています。
原則関係者以外立ち入り禁止の地域であり、とある季節だけ厳重な管理のもと立ち入りが許されるタブーな地なのです。

そしてそれを管理するのがNORTH CERTSCH国ですね。
 MNCに所属するSOUTH CERTSCH国とは宗教から発展した政治的紛争により完全分離した関係性となっています。
NORTHはユニフォニア側、SOUTHは西ユニア側についており、それぞれの地域の代理戦争の舞台でもあります。
SOUTH側もCERTSCH国管理の正当性を主張しており、未だ遺恨は絶えない状況であります。
でも国際的には北側に正当性がある感じです。
ちなみに日本の南北朝時代から着想を得ました。

そしておまけのABANDONED LAND(廃棄地)
本来は北ノギア大陸に位置しており、そこの国の監督下に置かれるのですが、表の都合でこっちにきています。
無所属感の漂うクリーミーな青に、地形の白抜きというシンプルさがいいですね。
じつはこれ、樺太の州旗のモロパクです。
あそこらへんの閑散とした雰囲気にとても似合います。
でも実際はノヴァヤゼムリャがモチーフです。

これが大まかな概要ですかね。
もう少し国家の設定などを煮詰めていきたいと思いますが、急速に開き始めています笑
側を作るとすぐ満足しちゃうタチなのです。

2015/03/06

架空の世界地図②

前回の地図から少しだけ地形変更したり、国旗や地域統合を決めてみました。
まず、山や砂漠に関して少しだけ改良。
砂漠の範囲が広がったり、島々にも山岳地帯を設けたりとそんなに変更点はありません。

そして、今回の目玉なのがマップ中心のNERSH国です。
前回宣言した通り、国土の中心を分断させました。
しかし、川や海で分断しきった土地の両サイドが同一国家ってのは国の興り的に説得力に欠けるので、国土の北側バノル海から中心やや下にかけて大きな湾を形成し、元々、国土の南部は繋がっていたと設定します。
そして、湾から南側のグリード海へ向けて繋がっていた南部を切り開く超長い運河がつくられたという設定になっています。

なので一番大きな大陸であるユニシア大陸は一見して東西分断しているように見えますが、元々一つの大陸で、運河を切り開いて無理やり分断したと考えてください。 
 お次は国旗を作りました。
全47カ国でなかなか骨の折れる作業でしたね。
斜め柄を駆使して、ありそうだけど実際にはないパターン作りを頑張りました。

色使いは現実にある国家が元ネタのやつが結構多いです。
消去法で現実にない色使いをやってみると、どうしても違和感が拭えないものが多いんです。
やっぱり現実の国家に採用されている配色は人間のセンスに訴えかけてきます。
ちなみに紋章を作るのは面倒くさすぎたため、紋章を持つ国家は一つもありません。

縦や横のトリコロールは封印して、斜めで四色旗ってのが基本パターンで、そっからの応用が多いですね。
トリコロールのシンプルかつ完成されたデザインの凄さを改めて感じました。
ちなみに西側から作り始めたので、東側にいくにつれデザインアイディアの枯渇感が堪能できます。
国旗の詳細なデザインは次の記事で紹介します。
そして地域統合区分を決めてみました。
現実でいう欧州連合(EU)みたいなくくりですかね。
この世界では基本的にどこかの地域ごとにまとまりが強いって設定です。

左上のWEST UNIA UNION(西ユニア連合)
通称はWU(ダブルユー)で「WEST UNIAの略」と「uniaとunionのUが二つで」というダブルミーニングがあります。
まあダブルユーと言ったら加護ちゃん辻ちゃん。

あと、現実に即すなら文法的に、UNIAのまんまじゃなくてUNIAN(ユニアの〜)と〜ANの形にしないといけないのですが、忘れたので変化させてません。
他の地域も全部同じミスしてます。
でも「ここは地球と違う」という魔法の言葉で全て解決してしまうので無問題です。

国旗からもわかるようにヨーロッパを意識した地域で、この世界でもなかなか強い影響力を持ちます。

その隣のMARGH NERSH COMMUNITY(マーフ ・ネルシュ共同体)、通称はMNC。
マーフ国とネルシュ国を中心とした集まりで、これも国旗からわかるように、ロシアとかソ連とかそこらへんがモデルと成っています。
特徴としては各国7芒星が国旗についていることですかね。
後述するユニフォニア地域とはサラムーンを争って対立が起き、また、CERTSH地方の分断の要因ともなっています。

そしてUNIFONIA ALLIANCE(ユニフォニア同盟)、通称UA。
ユニフォニアと愉快な仲間たちって感じで、新興超大国と支配されつつある雑魚国家達なニュアンス出しています。

その下がNUSIA UNION(ヌジア連合)、通称NU。
日韓中あたりを意識。
国旗もシンプルなものが多いです。
ユニフォニアとクー国の国境沿いには超巨大な山脈があります。

オフリア大陸は西側にオフリアの雄、リュメイアを中心としたOFRIA UNION(オフリア連合)があります。
そして東側はEAST OFRIANS(東オフリア諸国) で、正式な地域統合をしていないのですが、国際的には基本的にこういうくくりで扱われるという設定です。

あとはNORDIA UNION(ノルディア連合)、SOUTH-NORTH NOGIA UNION(南北ノギア連合)があります。
ここら辺は大陸ごとの雑魚国家集まりって感じですかね。
あんまり細かく決めてません。

残りは右下にあるUNITED BRIGA EMIRATES(ブリガ首長国連邦)、通称UBE。
首長国がこの大枠の区分けに入るかどうか疑問ですが、新エネルギー産出国で最近、一気に成長したUAE的国家であるため、南北ノギア連合から離脱したという設定です。
自国以外は敵!的な。

そして右上にあるABANDONED LAND
名前のまま「廃棄地」であり、核実験とかいろいろあって国連で共同管理する土地という設定になっています。
隠しダンジョンを配置するならここしかないでしょう。
ちなみに南極は旗を作ってませんが、ユニフォニアのものとなっております。

それぞれの国旗の詳細は③に続きます。

2015/02/26

架空の世界地図①

架空の地図ってのはこの世の中に数多あるもんですが、いずれも世界のとある地域に限定されていたり、単一国家から市町村規模のものであったりして小さい範囲を細かく作り上げるようなものが多く、世界全体のものってのはあまりありません。
なので久しぶりに中二心を爆発させて、空想世界地図ってのをつくってみました。
大枠だけ作って、細かいところは後回しって性格なので、おおざっぱな世界地図は楽しいです。

まだ制作途中ですが、なかなかいい感じになってきたので順を追って紹介。
今は国家の設定や、世界情勢を一人寂しく妄想中です。
ちなみに中世ファンタジー的な時代のワールドマップは幾つかあったので、現代設定で空想地図をつくってみました。

第一段階
漠然と下書きした線を清書して、それっぽい国境を作り、自身の持てるボキャブラリーとセンスを総動員して国名を考えたところです。
この段階では全39ヶ国作成。
アルファベットで書くとソレっぽく見えるもんなんです。

この段階では左上がヨーロッパ意識、左下がアフリカと中東ミックス、中央上が北半球化したオセアニア的ポジション、中央下がアメリカ的な国のある東アジアっぽいの、右上が寂れた北アメリカライクな土地、右下がエネルギー採掘国となった南アメリカみたいな場所って感じでしょうか。
日本っぽい国は一応中央下のJATHIN島。

南極大陸もユニワーピアとかっこつけまくりの命名。
脳内設定ではユニフォニアによる新資源採掘のためにほぼ占領された土地ということになっています。 
UBEはその新資源が自国領土から湧き出る国であり、ここ最近急成長な感じです。 

あと中央上のCERTSCH(自分でつけたくせに読み方わかってない)ばっかの島もノースとサウスとオリジナルと凄まじい分割具合ですが、これは宗教的な対立という設定です。

第二段階
何か物足りなさを感じたので、左上と中央下大陸を合体。
NERSHの位置を移動し、その右側にアジアっぽい小国を幾つか作成。
でかい大陸なのですが東西バチバチなイメージです。

ディティールアップして小さな島々を追加したり、海岸線を細かくしてみました。
地中海っぽいところの攻防が熱そう。
あとユニフォニアの下の中二な湖に島を追加。
ワクワク感たまりません。

それと海洋名も北と東は安直にノーザンオーシャンとイースタンオーシャン。
大北洋と大東洋が和名でいいんでしょうか?
そして西はゴヨーテ国から名前を拝借し、ゴヨオーシャンと命名。(無理あるけど大ゴヨ洋?)
超大国ユニフォニア上の海域は響きの良さだけで決めたバノル海、JATHIN島あたりの海域はこれまた響きオンリーのグリード海となっています。

第三段階(現段階では完成)
各大陸に名前をつけました。
一番でかい大陸がunisia(ユニシア)大陸、アフリカっぽいところがofria(オフリア)大陸、右のところが北ノギア大陸、南ノギア大陸と現実に即した感じになっております。

それとオフリア大陸にユニシア大陸の国々に匹敵するような強く広い国土を持った国が存在する妄想が爆発したので、LUMEIA(リュメイア)の国土を拡大しオフリアの雄となってもらいます。
ついでにJIGUという砂漠の中の絶対王政国家っぽいのを追加しています。これはロマン。
そしてユニアとオフリアの右っ側の入り口にMARTINなる島国を設置。
海賊が作った島で年に一度、強奪祭なる海賊イベントがあるところまで妄想してます。
これで全46ヶ国へ。 
大方、完成しつつあるので次は地域区分などを決めます。
ユニシア大陸以外は大陸ごとのくくりなのでそのままでいいのですが、ユニシア大陸は東側と西側でバチバチなので分けてみました。

西側がUNIA(ユニア)地域となります。
ヨーロッパ諸国+ロシアをイメージ。
そして東側が NUSIA(ヌジア)地域です。
アジア+アメリカ的な多民族新興国家であるユニフォニアを中心とした地域です。
UNIAとNUSIAでUNISIA大陸的な発想で命名しました。
ちょうど境目のサラムーンと東サラムーンがそれぞれの陣営にいるのが未だに解決していない対立感出てていいですよね。

それと中央上のCERTSCHとMENECENの島々をまとめて、ノルディア地域と命名。
まあドイツ語で北を意味する"NORD"にそれっぽい"IA"をつけただけっていう安直さです。
次は地形を適当につけてみます。
暗くなるほど山岳が険しくなり、薄いところは砂漠地帯です。
地理科目を履修していなかったのでこういう地理的センスが一切ない!

ユニア地域は中心が山岳地帯となってヌジア地域まで激長な山脈が続きます。
ヌジアのユニフォニアとクーの境目はこの世で一番高い山脈地帯です。
イメージ的にはエベレストあたりですかね。

それとオフリア中央から西部にかけての中心地はやっぱり砂漠が広がります。
実際の地球からすると同じ緯度に砂漠と山脈が存在するってのはありえるんでしょうか?
そして南ノギアにあるUAEがモデル丸出しのUBE国もイメージの通り砂漠地帯です。
最後にちょっと大陸成分が強目だったので、海洋成分を増したバージョンを。
南極から少し距離ができて、南北ノギア大陸が少し西側によっています。

今後の展望としては、とりあえずユニシア大陸中央にあるNERSH国の中心を川かなんかでぶった切ってやろうかと思っています。
物流の確保にもなるし、東西の土地が完全にぶった切られてるのにいがみ合わずに同じ国ってのにロマンを感じるからです。

あと各国のディティールをもう少し進めることですかね。
正直、読みすら危うい状況ですし、国名変更の可能性も高いです。 
(ユパタカン、グホフ、フィコヨト、ジャーシン、スィエ、エネイあたりは名前として無理ありすぎ笑)

どの国を主人公に据えて、どう利害対立関係にあるかを妄想するのがたまりません。
一応ユニアのDINPHIL辺りがLUMEIAと中央の島を巡って対立関係にあるし、ユニア自体がヌジアとのバチバチな関係性なので動かしやすいかと思ってます。

あと急成長するUBE諸国との関係性もね。
ちなみに北ノギアのABANDONED LANDはそのまま廃棄地でどの国も領有権を主張してないってロマン。
一応、過去に核実験地域として、汚染が進みすぎたっていう設定もあります。

嗚呼、こういう妄想最高。

2014/10/12

結局エイリアン恐怖症

動物に対する恐怖が凄い。
まず僕は自分の手で生き物を育てた事がほとんどない。
小さい頃は、昆虫であったり、祭りで売っていた金魚や亀を飼育しようとする意思はあったものの、水槽などの生育環境を構築する時点で満足してしまい、あとの本格的な飼育は親任せが常であった。

両親を含む僕以外の家族全員がなかなかマメな性格であり、本来の飼い主が責任を棄てた我が家の生き物たちはなかなか長生きしていた思い出がある。
十年近く生き続ける亀に対して、何の愛情も感じなくなっていた僕は、水槽を眺めるたびに、「亀ってどういう感じで死ぬんだろう」とややサイコパスの素質溢れる感想を抱いていた覚えがある。
長年続いた普段気にも止めない情報番組がどんな最終回を迎えるかという好奇心のみで最終回だけ録画してしまう様な性格なのだ。
まあ、単純に言えばミーハー。

しかし、生き物に対するミーハーは道徳的にマズい。
そういう世間体を気にする思いからか、いつのまにか生き物を飼う重圧や責任感を重く感じてしまい、動物自体が嫌いになってしまったのだ。
嫌いというか、人の家にいるペットや道端に群生する野良猫など「責任」を追わない立場での動物のふれあいは大好きであるが、「飼育」という責任を負う立場に恐怖を抱いていると思う。

このトラウマはいくつかの要因がある。

まず我が家ではかつて、雑種の犬を飼っていたらしい。
らしいというのは僕が三歳ぐらいまで我が家にいたのであまり記憶にないのだ。
唯一思い出すことといえば、その犬は脱走癖があり、それを親と一緒に探しまわるという嫌な思い出。
それが複数あるのだから、かなりの頻度で脱走していたのだろう。

しかし、その犬はいつしか我が家から姿を消してしまった。
子供の頃から何度も「何故犬は居なくなったのか?」と質問しているが、成人した今でもそれについてはっきりと家族の誰も教えてはくれない。
大体察しはついているが、明言されないという事実に恐怖を感じている。
恐らく、あまりの脱走グセに嫌気がさし、どこかへやってしまったのだろう。
保健所なのか、姥捨の如く自然に返したのかは不明である。
いずれにせよ、僕以外の家族の墓まで持って行くレベルのタブー話であることには間違いない。

 そういう飼育に対するリスクを身にもって体験しているために、生き物を飼う事に対して恐怖が芽生えたのだ。

そしてもう一つの要因としては、ネットで生き物の生死についてのとある文章を読んだのが大きい。
誰かのブログかインタビューだか忘れたが、「自分の家でウサギを飼うことになり、嬉しくて一緒にウサギと遊びまくっていた。そして、滑り台でウサギを滑らす遊びが楽しくて、何度も何度もウサギを滑らしていたら、何十回目で死んでしまった」という内容であった。
この文章を見たとき凄い恐怖を感じた。
滑り台で動物を滑らすという子供心に溢れた楽しい発想。
もちろんそこから死を連想することはない。
しかし、動物達はその人間なら楽しくてしょうがない行動を一緒にやってしまうとすぐにコロッと死んでしまうのだ。
この「意図しない場所における手軽な死」という要素が僕の中での痛烈なトラウマとなっている。

 もう一つの要因は、もう強迫製観念というか、僕自身の問題であるのだが、シンプルに、「小動物とか握ったら死んじゃうじゃん」というものである。
握る以外にも、「ハムスターを投げたら死ぬ」みたいな発想をしてしまうのが怖い。
そりゃ当たり前だよ、と思うかもしれないが、そんな手軽に動物達を殺せる方法があるのが怖いのだ。
もちろん、動物を飼ったらそんなことは絶対にしないし、できない。
でも、そういう発想を思いついてしまう自分が怖いのだ。
別にキチガイアピールとかではない。
「首を吊ると死ぬ」レベルの普遍的な発想である。

まあ動物ってのは自分の考えとかを発してくれないし、頭も良くないから勝手に死に近づいて行く可能性が高いってのが嫌いなんですね。
だから、猫とか犬みたいな知性を感じさせる動物はまだ好きです。
彼らは自分の身に危機を感じたら緊急回避的な行動をとるので、まだ大丈夫。

でもハムスターとかウサギみたいな何考えてるのか分からない単細胞系ペットとなると恐怖しかありません。
真顔な生き物が怖い。
というか真顔が怖い笑

いずれにせよ、コミュニケーションや感情表現がある程度可能な生物でないとダメってことである。
だから、この類いの恐怖というのは宇宙人に対する恐怖と同じである。
意思の疎通が出来ないし、地球で当たり前の行動を宇宙人にやらすと、めっちゃ激怒してぶっ殺されたり、溶けてなくなっちゃう可能性もあるのだ。
ああ、宇宙人怖過ぎる。
グレイタイプとかちょっと人間チックなところがあるから、愛着湧いちゃいそうで怖いんだよ。
でも思いも寄らぬ行動で死んじゃったり増殖するから宇宙人マジ怖い。

それに関連すると、赤ちゃんとかボケた老人とかは宇宙人に近いね。
赤ちゃんとかだっこしてても、そっから落としたら死ぬって思うとだっこがマジ恐怖。
赤ん坊に宇宙人要素を感じてるからですよ。
老人だって、ぱっと見何考えてるか分かんないし、そういうところが宇宙人っぽい。

結論付けると動物怖いってのは宇宙人要素を感じてるから怖いのである。
宇宙人未知すぎて怖い!