2013/06/10

予襲復讐がでるってよ。


レビュー記事はこっちです→コチラ

マキシマムザホルモンの新譜が出るらしい。
ぶっ生き返すのアルバムまで嵌ってたけどそっから少し疎遠になっていたバンド。
六年前だからちょうど中二ぐらいの時にドンピシャで嵌っていた。 
偽PVとか今回のサジェスト遊びなど話題の尽きない楽しい人たちなのでこまめに動向はチェックしていた。
何と今回は156ページの解説本付きとの事で少し気になっている。

CDが売れないこの時代。
今CDを売るには音源以外にも付加価値が必要とされている。
握手券であったり、初回限定版やジャケットにバリエーションをもたらして、
ファンにコレクターズアイテムとして買わせようとする。
まあはっきり言ってしまえば、音源のみでは売れなくなっているのだ。
売れる人は相変わらず売れるんだけど、かつてのような事はなくなって来ている。
どうせCD買ってもデータとして取り込み、それ自体はお役御免。
歌詞とかもちょっとネットで調べれば出てくるし、もう普通のCDは必要ないかもしれない。
レコードのようにCDも旧世代の産物となりつつあるのが切ない。
曲だけ聞きたければタダで手に入る世の中になったせいでもある。

まあそんな感じで付加価値をつけすぎるあまり、CD自体の価値が落ちている気はする。
CD付き握手券などと揶揄される本末転倒な出来事である。
いわばビックリマンチョコの手法なのだ。(あれは美味いから絶対食べてたけど)
ビジネスとしては素晴らしいけど、
やっぱ音楽で飯を喰う人からしたら堪ったもんじゃないでしょう。
また今の世の中は音源の入手方法も多様化しているため、
CDに曲だけ入ってても売れないのは当然かもしれない。
むしろ売れ過ぎていた時代が異常だったのかも。

そんな中でマキシマムザホルモンのCDはこだわりを感じさせる。
まず必ずマキシマムザ亮君の曲解説が入っているのだ。
コレは曲を聴く人間としては結構嬉しい。
大体曲解説は音楽雑誌とかにインタビューとして載っている事が多い。
それはCD発売からひと月後だったり、マイナーなバンドだとそんなインタビューすらない。
結構もどかしいことである。
レコーディング中や曲制作の裏話がこっちは知りたいのだ。
しかしホルモンは曲を一発目に聞きながら、同時に解説も読めるなんて素晴らしい。
解説込みで音源が完成するといっても過言ではないだろう。
ちゃんとCD買って完全版で楽しんでほしいという作り手の思想が見える。

そして今回のアルバムではそれが本となってCDに付いてくる。
解説もいつもよりボーリュム増量は間違いないだろう。
しかも漫画までもついてくる憎たらしさ!
解説の部分で音源の価値をあげ、漫画をつける事でCDの付加価値とする。
音源自体の価値を下げる事なく、魅力的な商品へと仕上げているのだ。
しかもお値段も普通のアルバムよりちょっと高いぐらい。

そして極めつけはレンタル配信禁止との事。
もうCDを買うしか無いのだ。相変わらず商売が上手いバンド。
ホントに欲しけりゃ金を出せ!っていう当たり前の概念を思い出させてくれます。

個人的には亮君のコラムがめちゃくちゃ好きなので買っちゃいそう。
ホルモンの曲は別に普通なんだけど、解説読むのが好きなんだよね。
あんまりホルモン聞かなくなってからも今日の亮君何回も見返してた思い出。

日本三大随筆家って
さくらももこ、マキシマムザ亮君、清少納言だと思ってます。(鴨長明は落選。惜しい!笑)

2013/06/09

今、モルドバがアツい


正式名称はモルドバ共和国。
マイナー国家巡りをしていて出会ったヨーロッパの国。
西隣がルーマニアで東隣がウクライナ。黒海の左上にある内陸国。
旧ソ連の一部であり、崩壊後に独立。
現在ヨーロッパ最貧国というアツさ笑

マジでどこだよって思う国家。
個人的にヨーロッパでこの国だけマジで聞いた事が無かったほどマイナーな国。
モルドバ人が住んでいるらしいがルーマニア人と民族的に変わりはほとんどないらしい。
住んでいる場所で呼び方が変化しているだけらしいです。
公用語もモルドバ語。
謎言語かと思いきやコチラも同様にルーマニア語と言語的にはほとんど変わりはなく、
民族的な問題で別物って事になってるらしいです。
分かりやすく言えば大阪が独立して「日本語じゃなくて関西語だ!」と主張してる感じでしょうか。
詳しくは各自でウィキペディア参照。
結構いい記事がアリマス。

日本との関わりで言えば、
かつて一世を風靡した「恋のマイアヒ」を歌っているo-zoneの出身国。
まじどうでもいい笑
あと農業国でワインが名産らしいです。

エネルギーや経済的にもロシアに依存していて、何度もピンチに陥っている雑魚国家。
国民もロシアとかルーマニアに出稼ぎしまくりらしいです。
あと人身売買がお盛んな国。資源に乏しく売れるものが人しか無いと揶揄される悲しさ。
ヨーロッパのダークサイドを象徴するような国ですね。

更にヤバいのがこんだけ知らない国なのに更に分裂しそうになっている事。
モルドバの右側が沿ドニエストル共和国として国際的な承認は得られていないものの事実上の独立状態。
沿ドニエストルって国名結構カッコいい笑
しかもこの地域がモルドバ全体の工業生産の三分の一を締めている。
モルドバピンチ過ぎる!

そして更に更に独立した地域があるらしいです!
その名もガガウズ自治区。
トルコ系のガガウズ人が住んでいる地域でガガウズ語を使用、
得意技はガガウズ柔術、あのガガウズ投げ発祥の地。(ガガウズ言いたいだけ笑)
ガガウズとかいい中二感ですねー。
ガガゼト山的なノムリッシュセンス炸裂した民族。
磁力を操る技を繰り出してきそうな感じが堪りません。

こんな感じでマイナー国家でも色んな事情があるんですね。
調べてると東欧諸国のアンダーグラウンド感がアツ過ぎます。
凄い興味はあるけどあんまり観光はしたくない笑
ネットで探すとモルドバの旅行記とか、そこで暮らしてる人のブログが結構あるのでおすすめです。
あと2ちゃんにモルドバスレがあって感動した笑

唯一のいいところは美人が多いらしいです笑

2013/06/08

Gear

やる気が出ない日常。
また土日を家の中で何もせずに過ごしそうになった。
しかしギアは突然入る。
衝動的なものだ。原因は何かは分からない。
ただエネルギーに満ちあふれ何かをしたくなる。
とりあえずシャワーをあびた。
憑き物を落とそうと必死だ。
それから掃除洗濯。部屋の中に充満する嫌な空気を一掃する。
そして今から何をしようか計画を立てている。
とりあえず本でも読もうか、それとも曲でも作ろうか、はたまた旅にでも出ようか。
人間やれば何でも手軽にできるのだ。
そのギアが入った流れを今、突発的に記録中。
また精神が落ちたときに見返して、ギアとなれば。

2013/06/07

ブックオフの哀愁

久々にブックオフにいった。
勿論目的は立ち読み。
まだ見ぬ傑作を探しにいくのだ。

僕は高校のときは部活も入って無く、
友達も居なかったので毎日学校帰りブックオフに直行していた笑
気が済むまでずっとマンがばっか読んでた思い出。
三年間で漫画コーナーの面白いとされている作品のほとんどは読み尽くしたと思う。
おかげで漫画に関しては結構詳しくなれて、それを通じて友人も出来た。
しかし暗黒の青春時代を送ったと言う代償は大きい笑
友人や恋人より漫画を選んだのだ。

そんなこともあり清水国明ばりのブックオフヘビーユーザーを自称している。

とりあえず青年誌コーナーに行き、いろいろ吟味する。
基本的に人気マンガは特集コーナーに移動しているため無い。
パッと目につくのが全国どこのブックオフに行っても定位置にあるおなじみの漫画達。 
存在は認知しているが一生読む事は無いあの漫画である。
一体誰が全巻ちゃんと買って売りに来たのか疑問すぎる。
しかし、ブックオフにくるたびにそいつ等を発見すると安心する自分が居る笑

そんなゴミとともに隠れた名作に出会えるのがブックオフの魅力でもある。
知名度が低いけど面白い漫画を見つけに来ているのだ。
特に百円コーナーは掘り出し物が沢山あってアツい。

今回は土田世紀の「同じ月を見ている」を発見した。  
土田世紀作品のうち「編集王」は読んだが、
他の作品はいい評判も聞いていながらまだ読めていなかった。
嬉しい出会いである。
基本的にこの人の作品はブックオフには無い。
ファン層がバイブルとしてずっと所持する気持ちがわかる。
そして内容もまさに土田世紀!といった泥臭さ。

熱い気持ちになって立ち読みしていたら隣に誰か来た。
冴えない大学生風の奴だった。
彼も立ち読みするのだろう。
僕は他の人が読んでいる本が気になるタイプだ。
自分の好みの漫画読んでると少し嬉しいし、特に可愛い娘がそれを読んでたりしたら最高。

本を読むのを中断して、そいつが手に取る漫画を観察する。
そいつのセンスが試される緊張の瞬間。

・・・!?

なんとそいつはいわゆるクソ漫画を手に取ったのだ笑
(※ココで言うクソ漫画とは単につまらない漫画ではなく、
ブックオフレギュラーメンバーかつ人んちの本棚にあったら嫌な漫画。
ドカベンプロ野球編とか笑)

しかもそいつは一巻ではなく、途中の方の巻を取り出した。
そしてそのまま楽しそうに読み始めた。

こいつ、既に七巻ぐらいまで読みすすめている!
続きを読めるのが楽しみでここまでやってきたのだ!笑
スゲー悲しい気分になった。
例えるなら評判の良くない激安バイキングで幸せそうに食事をする家族的な笑
哀愁感じまくりですよ。エモ過ぎる。

まあ人の感性なんてそれぞれなんで一概には言えませんよ。
でもあんなに沢山漫画があるのに、あえてそれに行く哀愁。
しかもスゲー楽しそうに読んでる訳よ。
小田和正の言葉にできないが脳内で鳴り響いたね笑