2013/05/11

いわゆるアイツ等

夢とは不可解なものである。
記憶の再構築だとか、自分の深層心理を反映しているだとか諸説あるが、
自分でも発想できない事を勝手に脳内で放送する事があるのが更なる謎である。

夢には学生時代の友人が一番出てくる。
多分自分にとって一番楽しかった時期に逃避しているのだろう。
しかし、仲の良かった奴だけでなく、記憶の片隅にしかいないアイツ等も沢山出てくるのだ。
普段の生活で絶対思い出す事もない。
別のクラスの話した事も無い奴や、同じクラスでも存在をあまり認知していなかったアイツ。
夢の中でいたなあと思い出すのだ。
彼らは僕の記憶しているときの姿で元気そうに動き回っていた。
彼らの性格など知る訳が無い、夢の中では何故か必ず彼らが動き回っているのを遠巻きに眺めている笑

かといって起きたらそいつらの事はどうでも良くなる。
起きてすぐの夢を覚えているとき一瞬だけノスタルジーを思い出し、
夢の記憶は消去されすぐに現実へと呼び覚まされる。
これが深層心理を反映しているのだろうか。
夢で久しぶりに思い出すレベルの奴が心の奥底に引っかかっているとは考えづらい。

でも何故か夢の中でもアイツ等が出て来たところだけインパクトがでかい。
好きだった女の子でもなく、カースト的に意識せざるを得なかったリア充男子でもない。
夢でやっと思い出したアイツ等が出てくるのだ。
しかも全員笑顔
楽しそうにアクティビティに勤める彼らは微笑ましい 
この現象、非常に興味深い。

僕もアイツ等の夢の中でアイツ等として元気に走り回っていると思うと胸熱。




2013/05/10

ノーザンライトボム

久々に呑みにいった。
あまり呑める方ではないが今回は調子が良かった。
しかし、呑んだ次の日が微妙に辛い。
二日酔いで体調が悪い訳ではないが、集中できないみたいな感じ。
心ココにあらずというか常に嫌なぼーっとした感じが続く。
自分の体が凄い邪魔になってくる。
解脱したいみたいな感じである。
寝ようか

2013/05/09

炊飯器

朝起きるととても部屋が暑かった。

今日は気温がいつもより高いということもあるが、信じられない蒸し暑さだった。
最初こたつを付けっぱにしていたかと思い、確認してみるが電源は入っていなかった。
こたつって実は部屋全体にも保温効果があるので冬場などは良くつけっぱなしにしている。
春先とかにやるとその効果が実感しやすい。

カーテンを開けっ放しなので、太陽光の蓄積かと思ったがさすような暑さではなく、汗がダラーと出てくるようなものだったのでおそらく違うだろう。

窓を開け、風を招き入れ蒸し部屋からの逃避を図る。
清涼感につつまれつつ、空腹を感じる。
そういえば昨晩、ご飯をたいていたのだ。
昨日の自分に感謝しながら食事の準備に取りかかる。
白めしに冷凍弁当。偏り無く栄養がとれる我が家の一番の贅沢品。
レンジで弁当を四分ほど暖める。解凍していくにつれ、食事のにほいが漏れてくる。
空腹な事もあり、時間の進みが遅く感じる。
先に米だけでも食べて待っとこうと思い、炊飯器の前に茶碗を持っていく。

そのときであった。

蒸し暑さを局所的に感じる。
熱源はココだったのだ。
炊飯器の保温が部屋全体を嫌な暑さに仕立て上げたのだ。
なかなかの盲点であった。
こんな小さなものなのに部屋全体を支配する熱を発生させるなんて。 

意外にこの機械、侮れない。

しかし、冬場なんかに持ってこいかもしれない。


2013/05/08

桐島が部活を辞めるだけの話

映画の「桐島、部活やめるってよ」を見た。
盛り上がりも無く退屈な映画だと思った人は多分心の奇麗な人間だと思う。
純粋過ぎて笑っちゃうぐらい。
多分僕とは友達にはなれない。自分が劣等感で嫌になるから笑
でもそういう人も僕の事をくだらないと思うし、ましてや興味を持つ事もないと思う。
これはそんなこっち側の人間のために作られた映画だ。

この映画の凄いところはその人の感想をきくだけでどのような青春を送っていたかが分かるところである。
だからあんまり仲良くない人とこの映画についてガッツリと話す事はできないだろう笑
学校生活にあるリアルな痛みとか目を背けたくなるような事実をフィクションとして受け入れられるか否か。
僕は受け入れられませんでした笑
登場人物の中に自分の要素を探してしまう。
共感というか、グループ間にある見えざる壁や段差に気づいてしまう。
あのイヤーな感じがコレでもかと言うぐらいに。

この映画はキャスティングも素晴らしいし映画の作りも工夫しててなかなかいい。
でも一つ何かな〜と思うならば、桐島クンの存在がファンタジー過ぎるところである。
まあ桐島クンは神でないとこの話は成り立たないからしょうがないのだが、
それ込みでも「さすがにそんな奴いねーよ」と思ってしまう。
決して姿を現さない彼が実在するとは思えないトンデモキャラ設定なのだ。
帰宅部連中とつるむ姿が想像できない。
他の人物はリアリティ全開なのに彼だけ一気にファンタジーすぎてそのギャップがなんか違和感を感じてしまった。

グッと来たシーンは映画部役の神木くんが映画悲報を読みながら相棒を待っているシーン。
うしろにいる女の「聴かれてんじゃね?」という会話のあの感じがやばい。
その後にある「おまたー」からの一連の流れ。
「俺が監督だったらあいつらは使わないね」と発言するものの、直接には「俺ら馬鹿にされてるよな。仕方ないけど」という会話は絶対しないあの感じ。
あと自分たちが出来ない側と自覚しつつも、出来ても意味が無いと自分に言い聞かせるサッカー終わりのシーン。
プライドとあきらめのせめぎ合いが見てて自分過ぎて死にそうになった。

あと死にそうになったのが橋本愛ちゃんが実は帰宅部のリア充とつきあってたシーン。
映画のキャラとしては橋本愛ちゃんはリア充の極みといったところ。
カースト最上位に属しつつも客観的な目線を持ち円滑に過ごすことに勤めれるし、底辺の神木くんとも会話する。そして部活もそつなくこなす。
神木くんに感情移入しているとまさに女神とったところ。
自分と同じ映画を見てると言う事実だけで自分寄りの人間だと勝手に思ってしまう。けど彼女の事情を汲み取れない。
映画館のシーンをみると神木くんとはくっつくことは無いがこっち側にも理解ある女子といったところ。
自分もつられて勝手に味方だと思い込んでいた。
でも結局はやること隠れてやっちゃてる感じが悲しかったね。
裏切られたと勝手に思ってしまう。別に彼女もそんなつもりないのに。 
丁寧に伏線もしいてて、それが分かっときの自分の滑稽さたるや。
自分の実体験と重なり辛さ倍プッシュ

この映画を見て言える事は、とりあえず語りたくなるって事です。 

桐島、部活やめるってよの本編はこっち