人の家って最高。
自分の家とは違う価値観に基づいた生活空間。
まず匂いが違う。
自分の家では味わえないあの薫りは非常に僕らを引きつける。
そして見た事も無い本やアイテム達。
自分の知らない世界を垣間見る事が出来、一種の異文化を体感できるのである。
凄い面白そうなものを「いらないから貸してあげるよ」と言われた時の嬉しさったらない。
小学生の頃、友人の家に遊びにいった時の夕方。
友達の家族が帰って来て、居心地の悪さを感じるあの瞬間。
凄い切ない。
子供心にココに居てはいけないんだなと悟ったものである。
しかし、中高生になると溜まり場的な家が出来てくる。
何故かどんな夜中に訪問しても受け入れてくれる友人というのは存在するのだ。
夜通しゲームをしたり、酒盛りと少しプライベートな空間に新鮮な大人の楽しさの鱗片を知る。
更には大学社会人で一人暮らしとなると、もはや人の家でも気遣う事無く溜まり場の一歩上の肥溜め場と化す。
ここには小学校の頃感じていた人の家の切なさもあったもんじゃない。
勝手に飯を作り、勝手に風呂を入って、住人不在のまま爆睡でインターホンが鳴ったかと思うと勝手に宅配便を受け取るという私物感。
快適なもののあの刹那性は味わう事が出来ないのだ。
もう一度、小学生の頃の切なさを体感したいものである。
不可侵領域である両親の寝室や兄弟の部屋。
夕方になると強制的に出て行かなければならなかったあの帰り道。
たまに晩飯をごちそうしてくれるけど、自分の家庭の味とは違い過ぎて、リアクションに困るあの瞬間。
何が言いたいかというとこの気持ちを手軽に体験できる施設が欲しい笑
人の家っぽいホテルというか宿泊施設が欲しいのだ。
漫画喫茶の個室版といっていいかもしれない。
友人っぽい部屋を丸丸再現して、ゲームや漫画をそろえる空間。
勝手に寝てもいいし、冷蔵庫からつまみ食いしてもいい。
もちろん食事も出てくるけど、家族というていのスタッフ手作りを一緒に食べる。
あの居心地の悪さを再び体験したい。
チェックアウトの時間になると、友人の父親役が帰って来て、一言挨拶笑
早く帰れオーラを感じながら素早く清算からの帰宅。
夢ですなあ。
NHK「おはよう日本」内のとある人気コーナー。
便利グッズみたいのを紹介するほのぼのとしたコーナーなのだが、NHK特有の狂気を持っていると個人的に思っている。
まず、NHKのクセに商品宣伝しまくっているのだ。
もちろん原則的に宣伝はしてはならないので、商品名などは一切排除している。
かえって、それが気持ち悪さを増長さしている気がしてならない。
しかも出てくる商品も何とも言えないB級感が漂うのがポイント。
朝飯時に何度、いらねーと脳内でツッコミを入れた事か。
もう一つは出演者の謎っぷりである。
便利グッズを実際に利用している素人の家庭にお邪魔して、その使いっぷりをみるというていなのだが、キャスティグから何まで謎過ぎる。
もしガチならば、どうやってそんな家庭を見つけてくるのか謎過ぎるのだ。
スタッフの知り合いとか、どっかに登録制になっているのだろうか。
もし、劇団員をキャスティングしたとしていてもそれに見合ってない気もする。
そして、もっとも気持ち悪いのがあのセンスの無いプレゼンテーションである。
ナレーションにのせて、無理矢理させられているような素人丸出しの小芝居。
NHK特有のサブさみたいのがアレに集約されているのだ笑
毎朝、密かにイラついていたのは言うまでもない。
とりあえずキャスティングの件だけはいつか解明したい。
何故自分でもこのコーナーに対してこんなにも固執しているのかが分からない。
コレが恋煩いなのだろうか。
最近は余りやらないのですが、昔結構嵌ってました。
夜中になると、財布とiphone片手に散歩に繰り出す楽しさ。
ちょうど嵌ってた時期は引っ越してまもなかったので新しい発見ばかりで最高なんですね。
自転車でもいいし徒歩でもいい。
目的も何も決めずにひたすらと進み続ける。
そうすると、街灯以外真っ暗の住宅街や普段の活気とは別次元の商店街にぶち当たる。
日中とは違う姿を見せる街が堪りません。
「この世で独り感」が最高に味わえます。
あの瞬間のために深夜徘徊はあるのです。
しかし、そのうちあまりの孤独感が続くと、心にもダークサイドが襲ってきます。
それはオバケや頭おかしい人に対するものなどさまざまですが、得体の知れない恐怖を凄まじく感じてしまうのです。
そんな時はラジオに逃げましょう。
音楽でもいいのですが、やはり、語りかけてくる声というのは安心感が違います。
特におすすめなのが、文化放送あたりでやってる声優の毒にも薬にもならないラジオですね。
あの信者以外お断りな糞つまらなさがかえって深夜徘徊のときには安心感を生むのです。
この時だけは普段TBSラジオ信者の僕も文化放送信者になってしまいます。
そうしている内に心の闇は晴れていき、ワクワクモードに戻ってきます。
こうなったらこっちのもんです。
発見など深夜徘徊の魅力を存分に楽しめ、一種のトランス状態に入ります。
ゲームのデバックモードの誰もいないステージ的な感じでしょうか。
あの感じが最高に現実で味わえると気持ちいいのです。
自販機でコーヒーを買って、タバコで一服も堪りません。
冒険とかロマンってこういう事だと実感できます。
しかし、ふとした瞬間にダークサイドはまた現れます。
耐えるしかありません。
耐えたらまた深夜ーズハイが待っています。
それを繰り返していく内に、朝焼けが見えて来た時の幸福感ったら無いです。
恐怖と孤独感で疲労困憊のところに朝日が昇る。
希望が感じ取れます。
そうしたら松屋辺りの底辺っぽいチェーン店で食事をしましょう。
しょぼい様な飯屋ってのがポイントです。
なんか気分が報われます。
深夜徘徊ってこの瞬間のためにやってると言っても過言じゃない気持ちになれますよ。
じれったい。
私は反芻が出来る。
今まで人間誰しもが出来るスキルだと思っていたがそうでもないらしい。
友人に話しても全く理解されず、とてもショックをうけた覚えがある。
厳密に言えばゲロではない。
自分の中のゲロは胃酸が混じり、酸味や苦みに溢れている食べモノの逆流という認識である。
しかしこの反芻は、食べたものが咀嚼され、そのまま戻ってくるのである。
胃酸も何も混じりけ無いさっきのディナーがぐっちゃぐちゃでリータンする。
なので、ビジュアルはともかく、なかなか美味しいのが特徴的だ。
特にラーメンやうどんといった汁ものは旨い。
食べて十分くらいしたら反芻タイムが訪れ、一時間ぐらい掛けて十回ぐらい反芻を楽しむ事が出来る。
食事の余韻に浸る間もなく、セカンドディナーが始まるのだ。
正直、この体質はかなり人より得していると思う。
原因は不明だし、正式な病名もなさそうなこの反芻。
別にストレス性のものでもないので困っては居ない。
おそらく、早食いのクセがあるのでよく噛まずに食べているのが要因の一つかもしれない。
もうひとつは特異体質で胃腸と食道の区切りがゆるゆるガバガバなのかも知れない。
ちなみにポテチとか食べた後に反芻すると、ペースト状に加工された見事なジャーマンボールがリターンしてくる。
コレがまた旨すぎるんだよね。
これがしたいがためにポテチ食ってるところもある。
ぜひとも反芻できない方々の為に商品化してほしい。