2013/06/28

キョウフ←きょわうって読んじゃう

ホラー映画がイマイチ分からない。
うがった見方の楽しみ方は分かるけど、純粋に恐怖という意味では理解できない。
だってあれって恐怖というより、ビックリ映画じゃないですか。
お化け屋敷と一緒で、いかに驚かせるかみたいなのを恐怖って言うのはちょっと違うんじゃないかと思う。

映画って時点で作り物ってのが分かっちゃうから怖くないんだよね。
確かにビックリはします。
でも、ビックリ≠恐怖だと思う。
恐怖っていうのは、普通の映画に意図しない場面で映り込んだ謎の人影とかだと思うんですけど違うんですかね?
心霊写真とか、心霊スポットに自分でいくときに感じるあの感情が恐怖だと思います。
日常に予期できないタイミングで現れるアレですよ。

だから脅かすのと恐怖ってのはまた別の楽しさなんだと思う。
個人的に満足できるホラー作品を作るならば、その二つの融合を目指したい。

まず、「ほん呪」みたいにドキュメントタッチ。
設定は大学のサークルで肝試しに行くみたいな感じ。
ビデオカメラ持ってる奴は一人で肝試し行くけど、実は仲間が隠れてて脅かしてくる。
何カ所も脅かしスポットがあって、怖がりながらも難なく終了。
そのあとみんなで合流した後に、「あそこが一番怖かったよな〜」的会話。
でもそんなところに脅かす奴は居なくて、本物の幽霊だったんじゃない?みたいな恐怖を一つ。
それで何かイヤーな雰囲気になったと思ったら、何者かがこっちに向かってくる。
「逃げろ!」という声とともに走り出す。
しかしカメラ持ってる奴こける!ピンチ!
そして振り向き様に怖い女が!キャー!でビックリを一つ。
そこでビデオは終了。

ここまでだと作品内恐怖にとどまっていていわゆるよくあるビックリ作品でしかない。
でも本編の映像に説明の無い謎の人影とか子供を映しておく。
いわゆる制作側も予期していない謎の恐怖。
勿論、作品内では何の解説もナシ。
ここで作品外恐怖を与える事により、僕みたいな人も満足できるんじゃないかと思います。

てか、書いてて思ったけどめっちゃつまらなそう笑


2013/06/27

声ニー

皆さん、オナニーのおかずどうしてますか?
一般的にはAVやエロ本、妄想などがありますよね。
いずれも視覚的に訴えるものがおかずとして適任だと言われています。

おかずの格付けでは
現実>動画>画像>妄想
というのが明らかでしょう。
互いにパートナーとオナニーを見せつけ合い、
指一本触れては行けないオナックスを石野卓球が提唱したのはあまりにも有名です。
本物を観ながらオナニーという贅沢は一度はやってみたいものです。

僕が提唱するのは声ニーです。
名前の通り視覚的訴えを一切排除し、音声のみをオカズにしてするオナニー。
イマジネーション要素が多いです。
おかず格付けには入らず、補助的な要素としてとらえられがちな音声。
しかし、それが逆に化ける可能性を持っているんですよ。
最近は催眠音声を用いたサイニーが流行っていますね。
エロい声をした声優さんが催眠をかけながら、イヤらしく迫ってくる。
これも素晴らしいです。

でも、僕が提唱する声ニーはそれとは少し違うんです。
エロい声を聞いて抜く訳ではないという事です。
真面目なドキュメンタリーのナレーションや女性ボーカルの曲が適任なのです。
エロい声というよりも、 自分で声自体にエロさを見つけるのです。
歌っている様子を想像するのも良し、声から必死感を感じ取るのも良し。

女性ボーカルの曲はやはりバラードですね。
エモーショナルに歌い上げられると最高です。
慣れてくるとと明るいpopな曲が逆に堪らなくなります。
そして歌詞も切ない恋の歌が王道です。
「こんな切ない歌で抜く俺」感が重要笑
でも明日に向かってがんばろうぜ!みたいな曲も逆に背徳感があって堪りません。 
「元気を貰う人がいる一方で賢者になったぜ!」といった勝利感がポイントですね。
特にいきものがかりやaikoがいいですね。
歌というのはその人の魅力がぎっしりと詰まっており、想像が膨らみやすいです。
名付けるならボカニーでしょうか

そしてナレーション。通称ナレニー。
女性のナレーションというのは余り多くありません。
ココで更なるこだわりがあるのですが、
バラエティー番組のような元気なナレーションはダメです。
ドキュメンタリーなどの重苦しいテーマのナレーションだと最高です。
真面目なトーンにヌキのポイントがあると思います。
おすすめなのはbsプレミアムの「コズミックフロント」や「ワイルドライフ」ですね。
久保田アナのあの声が堪らないです。
宇宙や生物の不思議を視覚で感じながら抜く素晴らしさ。
そして「プロフェッショナル」の貫地谷しほりもgoodですね。
ドキュメンタリーは賢者モードに入った際、
真面目な気分でそのまま視聴し続けれるという利点もあります。

そして最近発見したのがニュースですね。
五分ぐらいの短い奴が最高で、普段バラエティばっか出てるような女子アナが真面目なトーンでニュースを読むのを聴ける貴重な場でもあります。
このプレミア感が性的衝動をかき立てられるのだと思います。
そしてbsニュースもおすすめです。
一時間に一回必ずあるので、遭遇率が結構高い。
出てくるアナウンサーも連続で担当しているので、必然と声に愛着がわいてきます。
コチラは育て上げる感が堪らないです。
ニュースニーで注意してほしいのは決してテレビ画面を見てはいけないという事です。
だから声のみで判断しないといけません。
顔がダメでも声さえよければ何とかなる場合もあります。
声がすべてだと言う事を忘れないで欲しいですね。

これは余談ですが、モヤモヤさまぁ〜ずのショウくんではさすがに抜けませんでした。
機械音声ならなんとかなると思ったんですが、ムリでした。
まだまだ鍛錬がたりませんね。

2013/06/25

ipod全消え

人生三回目。
時代とともに容量が多くなるにつれ、そのショックも大きなものとなる。
iTunesって変なとこ押したら、変な事になって取り返しがつかなくなるんだよな。
バックアップ復元にすべてを懸けたけど、
既に変な事なった後のバックアップに上書きされてアウツ。
しょうがなく手作業で一時間格闘しました。
もう二度と悲劇を繰り返したくない。

話は少しそれるが、僕はipodの曲を選抜するタイプである。
いつ人に見られてもいいように自分の本気を見せる事にしている。
例えば、たまたま嵌っているアイドルの曲なんかは絶対入れたりしない。
別に恥ずかしい訳ではなく、五年後もその曲を聴き続けているのか?という事である。
内面的な精神性の問題なのだ。
一時のマイブームが人に見られて誤解されても困るというか、何か嫌な気分になる。
まあ、人のアイポッドを除く機会なんてそうそうないと思いますが笑

だから、ランダム再生をしたときにどっからでも隙がないように心がけて選抜している。
こだわり抜かれ、育て上げられた僕の音楽的趣向の分身なのだ。
あとアートワークや音源の情報も完璧なものにしないと気が済まない。
画像無しやアルバムからお気に入りの一曲だけなんてのは外道。
アルバムの完全な状態でないとダメなのだ。

iPodは自分の名刺がわりなので当然こだわりは見せたい。
この精神は是非共感してほしいもんです。

2013/06/24

スカッとする体罰

小学五年生の頃の話。
学年全体でやるイベントみたいなのがあって僕は音楽係だった。
皆で歌う曲を決めたりしており、そこそこセンスが問われるものだった。

当時は世界に一つだけの花が一世風靡しておりそれをやることになった。
しかし、先生のアイディアで只歌うだけじゃつまらないから振り付けである手話もやることに。
学校教育らしい考え。
そこそこめんどかったが、否定する訳にもいかなかった。

係なので学校全体に振り付けを教えなければならない。
朝のちょっとした時間に他の学年のところへ行き、振り付けをレクチャーする。
低学年ならちびっこたちをふれあえる楽しいイベントだった。
しかし、問題は六年生だった。
小学生といえども先輩。
しかもやんちゃな子が多かったのでとても嫌なイベントである。

三十人あまりの教室に下級生三人で突撃するツラさは今でも忘れられない。
まず、話を聞いてもらえるかが心配だった。
少し荒れているクラスの担当になり、
皆、声には出さないものの完全にブルっていた。

そして、振り付けを教える日が来た。
おそるおそる教室に入る。
そこそこのざわつき。
やんちゃな奴らは後ろを向いたり、持ち込み禁止のはずである漫画(ドカベンプロ野球編)を読んでいた。
話を聞いてもらえない恐怖と人前でシャベル緊張で僕は早くも心が折れかけた。
しかも担任の先生が居ないので助けを求めれない。
生徒だけの空間はなかなか厳しいシチュエーションである。

しかし、以外にも大半の奴らは話半分にもそこそこ聞いてくれた。
第一段階はクリアしたのでほっとした。
最悪の事態は免れた。
でもドカベンを読んでるそいつは一切聞いていなかった。
一人で漫画を読み、ツッコミどころを周りの奴に教え、爆笑する。
非常にたちが悪い。
しかもそいつは典型的な金持ちのどら息子であり、僕もその悪評は良く知っていた。
分かっていても実際に話を聞いてもらえないとなると悲しい。
「やっぱりダメか…」と自分の無力さに情けなさを感じていた。

そして第二段階である振り付けの練習に入る。
実際に音楽を流し、僕らのマネをして練習をする。
クラス全体のノリを支配するのはかなり難しい。
大人でさえ、子供達が発言しやすい環境を作れない人がいるのに
小五にそれをやらすなんて相当無茶である。
案の定、話を聞いてくれた連中もどっか恥ずかしさやくだらない感をだしてきて余り乗ってくれない。
さらに、ドカベンどら息子は相変わらず後ろを向いて漫画を読む。
注意なんてできるはずもない。
とても腹が立つけど、何もできない。
くやし過ぎる。

ぐだぐだの練習がしばらく続いたときに、校長先生が見学にきた。
クラス全体の空気が少し締まる。
僕はかなりよっしゃと思った。
これでやりやすくなる。
あのときほど校長に感謝した事はない。
校長が居る手前、乗り切れない奴らもそこそこ振り付けをしてくれるようになった。
しかし、相変わらずドカベン野郎は我関せずと言った感じ。

そのときだった。
校長先生がドカベンに歩み寄る。
内心、注意してもらえると思って嬉しかった。
うざい奴が怒られるのを見る事ほど、気持ちのいいものはない。

少し笑みを浮かべながらその様子を眺めていると、
校長はそいつからドカベンを取り上げた。
そいつも「うぜーな」で応戦する。
僕のフラストレーションが最高潮に達したそのときである。

校長がそいつをぶん殴った。

「バキッ」

漫画のような音が鳴り響く教室。
完全に本気パンチだった。しかもグーで笑
次第にそいつは涙目になり、痛さに耐えつつ黙り込む。
いままでの行いの手前、泣くのを我慢しているのだろう。
しかも余りの本気パンチにやり返す事も出来ないほど、ダメージを負っていた。

あっけにとられた。
僕の時代は既に体罰はタブー視されており、教師が人を殴るのは初めて見た。
しかも大人が子供を。更には校長が笑
カルチャーショックきわまりない出来事だ。

それと同時に脳汁が止まらない。
まるで僕たち音楽係の気持ちを代弁してくれたかのような渾身の右ストレート。
あんなに気持ちのよいパンチはどんな格闘技興行にも存在しない。

調子乗ってる奴が権力により、圧倒させられるのを垣間見た瞬間である。
たちの悪い奴が公開処刑されるカタルシスはハンパない。

その一件があってからは、教室全体に張りつめた空気が支配され、
振り付けの練習はある種の強制力を持ちながら成功に終わった。
ドカベン野郎は相変わらずうずくまっている。
ざまあみろと勝利感に酔いしれる。 

そして教室を出た瞬間僕は泣いた。
くやしさの涙と報われた事に寄る涙である。
あんなに気分が晴れた事はない。
今でも脳裏に焼き付いている気持ちのいい思い出である。
今世紀最高のカタルシスを肌で感じ取ったのだ。

ちなみにそのドカベン野郎は中学に上がり、最初は小学校の感じで調子に乗っていたが、
次第に他の小学校から来たもっと強いやつに圧倒される事になり、
いじめられ、晴れて日陰軍団の仲間入りとなった。
そして、いじられキャラとして自分の立場を守る悲しい人間になり、逃げるように地元民の余り居ない私立高校に入学しましたとさ。
スカッとする話でした。