趣味が無い。
人並みに本を読んだり、映画を見たり、音楽は聴いているが、
それに関してはドップリって事が無い。
趣味は何?って言われたときに自信を持って言える物が無いんです。
本当にその道に詳しい人と話したりしていると自分の浅さが浮き彫りになり、
趣味とは名乗れないと自覚する事も多々ある。
「アイツと言えばアノ趣味」みたいな人は感心してしまう。
そこまでの情熱を持てない。
いろいろ手を出してみるもののある程度で満足してしまうのだ。
更にもう一歩上の段階へ行く事は無い。
お金をかけたり、日常生活を割いてリスクをある程度負ってまで打ち込む気になれない。
そんなとき、「本当に俺はコレが好きなのか?」と自問自答してしまう。
そしていつの間にか冷めている自分が居るのだ。
小学生の頃、ポケモンに嵌っていた。
ゲームはもちろんの事アニメや関連商品も結構集めたりしていた。
家ではポケモン、友達と会えば対戦、学校ではポケモンごっこ、とかなり洗脳されていた。
そんなある日、コロコロにミュウが貰えるイベント開催!という記事が載っていた。
バグ技でしか出せない伝説のポケモンなのだが、それが正式な方法で手に入るのだ。
めちゃくちゃ欲しい。
とても心踊ったが記事をよく見るとその配布会場は東京だった。
当時、糞田舎に住んでいた僕はすぐさま諦めた。
東京に親戚なんて居ないし、そのためだけに行くのもコストが掛かる。
親に頼んでも絶対に無理なのは分かっていた。
普通の子供なら、ダメ元で頼んでみたりするものだが僕は何故かミュウがどうでも良くなってきた。
心の中でそのイベントの存在を抹殺してしまったのだ笑
こんなにポケモンが好きなのに、実生活と関わってくると一気に冷めてしまう。
お金とか場所とか現実的な問題に直面すると、酸っぱいブドウではないが
そこまでしてミュウが欲しくなかったと悟ってしまった。
もし行ける事になっても労力を使ってまで欲しくなかったと気づいてしまっただろう。
その程度の情熱だと分かったときポケモンへの熱が一気に冷めた。
そんな思い出がこの無趣味さの根底に深く根ざしている気がする。
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漫画「blame!」より |
巨大なものが怖い人って結構居ますよね。
でっかい像とか巨大な建物、ダム穴なんて物がよく上げられます。
非現実的なあの不気味な感じが恐怖をそそりますよね。
でも僕はそういうのは大好きなんですよ。
弐瓶勉っていうハードSF漫画家が居るんですけど、
その人の作品は建物が主人公って言われる程、巨大建造物が出てくるんですよね。
アレが堪らなく好きなんですよ。
だからリアルでもでっかいものを見るとと恐怖より、ワクワクの方が勝っちゃうんですよね。
でも何となく怖いと思っている人の気持ちも理解できます。
僕がダメなのは惑星です。
真っ暗な宇宙空間に不気味に浮かぶ星。
本能的に恐怖を感じてしまいます。説明は出来ません。
特に木星や土星の巨大感がヤバいです。
木星の茶色い模様なんて畏敬しか感じません。
それと地球や天王星、海王星の青系も怖いですね。
空を眺めたら、月の変わりにそれらが居たら失神確定です。
画像検索で一覧に出て来たときなんかは発狂モンですね。
違和感しか無いんですよ。
丸くてでかいものが暗闇の中に浮いてるってだけで倒れそうになります。
子供の頃プラネタリウムに連れてかれて、太陽系の星紹介みたいな回に当たってしまって、
号泣しながらゲロ吐いた思い出があります笑
でかいものはやっぱ限度があるんだと思います。
自分の許容範囲を超えると恐怖を感じるのでしょう。
僕の場合だと地球上レベルならまだ大丈夫で不気味さも感じながら大好物です。
でも惑星レベルになると限界突破してしまい畏れしか感じなくなるんでしょうね。
無機質に理由も無く存在しているあの感じが遺伝子レベルで恐怖を警告してきます。
やっぱ人工物だと人が作ったっていう安心感があるから大丈夫かもしれない。
こんな話してると心臓のバクバクが止まらなくなります。
それとグーグルマップの航空写真で太平洋の周りに何もない海を拡大するのも怖い。
あの壮大さがもうダメです。
リアルさ故の気持ち悪さを感じちゃう。
でも三ヶ月に一回ぐらい恐いもの見たさで観たくなります笑
このマゾ遊びおすすめです。
penguinが好きなんです。
やっぱりエンペラーペンギン属が一番可愛いですね。
いわゆる皆さんが想像するときに出てくるやつです。
エンペラーペンギンとキングペンギンとはあまり違いが無いように思えますが、
サイズとか細かいところが違うんですよね。
どちらかというとエンペラーの方がでかくて好きです。
キングは九十センチぐらいなんですが、エンペラーは一メートル超えるんですよ。
カラスと一緒で近くで見るとでか過ぎてビビる。
しかしあの愛くるしいフォルムに歩き方は一生見ていられます。
それと多分食べたら絶対美味いと信じてます笑
でもマカロニペンギンとかイワトビペンギンみたいな
眉毛に特徴あるペンギンはめちゃくちゃ嫌いなんです。
あの南米のファンキーな若者感がダメなんです。
ミクスチャーバンドでギター弾いてそうな感じがNG
個人的にペンギンに求める可愛さみたいなのが一つもないんですよね。
自分がペンギンだったら絶対こいつらにはなりたくないです。
ちなみにこいつ等ばっかいる水族館はハズレです。
あとマズそう笑
そしてケープペンギンに代表されるフンボルトペンギン属。
黄色が無く、黒い斑点が沢山あるのが特徴。
コレと言ってパッとしないスタンダードなペンギンで、後一歩感がありますね。
母親がミスド買って来てオールドファッションばっかみたいな笑
水族館に居たらハズレではないけどガッカリペンギンになります。
コレは淡白な味がしそうですね。
そしてアデリーペンギン。
エンペラー系と双璧をなす人気度。
でも偽物感が少しありますね。パラレルワールドのペンギン的な笑
フォルムが可愛いいけど目が怖いのが印象的。
ペンギンって近くで見るとでかいし、目つきが結構怖いんですよね。
あとあの肌は全身毛で覆われているんです。
イルカ系のゴムっぽい肌質かと思っていたら、アレ全部体毛だったんだよね。
その事実を知ったときはショックでした。
ピングー観たくなって来た。
アレこそ元祖日常系クレイアニメ。
小学校の頃、児童クラブというものに加入していた。
児童クラブとは学校の授業が終わった後、家に帰っても誰もいない子供が親の仕事が終わるまで遊びながら待つ施設である。
いわゆる低学年中心で、鍵っ子には少し心細い子供達が心配性の親によりぶち込まれる収容所である。
僕はなぜか夏休みの間だけ入っていた。
別に鍵っ子でも何でもなかったが、特別に入れてもらえたらしい。
学校と同じように朝児童クラブに登校し、適当に遊んで、昼飯喰って、昼寝して夕方帰るという単調な日々。
でも普段遊ばないような学年も違うちびっ子達とふれあえたのが楽しかった。
今では人見知り過ぎて知らない人ばっかのところなんて絶対行けない。
一番思い出深かったのが、近所の女子大生がボランティアに来た事である。
まだ小学二年生だった僕。
出会う大人の女性は母親関係か学校の先生のみ。
もちろん親戚兄弟にも女性はおらず、「知らない若いオンナ」というのに初めてふれあった瞬間だったと記憶している。
同時に性への芽生えだったかもしれない。
とてつもなく母性を感じたのを覚えている。
同世代の餓鬼の前では結構活発な僕も、大人のお姉さんの前ではシャイボーイでなかなか素直にしゃべれなかった。
質問されても笑顔でごまかすという子供らしい反応。
本当はお姉さんと話したかったけど、恥ずかしくて素直になれない。
それでも何とか好意を伝えたくて、当時七歳の僕はとんでもない行為をとったのだ。
そのとき、確かお姉さんはリア充っぽい子供と談笑していた。
僕はそれにかなりの嫉妬心を覚えていた。
しかし、今ココで割り込んでもトークスキルじゃ絶対に勝てないから奪えないと子供ながら悟っていた。
しばらく遠巻きに眺めながら、やりたくもないクソみたいな積み木で遊ぶ。
すると、お迎えの時間となり、そのリア充子供は帰っていった。
しめた、チャンスだ!
やっと自分だけのお姉さんになる!この瞬間をどんだけ待ちわびていた事か!
緊張が高まる。
お姉さんがお見送りを終えて部屋に戻って来た。
僕は何も言わずにお姉さんに接近する。
「何して遊ぼうか?」
僕は答えれない。そして、思いを伝えるために決心した。
抱きついたのだ。
愛を伝える最もシンプルな方法である。
暖かかったのを覚えている。
お姉さんは少し困惑していた。
普段無口な男の子がいきなり抱きついて来たのであるから当然である。
しかし、そこは低学年小学生の特権で許されてしまう。
僕はしばらく抱きつき、程よい満足感を覚えながらもまだ少し物足りなさを感じていた。
視線を挙げると、やわらかなお腹の上に二つのふくらみが。
更に弾力性のありそうな物体であった。
コレだ。
間違いない。
母性の正体はコレだったのだと齢七つにして確信してしまった。
もう止まらなかった。
一心不乱にお姉さんの胸をもみし抱く小学生。
あの柔らかさは今でも忘れられない。
そこそこの巨乳だったのを覚えている。
しかしその刹那、お姉さんは顔を赤らめながらもブロック。
「だめでしょ〜」と言いつつも見せた恥じらいた顔は僕の性への目覚めだった。
おそらく僕のテクで不覚にも感じてしまったのだろう。
今でも何となく覚えている。
そしてそのまま絵本を読む流れに誘導させられ、僕は正座したお姉さんのももの上に寝転がり、読み聞かせを聞いていた。
しかし、疲れたのかそのまま就寝。
勝利に酔いしれ、人肌のぬくもりを感じながら寝るのはこんなにも豊かなものなのかと実感していた。
愛を知った気がした少年の日の思い出である。
お姉さんの膝枕はどこか少し湿り気があったような気がする。
濡れていたに違いない。