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2015/12/12

M-1グランプリ2015 ネタの研究②馬鹿よ貴方は編

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〈馬鹿よ貴方は おにぎり屋〉

新道竜巳:どうも、馬鹿よ貴方はと申します
名前もね、覚えて帰っていただければと思います。
僕がね、新道巳という名前でやっております。宜しくお願いします。

平井ファラオ光:…くまモンです。(①10秒)

新道:いつからだよ!
あの、平井ファラオ光という名前ですのでよかったら覚えてください。

ファ:最近、ゆるキャラが好きでな。

新道:本当かよ。

ファ:UFOキャッチャーでゆるキャラ眺めて1日過ぎたりしてんだよな。(②22秒)

新道:他のやることなかったの!?

ファ:お前、脳みそ直で見たことあるか?(③25秒)

新道:なんの話だよ!もう…

ファ:こん中で脳みそを直に見たことあるって人(挙手求める)
(三秒空白)…まだ客が重いな(④33秒)

新道:本当になん〆☆※!仮に挙げられてもこまるでしょうがよ!

ファ:今日は実際の脳みそのグロさ、脳死までのメカニズムを伝えようと思います。(⑤40秒)

新道:あの…、今日のネタおにぎり屋さんです。これ関係ないんでね!(⑥45秒)
一回リセットしていただいて!
僕、おにぎり屋さんの店員やるんで、ちょっと、お客さんやってください。お願いします。

(コントイン)(⑦51秒)

ファ:ウィィィィィィィー、…開くの遅えなあ!(⑧58秒)

新道:お前次第だろう!早く入ってきなさいよ。

ファ:オイ。

新道:え?

ファ:顔をひし形にしてやろうか?(⑨1分3秒)

新道:な、なんでそんなこと言うんだよ、オイ!

ファ:ウィーン

新道:いらっしゃいませ。

ファ:ウィーン(閉まる)(⑩1分12秒)

新道:アレ?

ファ:… ブウーン(ドップラー効果)(⑪1分14秒)

新道:透き通らなくていいから!
(仕切り直して)いらっしゃいませ!

ファ:イラッシャイマセ!(オウム返し)

新道:なんにしましょう?

ファ:ナンニシマショウ?

新道:お客さんですよね?

ファ:オキャクサンデスヨネ?

新道:真似しないでもらえますか?

ファ:マネシナイデモラエマスカ?

新道:…僕は負け組です。

ファ:その通り。(⑫1分32秒)

新道:何なんだよ!
ちゅ、注文しろよ!

ファ:顔をひし形にしてやろうか?(⑭1分39秒)

新道:何回言うんだよ!

ファ:三回だよ。(⑮1分41秒)

新道:あと一回言うのかよ!

ファ:お楽しみに。(⑯1分45秒)

新道:お楽しみにじゃないよ!こんな簡単なこともやれないの?

ファ: …え?

新道:こんな簡単なこともやれないの?

ファ:レーレレ レレレレ レーレレ レレレレ レレレレ レレレレ ヤルヤルゥ♫(⑰1分56秒)

新道:何の音楽だよ!
注文しろよ!

ファ:「私はきったないおにぎり屋さんだ」と言ってみろ。(⑱2分2秒)

新道:注文しろよ!

ファ:いいから。
「私はきったないおにぎり屋です」

新道:…私はきったないおにぎり屋です

ファ:「きったない私は偽善者でもあるので生きる資格がありません」

新道:…きったない私は偽善者でもあるので生きる資格がありません

ファ:「これから私は店を畳んで死に場所を探します」

新道:…これから私は店を畳んで死に場所を探します

ファ:…なんか今日は楽しいなw(⑲2分27秒)

新道:お前だけ!こっちは全然楽しくないんだよ!
最近いいことないんだよ。
親友だと思ってる奴がさ、結婚式誘ってくれなかったし、いいこと全然ないんだよ!

ファ:…俺、親友だと思ってた奴に誰ですか?って言われた。(⑳2分39秒)

新道:超えてこなくていいから!注文しろよ、注文!

ファ:梅おにぎりと、あと挫折のお茶ありますか?

新道:挫折のお茶?

ファ:メーカーが色々試行錯誤した結果、お湯です。(㉑2分49秒)

新道:挫折しなくていいから!
あのさ、あの、ふつうの梅おにぎり300円なんですけど。

ファ:(腰まわりを探る)あれ…?さっきまであったのにな…?…すいません。

新道:ハイ?

ファ:腰骨がないんですけど。(㉒3分6秒)

新道:ありますよ!何言ってんすか!
…あの、お金くださいよ、300円。

ファ:じゃあ、一万円で。

新道:はいはい。

ファ:お釣り多めにもらえますか?(㉓3分14秒)

新道:あげれる訳ないだろ!なんで!
(3秒沈黙 )…客もろくにできないのなら、今後の人生大丈夫?

ファ:大丈夫だよ、大丈夫、大丈夫だよ!大丈夫。大丈夫だよ!大丈夫。大丈夫だよぉ、大丈夫。
大丈夫なの?大丈夫だよ。大丈夫かぁ?大丈夫だぁ。大丈夫なの?大丈夫だよ。
大丈夫なのか?大丈夫だよ。大丈夫なんですか?大丈夫だよ。大丈夫ですかねぇ?大丈夫ですよ!
大丈夫かぁ?大丈夫だよ!大丈夫なの?大丈夫かぁ!?大丈夫だぁ!大丈夫ですよぉ!大丈夫なのかねぇ?
大丈夫だよぉ!大丈夫なの?大丈夫だよ!大丈夫だろ?大丈夫か?大丈夫なの?大丈夫かぁ?
大丈夫ですかー?大丈夫だよお!大丈夫なのぉ?大丈夫?大丈夫…大丈夫…(㉔4分5秒 、合計41秒間で40個!狂気!)
…顔をひし形にしてやろうか?(㉕4分8秒)

新道:そこじゃねえだろうがよお!

ファ:顔をひし形にしてやろうか?顔をひし形にしてやろうか!?顔をひし形にしてやろうか !顔を…以下略(㉖4分11秒)

新道:まだ続くのかよ!?
三回じゃなかったのかよ!?(㉗4分11秒)
どうもありがとうございました。(ファ:顔をひし形にしてやろうか㉘)(4分20秒、笑いポイント 28個)

〈全体の分析〉
ゆったり目のネタかと思いきや、意外にも笑いポイントは28個とメイプル超合金よりも手数に関しては上なのが特徴的です。
まあ、ファラオは全言動がボケかボケのための言動なので会話をしない分、手数が増えるのは必然とも言えましょう。
また、それゆえに笑顔などの根源的な感情表現すら意外性からのボケに見えるという強みを持っており、初見でのインパクトは残しやすいキャラクターであると感じます。 
質問する、客席に話しかける、歌う、はにかむという行為すら笑いになってしまうという得なキャラクター。

それでもゆっくりに見えるのはやはりボケであるファラオの間の使い方。何かを喋る前には必ずちょっとしたタメを作り、視聴者に一瞬の緊張感を煽らせるのがうまい。
もちろん、そういった間のみではなく、時には食い気味にボケるなど緩急を使い分けるのもよく見られます。

コント漫才という形式をとっており、近年の賞レースではコントインしたらツッコミも役に入り込みスピード感保ちながら、ストーリーを進めて終着点に持っていくという手法が常套手段とされてますが、 このネタに関しては「コントにおけるストーリーを進めない」というのがキーポイントとなっており、ある種、時勢と相反したようなネタであるといえるでしょう。
その証拠におにぎり屋のコントなのに、2分40秒経過してからやっと注文するというペースです。

ストーリーとしては、普段の馬鹿よのネタのように無駄なくコントインするのではなく、テレビお披露目の意味合いもあってか、まさかの自己紹介から入ります。
(まあ、このネタに関しては「コントを進めない人」というタイトルでもあるので、コント外部のやりとりも重要なのですが)
そして、彼ららしくはない客に呼びかけ(内容はブラック笑)などで、ファラオの得体の知れない「らしさ」を周知させたとこで、「おにぎり屋」のコントがスタート。

導入で複数回ボケたり、オウム返しや「顔をひし形にしてやろうか?」等、コント内外問わず終始、ネタを成立させることなく非協調的な態度をとるファラオ。
ついには、一向にコントに入っても話を進めずにいるファラオに対して、新道はどんどんフラストレーションを募らせていき、ついには「こんな簡単なことできなくて大丈夫?」というセリフまで至ります。
そして狂気の「大丈夫」連呼41秒間40連発!でネタをぶっ壊しにかかるまで至りますが、実は「顔をひし形は三回言う」というボケ兼天丼予告を最も効果的に発揮させるためのフリに過ぎないのがお見事。

「賞レースでこんな大胆なことをする」というチャレンジングな奴らに思わせといて、実は、あのボケを効果的に演出するためのものでしたーというネタ製作者・新道のイタズラ心みたいなのが伺えます。

そして、それが終わるとまさかの「顔をひし形にしてやろうか」連呼でダメ押し、そのままネタ終了という裏切りの笑いで締めくくっています。

ツッコミの特徴としてはワードで何か色味をつけるわけではなくひたすらにシンプルなのもポイント。
あのシンプルな白Tという衣装からもわかるように、極力個性を消しているのでしょう。
しかし、それが逆に無個性ゆえの個性が見えるような気がして、阻害要素な気もしてしまいます。(ノームコア的な笑)

また、ツッコミが非常に発声技術的に稚拙にも見え、去年のザマンザイの頃よりは、張りのある怒鳴りツッコミを習得しているなど確実に成長しているように感じるのですが、
やはり、書き起こしのさいに注目していると、どうしても、ツッコんだ時に噛みがちであったり、語尾がうやむやになってしまうのが気になりました。
ファラオを立たせるためのそういうやり口か実際に技術がないのか知りませんが、見る人にとってはやっぱり引っ掛かりがある時点でまだ微妙なのではないでしょうか?

対してボケは発声する前にタメをつくり、語尾までしっかりといい声で発音。
真顔で淡々とボケるというのが非常に似合うキャラクター性もあるため、「次はどうくるんだろう」という期待感すら持ってしまいます。
そして、発声こそアレですが、ツッコミに関してもボケを言い切る直後に間髪入れずツッコむのを徹底してて、やはり、間に関しては相当意識しているんだろうなーと感じさせられます。
彼らは自分たちの面白いことを効果的に発揮するための間を熟知していると感じさせられました。 

彼らのボケがフリ目的のボケらしき言動(僕だけがそう受け取ってるだけかもしれませんが)なのか、マジで狙いに行ったボケなのかは、基本的には新道のツッコミタイミングで判断することができます。
間髪入れずにすぐに突っ込んだときはそこで笑わせたいボケ、トンチ系のボケ以外で、ファラオが喋ったあとにツッコミまで一拍あったり、口調の穏やかな返答をしている場合はそこのフレーズは本体ではないことが多いと、今回のネタを見た限りでは思いました。

〈笑いポイント一覧〉
 …くまモンです。(①10秒)
つかみはベッタベタなボケ。
ファラオのキャラクターや間で通用するものまで仕上げてきています。
新道の自己紹介が丁寧であり、その対比でシンプルイズベストな回答。

 UFOキャッチャーでゆるキャラ眺めて1日過ぎたりしてんだよな。(②22秒)
これもファラオのキャラクター性を紹介するようなものですかね。
突拍子のなさと得体の知れ無さ
ここは新道のツッコミがまだ弱いのが特徴的

 お前、脳みそ直で見たことあるか?(③25秒)

会場ではややウケで半分引かせ気味になっていたのですが、ここはまあキャラ込みでクスッと笑いぐらいは欲しかったんじゃないでしょうか。
証拠に新道も間を持たさずツッコミ入れてますし。
加えて、ツッコミの強さも「UFOキャッチャー」よりかは一段階強めています。
徐々に強める段階です。

 こん中で脳みそを直に見たことあるって人(挙手求める)
(三秒空白)…まだ客が重いな(④33秒)

心配になるほどの静寂を作り出してからの、「そういう算段でした」と安心させるようなボケ。
馬鹿よのネタの特徴として、「これって笑わせようとしてんの?どっち?」と心配させるようなことを発してからの、「んなわけねーだろ」的な正解発表というのが多いと感じました。
「緊張と緩和」という要素への彼らなりの取り組み方ですかね。

前のツッコミに比べ、ここでのツッコミは一番強く置いていますので、ここが本当に取りたかった部分。 
「なんの話だよ」から「本当になんの話だよ!」への強化がありますからね。  

 今日は実際の脳みそのグロさ、脳死までのメカニズムを伝えようと思います。(⑤40秒)
 あの…、今日のネタおにぎり屋さんです。これ関係ないんでね!(⑥45秒)
グロさや脳死というワードを出してきてる時点で半分は引かせにかかってると僕は思いますね。
突拍子もないボケともとれますが。
そして、新道のある種メタ的なツッコミが見てる人に安心感を与えます。

 (コントイン)(⑦51秒)
「結局、おにぎり屋やるんかい!」という尾をひくような笑い。
今回はそれの理想形のウケが取れてましたね。


 ウィィィィィィィー、…開くの遅えなあ!(⑧58秒)
ドアオープンの音が長く、「まさかそのボケ?」と思わしてからの、一拍おいてのボケ。
なんというか人を食ったようなやり口ですよね。

 顔をひし形にしてやろうか?(⑨1分3秒)
新道のツッコミが困惑であるからわかるように、ここはとりあえず伏線がてらのひし形。
積極的に笑いを取るわけではなくフリ目的で、「まあウケればその日、俺ら乗ってるんじゃない?」的確認の役目も。
ファラオの「オイ?」に対して、「え?」で返しているため、ここはコントから一旦外れています。

 ウィーン(閉まる)(⑩1分12秒)
 仕切り直して、ドアオープンからのドアクローズ。
そこらへんの若手なら、「入ってこいよ!」と早計にツッコだろうけど、ここは「?」という反応ですので、次のボケへのフリです。

 … ブウーン(ドップラー効果)(⑪1分14秒)
そして、また一拍おいてのドアを透けるというボケ。
ドアオープンからドアクローズはそこに鏡が存在するんだという認識の共有のためのネタフリであり、本体はこっちなのです。
こういうボケを繰り返されると、「そんな初歩的なボケで笑わせるわけないだろ、あれはフリなんだよ」と言われてる気がしてちょっと憎いです笑

…僕は負け組です。
その通り。(⑫1分32秒)
仕切り直してやっと入店でストーリー進行。
いらっしゃいませからのオウム返し4連発からの、店員のイタズラ心を利用したボケ。
まあ、小学生でもやる手法なんですが、 おにぎり屋の店員という設定や新道というアングラ感漂う芸人の境遇から、「僕は負け組です」というワード設定が見事。
そして、今まで間をとって喋るファラオが間髪入れずツッコむという裏切りも重ねられてます。
庶民的なやり口が重層的に要素を乗せられ、仕上がるボケへ変貌!

顔をひし形にしてやろうか?(⑭1分39秒)
ツッコミが一拍おいているため、こちらも完全にフリ目的。
まあ、その次につなげるための奴ですねこれは。

三回だよ。(⑮1分41秒)
「何回言うんだよ!」に対して、この発言。
ここはアンタッチャブル的というかザキヤマが言ってそう。
得体の知れないトリッキーさだけでなく、唐突にベッタベタの笑いを差し込んでくるという意外性もあります。

お楽しみに。(⑯1分45秒)
そしてファラオが客席を向いて観客と対話。
これはボケ兼「ネタ中に本当に出てきますから忘れないでねえ」という新道からのメッセージがひしひしと感じ取られます。

レーレレ レレレレ レーレレ レレレレ レレレレ レレレレ ヤルヤルゥ♫(⑰1分56秒)
コントから降りて説教タイム再び。
「こんな簡単なこともやれないの?」という問いかけに一旦「え?」と聞き取れなかったかのように返し、もう一度、「こんな簡単なこともやれないの?」に対し、 ファラオが歌うという新たな方向性で持って行ってます。 
二度目に「やれないの?」の部分を強調しており、「ヤルヤルゥ」の説得性を確保しようとしつこいんでしょうか。
それとも、オウム返しのボケがあった事からも似たような方向性の、「聞き取れない→聞き取れない→聞こえてんじゃねえか!」という方向性かと思わせーの、歌い出すという裏切りですかね。
深読みしすぎ?w

「私はきったないおにぎり屋さんだ」と言ってみろ。(⑱2分2秒)
対して、食い気味の「注文しろよ!」というツッコミのためこれは狙ったポイント。
ここはコント降りっぱなしで、そのファラオの要求に新道が乗るというのは、とりあえずこれだけいう事聞けば協力してくれるだろう、という素の譲歩が見えます。

…なんか今日は楽しいなw(⑲2分27秒)
そしてここで笑顔解禁の意外性!
客席をしっかり向いてからはにかむという魅せ方の工夫も忘れません。

…俺、親友だと思ってた奴に誰ですか?って言われた。(⑳2分39秒)
こんだけ協力したのにコントを進めてくれない新道はついに、ファラオに対して同情作戦を取るようになります。
情けがあるかと思いきや、超えてくるというベタなボケ。
ここは正直、見た目まんまの自虐されてもらしくないなーと思ってしまいました。
でも、この後ちゃんとコント進めるので、ファラオと新道のイケてない奴同士の協力体制が出来上がった合図として必要だった考えてもいいんじゃないでしょうか。

メーカーが色々試行錯誤した結果、お湯です。(㉑2分49秒)
再びコントイン。
メイプルの「お湯の煮込み」とかぶってしまいました。これはしゃーなし。
「挫折」というネガティブワードからブラック系の回答を想像するのですが、意外にもちゃんとこじんまりとしたボケ。
「挫折しなくていいから!」ってツッコミは雑な気もしますね。
まあ、その次の腰骨のための対比としてのボケですかね。

腰骨がないんですけど。(㉒3分6秒)
「『さっき』まであったのにな」というフリがボケの強度を高めてます。
やはりこういうディティールはちゃんと気を使ってますね。
これは絶妙なブラック加減が程よく馬鹿よっぽいボケだと思いました。

余談ですが、これの前の新道のフレーズが店員としての敬語のはずなのに、「あのさ」とタメ語で言い間違えてしまってちゃんと「あの」に訂正してるので、やっぱり彼の中でコントと現実の区別は明確につけてるというこだわりが見える気がします。

お釣り多めにもらえますか?(㉓3分14秒)
ここはザ・ベタ。
真顔で間を生かしてボケるやりとりがおぎやはぎっぽさを彷彿とさせます。
ボケの種類の投げ分けをきっちりと考えてますね。
逆にそれがネタがちぐはぐな印象になる可能性も孕んでいるのですが。

大丈夫だよ、大丈夫、大丈夫だよ!大丈夫。大丈夫だよ!大丈夫。大丈夫だよぉ、大丈夫。
大丈夫なの?大丈夫だよ。大丈夫かぁ?大丈夫だぁ。大丈夫なの?大丈夫だよ。
大丈夫なのか?大丈夫だよ。大丈夫なんですか?大丈夫だよ。大丈夫ですかねぇ?大丈夫ですよ!
大丈夫かぁ?大丈夫だよ!大丈夫なの?大丈夫かぁ!?大丈夫だぁ!大丈夫ですよぉ!大丈夫なのかねぇ?
大丈夫だよぉ!大丈夫なの?大丈夫だよ!大丈夫だろ?大丈夫か?大丈夫なの?大丈夫かぁ?
大丈夫ですかー?大丈夫だよお!大丈夫なのぉ?大丈夫?大丈夫…大丈夫…(㉔4分5秒 、合計41秒間で40個!狂気!)

ここが今回のネタの見せ場、「お楽しみに」が1分45秒なので新道が質問を入れる3分23秒の時点ではほとんどのお客さんの脳裏には「ひし形」忘れ去られてたと思います。

新道も覚悟を決めたような感じで、かなり間をとってから、「今後の人生大丈夫?」と質問を入れているのが特徴的。
まあ、この手の連呼系するなら、ロケットスタートのフリの段階で一拍仕切り直ししといたほうが明らかに効果的ですからね。

約40秒間で40フレーズの「大丈夫」を連呼。
ニュアンスまで意識して書き起こしたのでわかりますが、かなり言い回しも千差万別にしているのが特徴的。
適当にやってるように見せて、案外ここのフレーズはガチガチだったという邪推さえしてしまいます。
まあ、ファラオは器用なのでアドリブっていう可能性も十分ありますが。

うねりの笑いが3回ぐらい来ていたのですが、最後はさすがにちょっと長すぎたような感じでしぼんでいます。
こういうのって計算して何度もネタかけるうちに感覚で大体を掴めるんでしょうか?それとも神のみぞ知るですかね。
新道の待ちの顔がなんとも言えないのがちょっとツボ。

…顔をひし形にしてやろうか?(㉕4分8秒)
そして、大丈夫連呼はフリだったんだよ!と言わんばかりの渾身の天丼!
まあ、予告した天丼を最も効果的に発揮するには、ネタが狂気方面にぶっ壊れたと見る人にイメージさせるしかないからこれが一番正解に近い方法だと思います。
さらには、「賞レースでチャレンジングなことする」という心理的ファクターも加わってくるので、さらに効果的!
もちろん、思惑通り拍手笑いをもぎ取りますが…


顔をひし形にしてやろうか?顔をひし形にしてやろうか!?顔をひし形にしてやろうか !顔を…以下略(㉖4分11秒)
間髪つかずにひし形連呼で混沌へ向かいちょっと笑い縮小。
ようやくここで新道の顔演技が発動します。カメラワークも相まってここは笑いました。

三回じゃなかったのかよ!?(㉗4分11秒)
しかし、驚く演技下手だなーw 
被せということでまとまりがありますが、ひし形連呼のここが本来チャレンジングなセクションなんですよね。

どうもありがとうございました。(顔をひし形にしてやろうか㉘)
唐突な印象がありますが、まあ、三回って振っといて三回以上ボケるというオチなのでオチてます。
個人的にはこういう最後までボケながらモヤモヤと終わっていくのはちょっと苦手です。
「もういいよ」の一言があるとやっぱビシッと締まりますね。

このネタはかなり考えて作っている印象がありました。
こういうネタを分解していくのは面白いです。