2014/07/14

懐かしの…

高校の時の文化祭の話。
文化祭の思い出と言えば、団結、協力、友情、絆!と素晴らしいエピソードが氾濫している世の中ですが、僕の場合はダークサイド!

ダンス班、衣装班、デザイン班の三班に別れて基本的な作業は行われるんですね。
もちろん元気なクラスの中心達はダンス班!
体育祭も兼ねた文化祭だったので、メインはダンスなんですね。
学年全体を指揮したりと中心となって活動する憎たらしい奴ら!
笑いあり、涙ありの生活を送る事が出来、ステレオタイプな学祭といえばこいつらが良く出てきます。
ちなみに学祭終了後に泣く権利を持っているのはこいつらだけです。

そして見事選抜入りを逃した女性達が所属するのが、衣装班!
ダンス班の衣装や美術品を作ったりするクリエイティブな役割ですね。
クリエイティブと言えば聞こえはいいのですが、その実態は余り目立つ事を好まない女の子の内職の場と言った感じで、手先の器用な所詮クソガールの吹き溜まりなのです。
美術部の「学校での立場は弱いがクリエイティブな自分を表現したい!」的女が張り切ってしまい、一般市民的な感覚とはかけ離れたプログレッシブなセンスを発揮し、「うわぁ」となるのに欠かす事はありません!

そして最下層、デザイン班!
目立つ、やる気を出す、イベントを楽しむという行為に嫌悪を示す史上最悪な漢達の吹きだまりなのです。
班決めの際に「まずダンス班を決めます。余った奴らはデザイン班ね」と言われるように、 全員参加が原則の学校教育という建前、やる気の無い人に無理矢理与えられているような役職ですね。

コチラの班でも、メンツの中ではクリエイティブな部類に入るマンガ研究会の連中が張り切ります。
チームを象徴する10mぐらいの大きなポスターを作るのがメインな仕事であり、デッサンの狂いまくった「普段、アニメチックな絵ばっか描いてるけど頑張って大衆迎合して、渋い武士を描いてみました」的なポスターが頻出するのです!

勿論、下書きは比較的クリエイティブ人間が頑張るのでまだ文化祭レベルの体裁は保たれますが、色塗り実働班はやる気の無いダークサイド人間達!
彼らに色彩センスがあるはずも無く、持ち前の不器用さも手伝って、なかなかキュビスム溢れる完成度を誇ります。
誰かが、間違って絵の具をブチこぼすのは当たり前で、全ての班にその汚れと格闘した痕跡を見つける事が出来るのはご愛嬌。

僕は勿論、デザイン班に参加していたのですが、同時に学生生活で唯一輝ける場であるバンド発表も控えていたので、「スタ練あるから」とほぼ毎日、颯爽に立ち去ったのがいい思い出です。
でもバンドの練習なんて実際は週2ぐらいなので、基本的には嘘をついて、ブックオフに行っていたのですね!
一度、サボってブックオフに行っていたのがバレて、言い訳に「今日はブックオフで練習だったんだ。あそこは実は防音設備が凄い」と言い張ったのが懐かしい。