2021/08/24

賃貸ユニットバスの人が自宅でサウナ環境を実装する

サウナは素晴らしいが今のご時世やサウナブームも相まってなかなか行きづらいスポットになっていると思います。 完全に密であり、ある種のソーシャルディスタンス的な対策も施設によっては施されていますが、心理的にコロナ禍以前と比べるとフルプライスで楽しめる環境としては一段階落ちてしまうことは間違い無いでしょう。 また、サウナブームの功罪としては利用者の増加による順番待ちなど施設利用の若干の制限。 人数が増えればマナー的な問題にも自然と敏感になってしまうもので、もう以前のようにメディア情報以外から自力でサウナの心地よさを発見した猛者たちが孤独な連帯感を覚えながら、一種の緊張感を保ち浴場の異端として優越感を保つというあの時代は帰ってこないのです。 サウナ利用者であれば自宅でのサウナ環境の実装は夢でしょう。 各種メディアの発達によりサウナの作り方について言及する人間はサウナブームの良い面でもあり、実際にストーブ導入し、施設顔負けの自宅サウナを作成する猛者もいます。 しかし、そんなのは資金力と空間に余裕を持つブルジョアこそなせる技であり、我々のような貧困層は夢のまた夢と諦めながらなけなしの給料から自分へのご褒美として仕事帰りや休日にサウナへと通い続けるのであるのです。 世間では浴槽でサウナ傘と冷水シャワーで簡易交互浴的な低予算サウナが言われてますが、そんな駄菓子のようなサウナならサウナに行ったほうがマシ。目指すべきはなるべく低予算で本格サウナのあの体験なのです。 ともかく自宅でサウナを楽しむためには以下の要素を満たせば、アイディアで乗り越えることが可能です。 ①前身から汗が噴き出るようなサウナ室の高温環境。 ②それを急速に冷却する水風呂。 今回はこの要素を賃貸ユニットバスかつある程度の低予算で実現したのでそちらについて記していきたいと思います。 まず①に関してですが、結論から言うとミストサウナとしては簡易的に実装は可能です。 流石にストーブ購入で石焼いてそこに水をぶっかけて再現というのはハードル高く、カセットボンベに石焼鍋で熱源を作り出すというのも簡易性や安全性に乏しいというデメリットがあります。 我が賃貸アパートは給湯器と浴室水道が直結しているタイプでして、台所の給湯器の電源を入れてから赤いカランをひねるとお湯が発生するタイプとなっており、お風呂でのお湯の精製は給湯器温度で固定され、あとはマニュアル的に青いカランをひねり調節するちょっと不便なタイプです。 しかし、このタイプの利点としては最大75度までのお湯を水道から安定的に供給することができ、お風呂における高温環境を簡単に実装することが可能です。 とは言いつつも、通常のシャワーであると、浴槽壁に高温を流し続け、お湯を溜めることなくシャワーカーテンを締め切り、全裸で高熱シャワーと隣り合わせでじっと耐えるというのはやけどのリスクが高すぎるし、なんとなくあのサウナ室には程遠いものです。 したがって、ミストを発生可能なシャワーヘッドというのがあのサウナ室再現には必要不可欠となります。 そしてミストの質も重要でして、きめ細かければきめ細かいほど、やけどリスク軽減とともに高温多湿なあの汗噴き出るムワッと感を再現できます。

そういった意味ではミストのクオリティに妥協せず、手頃な価格帯としては上記のio霧がベストであると考えられます。 通常シャワーと直流シャワーの切り替え機能付きということもあり、サウナ用途以外でも質の高いシャワーを浴びれるのも利点。 このシャワーのミストモードで75℃の高温をぶっ放すことにより、2分程度であのサウナ室を体現できます。 また、サウナ温度コントロールというものもないのでシャワーを流せば流すほど、限りなく温度は上昇していくという通常なサウナでは考えられないエクストリームな環境を実装でき、個人的には60℃程度の温度での利用が体感的にもベストかなと考えています。(あまりに高温すぎると流石に熱過ぎて発汗どころではない) 水道代とガス代の勿体無さには必要経費と思い若干目をつぶり、通常サウナのように10分程度で汗ダラダラのホカホカ状態が出来上がります。 まあ、サウナ環境の実装という意味ではここで満足してもいいのですが、そのあと冷水シャワーで簡易的に熱を冷ましてもある程度のサウナチルを得ることはできるものの、やはり本家のあの満足度には程遠いもの。やはり、水風呂の作成というのが本格サウナ化へのキモであるのです。 そこで②の水風呂作成が必要となります。 前述したように、浴槽をすでにサウナ室として利用しているため、水風呂は改めて外部的に作成する必要性があります。 サウナ空間からの爆速水ためで水風呂をつくることも可能ですが、貯めるのに時間がかかりますし、複数回のセッションをこなすのであれば都度排水するコスパの悪さもあります。 そして矮小ユニットバスでの水風呂ですので、水風呂も空間に制限がありながら設置する必要性があり、その気になれば浴室外に設置することも可能ですが、大量の水で浸水というリスクを抱えうるためやはりユニットバス内での設置がマスト。

その制限の穴を突くようなアイテムとして安価で耐久性に伴うのは上記のような深底タイプのストッカーがベストであると言えるでしょう。 これ以外にも組み立て式簡易プールなるアイテムも存在しますが、耐久性の面で難があり、スペースはとるものの物質的に破損リスクのないプラスチック性のものをお勧めしたいです。(初号機は下記簡易プール型ですがすぐに破損したためなんかトラウマ)

個人的には175cm70kgという日本人的な体型ですのでこのぐらいのサイズ感で十分使用に耐えれます。このサイズの浴槽が入らないスペースor体型なら、流石に引っ越すかダイエットするか親を憎みましょう笑 120L程度の容積があれば基本的には半分程度水を貯めることにより、すっぽりと全身を水につけることができ、快適なあの水風呂を再現することが可能です。 また、下記のような巨大ゴミ箱タイプも比較的少ない設置面積で水風呂を設置可能ですので、検討の一つにしてもいいでしょう(二号機として利用したが体型的にギリギリのサイズで、専用の入り方をしないと浴槽内部へ侵入できないというデメリットがあり個人的には没へ。現在はペットボトル用ゴミ箱として第二の人生を歩んでいます。デカ過ぎてマジで邪魔笑)

ここまで既存設備を活かしながらギリの環境でサウナ環境を実践しましたが、サウナトランスに必要不可欠なある要素を見落としています。 それはサウナ至上最も重要なファクターである「水風呂の温度」です。 平均的なサウナ施設における満足度の高い水風呂温度といえば15℃程度であり、対して水道水の温度というのは場所によりますが、都内では気温と相対関係にあり夏場では実測28℃程度とサウナ利用としてはヌルすぎです。 大量の氷を生成し、ぶち込むことによって冷却を実現しようとしても、その精製量は数kgとなり、また外気的な要員によりその温度低下は一時的なものに留まってしまいます。 したがって、各種サウナ施設というのはチラーなる機械を使い莫大なコストをかけ恒常的な冷却を実現しているのですが、家庭でそんなことができるのでしょうか? 世の中にはアクアリウムなる文化が存在します。 青天井のコストをかけお魚の生育環境を作り出し、鑑賞するあのブルジョア文化です。 中でも水温というのはお魚にとっても重要なファクターであり、種類によっては低水温環境を恒常的に実現しなければ全滅というケースもあるので、そういったチラー的な要素をもつ家庭用製品が多種多様に存在するのです。 今回はその叡智を拝借し、水風呂作成に一役買ってもらう必要性があります。 もちろん今回では最大の投資額となりますが、自宅サウナ環境を構築できればサウナ代換算で数十回の利用でペイできると自分に言い聞かせましょう。

今回の水槽体積に見合ったチラーの中で一番安価で性能に満足度があり、実際に筆者が使用しているのが上記のニッソー製アクアクーラーミニです。 最底3℃の水温を実現でき、夢のシングル水風呂をご家庭で楽しむことが可能となります。 しかし、25℃から15℃を再現するには外温環境にもよりますが、大体5時間程度必要となりますのでそこにはある程度の注意が必要となります。 水を恒常的に冷やすというのはそれだけエネルギーのかかる行為なのです。 といっても自宅であのサウナ水風呂体験ができるのはかなり幸せ。電気代水道代コストは別途かかりますが、市販製品のみで5万程度でユニットバスでさえ本物と遜色ないサウナ環境を構築できるというのは非常に素晴らしい結果であると言えるでしょう。 最近ではなるべく一回作った水風呂を清潔に維持するためにも、フィルター導入や竹炭・珪藻土・麦飯石など多孔質物質による水質管理などに力を入れ、施設顔負けの水風呂をつくるのが個人的なブームです。(水を浄化する製品のオカルト片足突っ込んでる感はヤバい過ぎて擬似科学との戦いです笑) 以上が我が家のおうちサウナ環境であります。 なんと言っても寝起きサウナ直行→水風呂というサウナ施設にお泊まりしたときしか実現できないあの夢の行動が可能なのが素晴らしいし、人生に潤いを与えることは間違い無いでしょう。

2018/10/08

スーパー銭湯しか休みに行ける場所はこの世にない

スーパー銭湯は素晴らしい。
2000円以下程度払えば風呂にも入れて、酒も飲めて、ぐっすりと横にもなれる。
ダラダラと風呂上がりに携帯構うのもいいし漫画とか雑誌を読みふけるのもいい。

外出先でこんなに家のようなリラックス状態を追求できる場所はここぐらいじゃないだろうか。
外に出ると人は歩くか座るか待機するぐらいしか選択肢がない。
ちょっと時間ができて暇を潰したい時などはカフェに入るという選択肢もあるが、あれは完全休憩ではなく、一時的な小休止に過ぎず逆にストレスになってしまう。

カフェで時間を潰すほど無益な行為はない。
結局立ってるのが辛いから金を払い座りに行き、約束の時間まで「無」を体感する。
もちろん、その間に読書や学習など余暇活動に充てることもできるが、結局根源的には「時が過ぎるのを待つ」というのを誤魔化す行為でしかないのだ。

僕なんかはそういった時間は必ずお風呂で過ごすことにしている。
お風呂の効果は絶大だ。
あっという間に時間が過ぎるし、気分や脳もシャキッとして新たな気持ちになれる。

そしてサウナなんかあると最高だ。
サウナは完全に合法ドラッグだと思う。
まずサウナに我慢の限界まで入って、水風呂に飛び込む。
最初はひやっとするが次第にじっとしていると身体内部からの熱を感じてきて、自分の体温を実感できる。
そうなったら一旦水風呂から脱出し、すぐさまサウナに突入。
1回目のサウナとは違い、心地よい暑さに包まれる。
そしてまた汗が出てくるまでサウナで粘り、水風呂突入というループをしばらく繰り返すうちに凄まじいトランス状態がやってくる。

トランス状態で水風呂に浸かった後は近くのベンチに腰掛けて全身を弛緩させる。
上を向いたりするとしっかり頭がクラクラしてきて、目が回る寸前までいくのだが、その状態をキープし続けると全身の血流を実感でき不思議な多幸感に包まれていく。

一種の瞑想状態に近いかもしれない。
急激な温度変化を繰り替えすことにより人間は「何も考えない」という状態に手軽に陥ることができるのだ。
 多分、結構肉体的にはギリギリの状態に持って行っていると思うので健康的には全く良くないと思う、しかし、サウナとはそういった中での精神の健康を活発化させることが最終目的なのである。

そして風呂上がりの脱衣所の開放感。
なぜあんなにも風呂屋の脱衣所というのは心地よいのか。
サウナがない風呂であってもあの開放感は必ず味わえるし、自宅では絶対に再現できないフリーダムな心地よさがある。

そして懐に余裕の後はマッサージとか行っちゃったりする。
風呂上がり後のマッサージの効果はすごい。
人に体を抑えてもらうだけでこんだけの気持ち良さを得れてしまうんだから。
しかも、どんなに眠くなくても必ず意識が朦朧としてしまい寝てしまうのだ。

しかし、マッサージの残念な点は終了後に必ず起こされてしまうとこである。
あのまま、しばらく眠りにつけたらほんと完璧なアトラクションなんだけど、そんなことはどっかの金持ちの自宅でしか実現できないだろう。

そして風呂上がりのカラカラの水分の状態でそのままビールを飲み干す。
「喉が開く」という現象をこの上なく実感できる。
ビールが苦手な人なんかはこの肉体状態に持って行ってからビールに是非トライしてほしいものである。
とにかくビールが一瞬で体内に入ってしまうのだ。
750mlという水分量としても普通に一気飲みするのは非常に辛いがこの時のビールだけは別格である。

もう一個おすすめしたいのが空腹状態でビールに挑むことである。
まあ空きっ腹は酔いが回りやすいというのもあり、弱い輩にはあまりおすすめしないのだが、ビールに含まれる麦の旨味なんかを本当に実感できる。
感覚が研ぎ澄まされ肉体がビールを「栄養素」として捉えるため、単なるアルコール飲料ではなく「食品」と認識するのだ。
これはかなり感動する体験なのでお試ししてほしい。

程よい酩酊感がやってきたら今度はタバコを吸いに喫煙所へ。
風呂上がりのタバコほど台無しなものもなく勿体無いような気がするけど、タバコの旨さも別格である。
ヤニクラとは違う心地よいクラクラ感を体感することができ、立っていられないような状態になる。
おそらくサウナ風呂マッサージにより全身の血流が一気に流れ、そこにアルコールとニコチンという有害物質を流し込むことにより、身体が一種の拒絶反応を起こしているのだろう。
もう気持ち悪くなる紙一重のレベルの気持ち良さだが、なかなか癖になる。

フラフラになったらお昼寝ルームに行こう。
何も気にすることなく圧倒的な睡眠が取れるだろう。
風呂上がりの昼寝ほど心地よいものはない。
あの起きた瞬間の休まった感覚はやはりスーパー銭湯でしか味わうことができない。
全身ボーッとしていて脳が回らない状態というか、子供の頃の寝起きの感覚を思い出す。
人間は心地よさを求めるためにいろんな手を用いて退化しようとしているのかもしれない。

その後はダラダラするなりさっと切り替えるなりなんでもいいのだが、スーパー銭湯の中にはそのまま宿泊できるという24時間営業的な場所も存在する。
もうどうにでもなれって感じる時はそのまま一泊してしまうと最高だろう。
飯だって風呂だって完璧なものが準備されているし、この空間には癒しを求めた善人しか存在しないのである。

こんなにも他人が交わる空間で他人を意識せず過ごせるは素晴らしい。
特に女性なんかがすっぴんでウロウロしてしまうと、普段は見せない姿にテンションが上がってしまう。
人間の素の姿が観れる場所ってのはスーパー銭湯か家ぐらいしかありえないのだ。
普段せかせかと働いていそうな人々もカッコつけて物思いに耽るわけでもなく、完全に油断のダラダラが見ることができる。
人類の理想的な空間がここには広がっている。

一泊するとなかなか不思議なテンションになる。
やることなんて特にないけど、それでもこの空間が延長できるというワクワク感でいっぱいになるのだ。
泊まる気ないのにスーパー銭湯きちゃって、ノリで止まっちゃった時なんか制限されたコンテンツが解放されたようで気分が高まる。

そして安定の睡眠を果たして夜は明けていく。
きっと心地よい睡眠を達成することができるだろう。
起きたらもう一回お風呂とサウナに行ってみてほしい。
特に朝サウナは非常にオススメである。
寝起きのうとうとの状態で監禁されると不思議なフワフワとした意識と無意識の奪い合いみたいのが発生して、この世とあの世の境目みたいな状態になる。
汗かいてきて辛いから出たいんだけど、眠たいし動くの怠いからじっとしていたいみたいな。

そしてもう一度水風呂に突入することにより、朝特有のモシャモシャ感が全て腫れてしまうのだ。
そのまま仕事に行ってもいいし、ゴロゴロしてもいい。
朝にサウナというのは一日中爽快感が続き気分良く日常を送ることができる。
風呂というのはやはり朝入るべきである。
僕なんかは外出時は必ずシャワー等でひとッ風呂浴びてから世の中に繰り出していくのだが、その爽快感の持続性はクセになる。
それがサウナを使って味わえるんだからこんな至福なことはない。

とにかく将来の夢は「スーパー銭湯みたいな家を建てること」に尽きる。
あれが家にあったらどんだけ楽しいことだろうか。
正しい金の使いどころってこれだと思う。
もしかしたら既存のスーパー銭湯たちもそういう金持ちたちの思いが発端かもしれない。
利益を上げるために一般市民に解放しているだけで、本来の建立の目的は金持ちの個人的な欲求に基づくものかもしれない。

早くあの場所に行きたい。

2018/10/05

仮想通貨でどんだけ損失を出したか回顧する

2017年末ごろから仮想通貨バブルというのが起きました。
2018年年明けとともにそのバブルは膨張していき各種メディアでは「億り人」とも名付けられ新たなテクノロジーと富裕層の誕生に、暗い現代社会に新たな投資コンテンツとして非常に注目されたものです。

しかし、そんなバブルもすぐさま崩壊。
記憶にも新しいcoincheckのXEM流出騒動。
そんな煽りを受けビットコインを始め各種仮想通貨たちは一時期の価値を一気に失ってしまいました。

僕もちょうどバブル天井で仮想通貨参入を決め、日々ワクワクな思いだったんですが、投資してからすぐさま崩壊という体験をしてしまい完全に損失を出してしまったトホホな小市民でございます。

しかし、儲けて売り抜けた話はネットの中でも多数ありますが、大損こいたエピソードたちはあまり聞かれないものです。
他人の不幸は蜜の味と形容されるように、世の中は人の不幸話が大好きなのにそういうお話たちはなかなか出てきません。
今回は、自戒の意味を込めて僕が仮想通貨でどんだけ損失したかについて書き連ねて生きましょう。

これが現在僕がコインチェックにて保有している全仮想通貨の推移です。
今年の1月始めに仮想通貨取引をなけなしのボーナス貯金25万程度でスタートさせています。
ビットコインを始めコインチェックで扱う各種仮想通貨を満遍なく
最初はもちろんバブルの恩恵を受けまして1週間程度で30万近くまで高騰し、約5万円程度の利益を手軽に得ることができホクホクの思いでした。

とある日のスクショ。XEMとLTCが一押し銘柄という先見のなさ。
 特に自分の中でアツかったのがのちに流出騒動から大暴落を起こすこととなるご存知・XEM。
そして、その送金能力の高さから、投機手段ではなく決済目的で伸びると絶大な信頼を置いていたLTCに絶大な信頼を寄せていました。

そしてネットの仮想通貨情報を読み漁り、ギャンブル性の高い「草コイン」という博打にも手を出してしまいます。
草コインというのはざっくり説明すると「まだ価値はないけどこのブームにより一晩で何百倍以上も価値を出す可能性のある2軍コイン」の総称であり、バブルの頃はそのような大化けコインが多数あったものですから、そちらにも全力投資していたのです。

草コインオールスターズ。現在は全て爆死しています。
 coinexchangeという海外の草コイン取引所を見つけ出し、コインチェックのライトコイン10万円分を全て草コインに変え、10銘柄程度を1万円分づつぐらい購入したのです。
もちろん現在は全て爆死しその価値は暴落しておりますのでいかに無策だったのか分かる画像です。

 そして皆さんご存知XEM流出。
僕は流出被害には幸い合わなかったのですが、その後コインチェックはXEMの取り扱いを停止いたしまして、5万円分程度保有していたのですが、その半額である2万5千円程度で払い戻しになるという価値半額でXEM取引はフィニッシュとなります。

そして各仮想通貨はその煽りを受け大暴落。
最初の画像のナイアガラっぷりからも分かるように一瞬にして30万程度の価値が3万程度まで落ち込み現在に至るといった具合です。

その頃には現実逃避を込めて仮想通貨にすっかり興味を失っておりました笑





そしてこれが2018年10月現在リアルタイムでの保有通過です。
各種通貨保有していたのですが、なんか整理したくなってビットコイン・ライトコインの2つに絞って頑張っています(というかコインチェックは取引制限があるのでこの二つぐらいしか購入できない)
30万分が3万円という凄まじい爆死具合ですがこれでもまだ第二のバブルを信じて保有していく所存でございます。

そして爆死に爆死を遂げた草コインですが、

 債務整理を兼ねまして各種草コインからは堂々の撤退。
なんとなくまだ好きなLTC・なんか伸びそうなEOS・そして国産コインでまだ運営が頑張っているNANJコインの三つに絞りまして細々とムーン狙いの保有をしている次第でございます。
これも10万円分が現在1万円程度まで大暴落していますのでコインチェック保有と同じような比率で損失でございます。

そのほかにも各種ICOや専用取引サイトでの草コインに手を出したりしてそのコインの行き先すらも把握できない自体となっており、多分その分たちで2〜3万円程度の損失を出していると思われます(もうどうせ損してるから追う気力もない)

ということでざっくりとまとめるとおおよそ25万円分の投資をして、現在保有額で4万ちょっとなので、20万円は確実に損をしているということができるでしょう。

まあこっからさらに化ける可能性もあればしぼんでいく可能性もあります。
しかし、通貨の価値が0になったわけではないので、ブロックチェーン技術というのはある程度優秀なものです。

こっからあの時のように短期的な爆跳ねは望めませんが、せめてじわじわと価値を戻し、プラマイゼロまではいってほしいものです。
これがブームに乗ったバカの顛末でございます。

2018/10/04

多分もう二度と出会えないであろう外国人たち

今の時代各種SNSで繋がりがあるし、若い人なんてのは幼少期からそういったものが整備されきった世の中なので、今まで出会ってきた人々全員をネット経由で探そうと思えば探せるみたいな人も多いんじゃないかと思う。

僕も高校あたりからmixiをはじめそういうネットにリアルが介入してきた世代であるし、ネットストーキング的に知り合いのSNSアカウントを特定したりするのが人には言えない趣味だったりする。
(最近だと電車でスマホ構ってる人の画面覗き見して、そっからそいつを特定して交友関係等調べて1人でニンマリするという陰湿で非生産的な趣味も覚えました)

まあ最悪ネット経由でそいつの現状が知れなくても地元の友人だったらそいつらをしらみつぶしに当たれば現状何やってんのか確認できるし、最悪、探偵とかそういうツールを利用することによって個人の現状特定は可能である。

しかし、それが短期間日本に滞在していた外国人ならどうだろうか?

ギョームくんという外国人が我が家にホームステイしていたのは僕が幼稚園に通ってたぐらいだったと思う。
父の会社の関係で1週間ぐらい我が家に滞在していた。
別に特別に何かするわけでもなく、「日本の一般的な家庭を知る 」みたいなコンセプトでの短期ステイだったんだと思う。

幼少期の思い出なのでそんなに記憶がないが、寿司を食べたことと一緒に家族でカラオケに行ったことを覚えている。
ギョームくんと話した記憶すらないし、そもそも日本語が通じたような気配さえもない。
というかギョームという名前自体フランス圏の人間の名前らしいし、日本人特有のカタコト英語で最低限のコミュニケーションみたいなレベルだったのかも怪しいのである。

こういう記憶の奥底にいる外国人を大人になってからふと思い出した瞬間に凄まじいノスタルジーを感じざるを得ない。
当時の記憶はほとんどないし、ギョームくんにとっても大した記憶になってないエピソードだと思うし、多分幼稚園児だった僕のことを記憶の片隅にもない人生を過ごしているだろう。
しかし、僕はギョームくんが今どうやって生きているのかが猛烈に知りたくなってしまうのだ。
もちろんこの広大なインターネットの世界でしてもそのつてはない。
実家に戻って、写真やギョームくんのフルネーム等分かる資料があればまだそれを元に具体的捜索可能なのだが、そこまで熱量を持って捜索する気概もないのである。

こういうふとした瞬間に「記憶の片隅にいたあの人」を思い出してしまうのが辛い。
子供の頃に出会い、どんな大人になっているのか想像もつかないあいつらというのが非常に魅力的なのだ。

もう1人記憶の中の外国人というのが存在する。
 これも同じく幼稚園の頃に出会った人で、確かベルギー人かスイス人かどっちかの同い年の女の子であった。
どっか外国に住んでいた子で、夏休みを利用して一時的に日本のおばあさんの家に滞在し、その1ヶ月程度の期間中、近所であった僕の通ってた幼稚園に国際交流も兼ねて通っていたというような具合だったと思う。

名前は「アンベルノ・リリア」みたいなノリの発音で、これでググっても人名らしきのは該当しないのでこういうノリの類似ネームだと思う。

彼女との個人的な思い出は外国のチョコレートをもらったぐらいしかなく、しかも、お菓子持ち込み厳禁の筈の幼稚園に、我が物顔で大量のチョコを持ち込む彼女の姿に、外国人のおおらかな感性を感じてしまっただけである。
幼稚園の村社会しか知らなかった僕が初めてグローバルな視点を持てた瞬間であろう。

そして僕の同級生にオオグニくんというやつがいた。
親が警察官で本人も幼稚園児にして柔道を嗜むという無骨な日本男児で、彼はリリアちゃんに完全に恋していたのだ。
リリアちゃんがやってくるとオオグニくんはモジモジしながらも接近し、彼女との異文化コミュニケーションを楽しんでいた。
おそらく言語は通じていなかったであろうが、個人的にはハチクロ的に「人が恋に落ちる瞬間を初めて見た気がする」という感情になったので、リリアちゃんという異分子の存在は、幼稚園児だった僕に新たな視点を授けてくれた点で感謝しかない。

しかし、前述したようにリリアちゃんの滞在は夏休みの1ヶ月程度。
オオグニくんがやっといい感じになってきたところで彼女との強制的な別れは避けられないものである。
最終日はリリアちゃんが外国のお菓子とポストカードみたいなのを大量に配って回っていたのを覚えている。
そして、一夏の恋に終止符が打たれようとしている男・オオグニくんは凄まじい号泣具合だった。

リリアちゃんがその後どうなっていたかも気になるし、オオグニくんも気になる。
オオグニくんは親が警察官で転勤族だったこともあり小学校に上がるタイミングでどっかに引っ越して行った。
中学ぐらいの時に、地元の新聞のスポーツ欄で柔道大会で優勝した記事を発見して以降は完全に消息を絶っている。
まあ、立派な警察官になってそうなことを期待したい。

そしてリリアちゃんはどうしているのだろうか。
僕はリリアちゃんという存在をオオグニくんの初恋を通してしか認識していなかったが、こういう存在というのが本当に気になって夜も眠れなくなってしまう。
彼女の場合はギョームくんと違って名前の正確性も一切ないので、もう消息を追える可能性も低くなるだろう。

こういう二度と会えない彼等というのは僕が死ぬまで人生の中で定期的に思い出してしまうんだと思うと胸が悲しくなる。
そして同時に彼等は「僕」という存在を記憶の片隅にもなく、認識せずに人生を送っていると思うと切なさが爆発する。
一方通行の記憶という要素は非常にエモーショナルを掻き立てられるものです。