2014/01/19

保津川チクビ

小学生の頃、京都に観光しにいった時の思い出。
夏休みのクソ暑い中、嵐山や金閣寺、銀閣寺などベタなスポットを回っていた覚えがある。
当時は歴史的建造物の価値とか良さとか一切理解できていなかったので、めちゃくちゃつまらなかった。
それに加えて、狂うような猛暑で最悪だった。

しかし、保津川で船に乗り、川下りをしたのは楽しかった。
急流を荒ましい勢いで下っていくその直感的なアトラクションは爽快に風を切る気持ち良さと清涼感で子供でもテンションが上がるものだった。
それと船頭のおっちゃんの軽快なトークや客いじりも印象深い。
今思うと、アレは毎回やってる鉄板のルーティンワークだろう。
そう思うとなんだか切ない。
保津川が印象深いのはそれだけが理由ではない。

保津川の川下りは、基本的に十人ぐらいの乗り合い行われる。
僕らは家族で乗り込み、その後ろにはとある若いカップルが乗っていた。
そのカップルの彼女のほうが凄かった。

猛暑な事もあり、キャミソール的な薄着を着ていたその女性。
かなりの巨乳でフーターズの店員の様な格好だった。
健康的なエロスという言葉がぴったし。
既に性に目覚めていた僕は、五分に一回ぐらい回りの風景を見るフリをして、その胸のふくらみをガン見していたのだ。
本当に素晴らしい形をしたおっぱいで、薄着の上から分かる奇麗さに僕はもう夢中で、川を下っている場合ではなかった。

そして、ギンギンになりつつ、何度目かに後ろを振り向いたときであった。

キャミソールの右側が少し下にズレており、右のチクビが全開だったのである。
最初は目を疑った。
こんな激しい川の流れの中でチクビが見えるなんておかしい。
僕らは今、時速三十キロで急流を爆走しているのに、そんなイレギュラーが起こるなんて。
しかし、片乳だけ明らかにあらわになっていて、ジャネットジャクソンがスーパーボールでぽろりをしたような感じなのだ。
しかも本人はその事に全く気付いていない。
まさに「志村後ろ!」状態である。

あんまり長く見つめているとばれそうなので、少し時間を置いてから、改めてギンギンなままチラ見を図る。
しかしまだ気付く事もなく、チクビを出しっ放しだったのである。
その女は彼氏と話す事もなく、ずっと保津川のほとりをエモそうに眺めていた。
勿論僕の目線にも気付いていない。
彼氏もパートナーがチクビ露出している事実に気付く事なく、退屈そうに別の方向を眺めている。

チクビが露出したまま船は激流を下っていくという事実。
凄い興奮してくる。
しかも自分だけしか気付いていないという、僕だけの宝物的な教科書的ニュアンスもエモくて素晴らしい。
その女性がチクビを露出していた理由は分からない。
もしかしたらただ暑いだけで、チクビを風に当てる事により、清涼感を得ようと頑張っていたのかもしれない。
それだけではなく、僕の視線に気付き、「せっかくの京都観光に素晴らしい思い出を」とわざわざサービス精神でチクビを露出させてくれた痴女かもしれない。
それか、後ろの方の席である事をいい事に彼氏の命令でおっぱい露出を命令されていた変態アベックの可能性も棄てきれないだろう。

キャミチクビ女は結局、船に乗っている間、ずっと片チクビを露出し続けていた。
何故気付かないのか。
それだけがとても不可解で京都観光の中では一番印象深い。

あのチクビ、今でも脳裏に焼き付いており忘れる事はないだろう。
そんなセンチメンタルなチャイルドフッドメモリーでした。