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2014/10/12

結局エイリアン恐怖症

動物に対する恐怖が凄い。
まず僕は自分の手で生き物を育てた事がほとんどない。
小さい頃は、昆虫であったり、祭りで売っていた金魚や亀を飼育しようとする意思はあったものの、水槽などの生育環境を構築する時点で満足してしまい、あとの本格的な飼育は親任せが常であった。

両親を含む僕以外の家族全員がなかなかマメな性格であり、本来の飼い主が責任を棄てた我が家の生き物たちはなかなか長生きしていた思い出がある。
十年近く生き続ける亀に対して、何の愛情も感じなくなっていた僕は、水槽を眺めるたびに、「亀ってどういう感じで死ぬんだろう」とややサイコパスの素質溢れる感想を抱いていた覚えがある。
長年続いた普段気にも止めない情報番組がどんな最終回を迎えるかという好奇心のみで最終回だけ録画してしまう様な性格なのだ。
まあ、単純に言えばミーハー。

しかし、生き物に対するミーハーは道徳的にマズい。
そういう世間体を気にする思いからか、いつのまにか生き物を飼う重圧や責任感を重く感じてしまい、動物自体が嫌いになってしまったのだ。
嫌いというか、人の家にいるペットや道端に群生する野良猫など「責任」を追わない立場での動物のふれあいは大好きであるが、「飼育」という責任を負う立場に恐怖を抱いていると思う。

このトラウマはいくつかの要因がある。

まず我が家ではかつて、雑種の犬を飼っていたらしい。
らしいというのは僕が三歳ぐらいまで我が家にいたのであまり記憶にないのだ。
唯一思い出すことといえば、その犬は脱走癖があり、それを親と一緒に探しまわるという嫌な思い出。
それが複数あるのだから、かなりの頻度で脱走していたのだろう。

しかし、その犬はいつしか我が家から姿を消してしまった。
子供の頃から何度も「何故犬は居なくなったのか?」と質問しているが、成人した今でもそれについてはっきりと家族の誰も教えてはくれない。
大体察しはついているが、明言されないという事実に恐怖を感じている。
恐らく、あまりの脱走グセに嫌気がさし、どこかへやってしまったのだろう。
保健所なのか、姥捨の如く自然に返したのかは不明である。
いずれにせよ、僕以外の家族の墓まで持って行くレベルのタブー話であることには間違いない。

 そういう飼育に対するリスクを身にもって体験しているために、生き物を飼う事に対して恐怖が芽生えたのだ。

そしてもう一つの要因としては、ネットで生き物の生死についてのとある文章を読んだのが大きい。
誰かのブログかインタビューだか忘れたが、「自分の家でウサギを飼うことになり、嬉しくて一緒にウサギと遊びまくっていた。そして、滑り台でウサギを滑らす遊びが楽しくて、何度も何度もウサギを滑らしていたら、何十回目で死んでしまった」という内容であった。
この文章を見たとき凄い恐怖を感じた。
滑り台で動物を滑らすという子供心に溢れた楽しい発想。
もちろんそこから死を連想することはない。
しかし、動物達はその人間なら楽しくてしょうがない行動を一緒にやってしまうとすぐにコロッと死んでしまうのだ。
この「意図しない場所における手軽な死」という要素が僕の中での痛烈なトラウマとなっている。

 もう一つの要因は、もう強迫製観念というか、僕自身の問題であるのだが、シンプルに、「小動物とか握ったら死んじゃうじゃん」というものである。
握る以外にも、「ハムスターを投げたら死ぬ」みたいな発想をしてしまうのが怖い。
そりゃ当たり前だよ、と思うかもしれないが、そんな手軽に動物達を殺せる方法があるのが怖いのだ。
もちろん、動物を飼ったらそんなことは絶対にしないし、できない。
でも、そういう発想を思いついてしまう自分が怖いのだ。
別にキチガイアピールとかではない。
「首を吊ると死ぬ」レベルの普遍的な発想である。

まあ動物ってのは自分の考えとかを発してくれないし、頭も良くないから勝手に死に近づいて行く可能性が高いってのが嫌いなんですね。
だから、猫とか犬みたいな知性を感じさせる動物はまだ好きです。
彼らは自分の身に危機を感じたら緊急回避的な行動をとるので、まだ大丈夫。

でもハムスターとかウサギみたいな何考えてるのか分からない単細胞系ペットとなると恐怖しかありません。
真顔な生き物が怖い。
というか真顔が怖い笑

いずれにせよ、コミュニケーションや感情表現がある程度可能な生物でないとダメってことである。
だから、この類いの恐怖というのは宇宙人に対する恐怖と同じである。
意思の疎通が出来ないし、地球で当たり前の行動を宇宙人にやらすと、めっちゃ激怒してぶっ殺されたり、溶けてなくなっちゃう可能性もあるのだ。
ああ、宇宙人怖過ぎる。
グレイタイプとかちょっと人間チックなところがあるから、愛着湧いちゃいそうで怖いんだよ。
でも思いも寄らぬ行動で死んじゃったり増殖するから宇宙人マジ怖い。

それに関連すると、赤ちゃんとかボケた老人とかは宇宙人に近いね。
赤ちゃんとかだっこしてても、そっから落としたら死ぬって思うとだっこがマジ恐怖。
赤ん坊に宇宙人要素を感じてるからですよ。
老人だって、ぱっと見何考えてるか分かんないし、そういうところが宇宙人っぽい。

結論付けると動物怖いってのは宇宙人要素を感じてるから怖いのである。
宇宙人未知すぎて怖い!